見出し画像

久しぶりに写真家アニー・リーボウィッツを検索したら・・・

フォトグラファーで講師の高澤です。先月、ミュージックフォトをテーマにした講座を作った際、久しぶりにアメリカの超有名写真家アニー・リーボウィッツについて検索したら、彼女のオンライン講座の紹介動画がヒットしました。

どうやら、Master Class (マスタークラス)というアメリカの各界の有名人の講座を配信するサイトの紹介動画の様で、そこにアニー・リーボウィッツの講座もあるみたいです。

その3分の動画の中でも『(ポートレートの)アイディアは撮る人物から発散される』『人を撮るということはその人を通して、歴史や文化や社会を撮ることなの』など、彼女らしい言葉を聞けるのですが、この動画を観て久しぶりにアニー・リーボウィッツのドキュメンタリー映画『Life through the Lens レンズの向こうの人生』が観たくなりました。

2006年製作のドキュメンタリーです

久しぶりに観てみると、アニーの”生ける伝説”っぷりがよく理解できます。ローリング・ストーン誌でヒッピーカルチャーやロックバンドを撮り始め、ハンター・トンプソンやローリング・ストーンズに取材同行してドラッグ中毒になり、ジョン・レノンが射殺される数時間前に彼の伝説的なポートレートを撮影し、ローリンング・ストーン誌を離れた後はヴァニティーフェア誌でファッション路線で活躍する・・・とここまでが半生です。アメリカだけに留まらず、70年代以降の世界の商業写真を最前線でリードしていた様に思います。

内容が難しくて何度も挫折してます

そして、もう1つ面白い点がアニーのプライベートな側面で、彼女のパートナーは『写真論』で有名な作家のスーザン・ソンタグでした。二人の関係は『言葉と映像』や『作品と批評』の様な関係で、精神的にお互いを高め合っていた様です。90年代、スーザンが商業写真として絶頂だったアニーを一人のフォトジャーナリストとしてサラエボ紛争に連れて行ったエピソードはとても興味深いです。2004年にスーザンが亡くなるまで二人は共に過ごしたそうです。

『可能な限り最高の写真を撮るには、その被写体に入り込む必要がある。近いものを撮るのが一番いいの。被写体の一部になる』

『詩やその人の何かを映像に投影できるんだとね。写真に反映できる』

『私は被写体の小さな一部を切り取ってるの。ほんの一瞬をね』

アニーのポートレートに関するとても印象的なフレーズが散りばめられたドキュメンタリーなので、まだ観ていない方には是非オススメの一本です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!