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そしてシューマン沼へ

最近、シューマンがとても好きになりました。
亀井さんが「最近はシューマンとメンデルスゾーンを勉強している」と仰られてたので、そろそろシューマンについて勉強するか~と思いつつも重い腰が上がりませんでした。
そんな私が今はシューマン沼に片足つっこむくらいになっています。
自分自身の整理のためにもその軌跡を書いておこうと思います。


沼レベル0

きっかけは、ヴィンセント・オンさんがアンコールでシューマンのアラベスクを弾いたと知ったことでした。
シューマンのアラベスクってどんな曲だったっけ??と思って聞いてみたところ、何て綺麗な曲なんだろうと感動し、シューマンの曲をもっと聞いてみたくなりました。
シューマンって今までそんなにたくさん聞いてきてなくて、曲もあまり知らないんです。
たぶん、ショパンがシューマンにちょっと引き気味だった?ということに起因するような気がしてます。
(この理由、自分自身はしっくりくるけど、他の人には理解不能かもしれないです‥)
シューマンはショパンの才能を高く評価し、ショパンのことが大好きだったようなのですが、ショパンは普通に友情を感じていただけのようなんですよね。
シューマンから献呈された『クライスレリアーナ』の返礼として、ショパンは『バラード第2番』を献呈しました。
ですが、これにはエピソードがあって、親友であったプレイエルに元々『プレリュード集』か『バラード第2番』を献呈するつもりで、プレイエルが『プレリュード集』を選んだので、残った『バラード第2番』をシューマンに献呈したそうなんです。シューマン、不憫‥‥
そんなわけで、私がわかるシューマンの曲といえば、『子供の情景』『ピアノ協奏曲』『献呈』(これはシューマンというよりも、リストなのかもしれないけれど「ミルテの花」も大好きです)くらいしかありませんでした。
(たぶん他にも色々聞いてるとは思うのですが、曲を聞いてシューマンだとわかるのは上記くらいだと思います‥)
これはシューマンを殆ど知らないと言っても過言ではないです。

沼レベル1

そんなこんなで、他のシューマンの曲も聞いてみようと検索してみました。
すると、ヴィンセントさんの演奏する『ダヴィッド同盟舞曲集』にたどり着きます。
これが沼への第一歩でした。
この曲、本当に面白いんですよ。曲によってキャラクターが違って、聴いていてわくわくします。
ヴィンセントさんの表現力も相まって、何て面白い曲なんだ!と前のめりで聴いてしまいました。


沼レベル2

シューマンの曲の面白さを知ったので、AIにシューマンの曲のおすすめを聞いてみることにしました。
すると、ピアノ曲として以下をあげてくれました。
◆《幻想曲 ハ長調 Op.17》
◆《謝肉祭(Carnaval)》
◆《クライスレリアーナ》
◆《アベッグ変奏曲》

この中から、まず「謝肉祭」を聞くことに。おすすめしてくれたときに「シューマンに慣れるのにぴったり」と言ってくれたので、入門として良いかなと思いました。
ルービンシュタインさんの演奏で聴いたのですが、これもまたとても面白くて楽しい曲でした。21曲(19曲とカウントするものもあるようです)の短い曲で成り立ってるのですが、それぞれキャラクター性が異なっていて、次はどんな曲なんだろう?この曲はどんなモティーフなんだろう?とわくわくしながら聞きました。
色んな曲がつまったおもちゃ箱のようでとても楽しいです。
途中にChopinって曲も出てくるんですよ~(no.12)。ショパンっぽい雰囲気が出ている美しくて優しさが溢れてる曲です。ノクターンっぽさを感じます。ショパンへのオマージュなんですね。シューマン⇒ショパンへの愛が深い!
最後の曲が『ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進』という曲なのですが、堂々としていて躍動感のある曲で大好きです。
で、曲名を見て「ん?!」と思ったのです。
ダヴィッド同盟」って『ダヴィッド同盟舞曲集』の「ダヴィッド同盟」と同じなのかな??!
AIに聞いてみました。

『ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進』の「ダヴィッド同盟」って『ダヴィッド同盟舞曲集』の「ダヴィッド同盟」と同じなの??に対する回答

自分の中に架空の芸術家集団を作り出してる??しかもその同盟の中にシューマンの中の2つの人格がメンバーとして存在する??!!
????????!!!!!!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?
え、何それ、好き‥!!!!!!!!

沼レベル3

シューマンって肖像画の印象から気難しい天才ってイメージを持っていたのですが、超絶オタクだったの??!!もっと早く知りたかった。このエピソードを知っていたら、どの年代の私だって絶対好きになる!!!!!
ということで、まず色んな人の「謝肉祭」を聞くところから始めました。
先にあげたルービンシュタインさん、クラウディオ・アラウさん、ホロヴィッツさん、ミケランジェリさん、アルフレッド・コルトーさん。
どの演奏も甲乙つけがたいほど好きです。
AIが「フロレスタン」「オイゼビウス」(※シューマンの2つの人格の名前)が最もはっきり表れる曲としておすすめしてくれた一つである《クライスレリアーナ》も聞きました。
控えめに言って最高‥‥
最初におすすめしてもらったときに、《クライスレリアーナ》のところに(刺さったらシューマン沼)って書かれてました笑
そんなわけで、無事にシューマン沼に片足つっこみました。

そして底なし沼へ

これらの曲を中心にシューマンの曲ばかり聴いてる中で、亀井さんが弾いたらすごく面白いだろうなぁ、楽しくってずっとドキドキワクワクしてるんだろうなぁ、聴いてみたいなぁと思っていました。
あの高い表現力と豊かな音色で演奏されたら、絶対に素敵じゃないですか!
亀井さんのシューマン、特に「謝肉祭」聴きたいな~と思っていました。
そしたら、何と4月のリサイタルで弾くというじゃないですか!!!!!
しかも私が大好きな「献呈」もプログラムの中に入っていて、大混乱の極みでした。
何なら今も大混乱中です。本当にこれは現実なの?!私が生み出した妄想の中の話で目覚めたら夢だったっていうオチじゃないよね??と心配してます。

シューマン=リストの「献呈」は弾く人によって素敵度が大きく変わると思っていて、素敵な演奏だとうっとりするような美しいメロディーなんですけど、そうじゃない場合はガチャガチャして何だか取っ散らかった感じに聞こえます。
亀井さんの演奏する「献呈」は絶対に素敵なことは確実なので、どんな「献呈」が聴けるのか今からとても楽しみです。
甘すぎず、爽やかで可愛らしい感じかなぁと想像を膨らませています。
シューマンもリストも普段はあまり聞かないのに(リストで鬼リピするのは亀井さんの演奏だけです)、「献呈」だけは大好きでよく聴いてます。
クララ版の「献呈」も大好きで、弾いてみたいのですが、なかなか楽譜が見つからないのですよね。
リストの編曲を聞いてクララが激怒したという話ですが、確かにクララの編曲を聞くと、リスト版はリストらしく音数が多いなと感じます。
でもそういうリストの曲を途轍もなく素晴らしく弾くのが亀井さんなので、世界で一番好きな「献呈」が誕生しそうな予感です。楽しみ!
そんなわけで、亀井さんのシューマンを聴いたら、確実に沼に落ちていくことは約束された未来なので、楽しんでシューマン沼に沈んでいこうと思います。
まさか自分がシューマンにはまる日がくるとは思っていませんでしたが、何が起こるかわかりませんね。この先の未来も何が待ち受けてるのか楽しみです。

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