“シグマfp” の素晴らしさをお伝えしたい!
カメラ選びに正解があるとすれば、「自分にとって気持ちよく使えること」がひとつの答えかもしれません。便利なだけではなく、軽いだけでもなく、写りがいいだけでもない、どこか感覚にフィットする。そんな一台を、私は探していたのかもしれません。
現在、巷では「シグマBF」、「ニコンZ5Ⅱ」、「パナソニックS1Ⅱシリーズ三兄弟」など、最新機種の話題で持ちきりですが、私は敢えてこの時代に「シグマfp」の素晴らしさをお伝えしたいと思います。
主な製品仕様
画像処理エンジン:TRUEⅢ
センサーサイズ:フルサイズ
有効画素数:2,460万 画素
連写性能:18 コマ/秒 (電子シャッターのみ)
シャッタースピード:1/8,000〜30 秒
ファインダー倍率:ー (ファインダーなし)
モニター:3.15型(インチ)、210万ドット、固定式
記録メディア:SDカードSD UHS-II 、シングルスロット
サイズ:112.6 × 69.9 × 45.5 mm
質量:370 g (バッテリー、記録メディア含めず)
カラーバリエーション:ブラック
発売日:2019年10月
新品価格:18〜20万円
中古価格:11〜13万円
メカシャッター、ファインダー、可動式モニター、
いろんなものが省かれてますね。
手ぶれ補正もありません。
潔さが素敵です。
中古だと10万円とちょっとで
フルサイズミラーレス機が手に入るのですから、
驚愕ですね。
外観・デザイン

まさに「Simple is best」。
手にするとひんやり冷たく、
重厚感を感じます。
「いいモノ」を手にしていると感じるのです。
価格帯や方向性は違えど、
M型ライカや富士フイルムのX-Eシリーズに
通ずるものがあると思いました。

前面に「SIGMA」の社名ロゴはなく、
「fp」製品名の文字が控えめに刻印されているのみです。
操作性・使いやすさ

「CINE(動画)↔︎STILL(写真)の切り替えスイッチ」があり、
それぞれ独立して設定することができます。
前ダイヤルには各種機能を割り当てられます。
ヒートシンクがある為、
熱停止しにくくなっています。

また、「後ダイヤル」は十字キーにもなっており、
フォーカスポイント移動、
フォーカスポイントサイズ、
フォーカスモード(AF-S、AF-C)選択など、
各種設定を割り当てることができます。

小さいものの親指のひっかかりがよく、
持ちやすい設計になっています。

バッテリーと同室に格納されます。

「コンデジ並み」とまではいかないまでも、
非常にコンパクトで、
とてもフルサイズセンサーを積んでいるとは思えません。
カスタマイズ
カスタマイズというほどではないのですが、fpの為に買い揃えた製品をご紹介します。

瞬時にストラップを着脱でき、重宝しております。

軽いお出かけの時はハンドストラップをつけて、
気ままにパシャパシャとスナップします。
速写にはハンドストラップが
いちばん向いていると思います。

肩から斜めがけしています。
また、上記以外にも予備バッテリー1個と、中望遠レンズの「90mm f2.8 DG DN」を追加購入しました。
気になるところ
オートフォーカスが弱く、AF-Cは実用レベルではない
ダイナミックレンジが狭く、白飛びしやすい
メニュー画面が古い設計で、少し分かりにくい
でもいいんです。
そういうモノだと思って受け入れましょう。
以下、受け入れる上での参考です。
逆にAF-Sは早く、正確です。
動き物の撮影は、諦めるか他のカメラに任せましょう。逆に黒つぶれはしにくいので、アンダー目に撮るよう心がけましょう。
慣れるまで耐えで下さい。
最初は戸惑うかと思いますが、
頑張って1週間使い続けて下さい。
1週間耐えられれば、
上記など些細なことで、
もっと大切で楽しいことがあることに気づくはずです。
作例
以下、シグマfpで撮った写真です。

キットレンズにもなっている45mm F2.8 DG DNとの組み合わせで撮りました。まるでオールドレンズのようなやわらかい描写をします。逆光下では嫌味のないフレアが出るので、味方につければ変わった一枚に仕上げられるでしょう。日本家屋や、古い街並み、骨董品などをfpで撮ると、なんともノスタルジーな雰囲気になります。

撮影時、アスペクト比を変えることができます。上の写真は「1:1」で撮りました。他にも「3:2」、「4:3」、シネマライクな横長の「21:9」、「16:9」でも撮ることができます。
色はバラの赤と、葉の緑が鮮やかに出ています。ボケは優しくふんわりしており、24mmまで寄れるのでf2.8とは思えないほどのボケ量を得られます。

中望遠の90mm f2.8 DG DNとの組み合わせで撮りました。45mm F2.8 DG DNに比べ、絞り全域でくっきりシャープに写ります。

カラーモードを「シネマ」にしました。その名の通り、古い映画のワンシーンのような雰囲気に仕上げてくれます。
まとめ
細部にまで「自分の意思」を反映できるこのカメラは、使い手の感性や撮りたい気持ちと、静かに向き合ってくれる存在です。
便利さや効率が優先される時代にあって、fpは“撮ること”の原点を思い出させてくれる。
ゆっくり、じっくり。自分のペースで写真と向き合いたい人にこそ、手に取ってみてほしいカメラです。
ロングバージョンをBlogに掲載しております。
お時間がありましたらコチラもご参照いただければ幸いです。
