見出し画像

絵本はいつだってウェルカム:「何歳でも読み聞かせで育つ親子の絆」

(読了目安)約5分





【この記事から得られること】


①読み聞かせは「いつから」「何歳まで」を気にしなくてよい理由が分かります
②忙しくても続く「1日5〜10分のやり方」が見つかります
③語彙だけでなく、気持ちの育ち(共感・自己表現)につながる声かけが分かります

【こんな人に向けて書きました】


・「うちの子にはまだ早いかも」と迷っています、、
・「もう大きくなったから…」と、やめ時が分からなくなっています、、
・やりたい気持ちはあるのに、忙しくて続きません、、

結論から言うと、読み聞かせはいつ始めても遅すぎません。
大切なのは「毎日きっちり」より「戻ってこられる形」を作ることです。



①なぜ「いつからでもOK」と言えるのか


「読み聞かせって、本当に意味があるの?」と思うのは自然です。効果が目に見えにくいからです。
ただ、東北大学の研究では、約3万6千組の母子データを用いた解析で、絵本の読み聞かせ頻度が高いほど、3歳時点の発達スコアが※5つの発達領域すべてで高い傾向が示されています。さらに、読み聞かせ頻度が高い家庭では、親子のスクリーンタイム(スマホやテレビなど)が短い傾向も確認されています。

※補足:5つの発達領域とは
①言葉(コミュニケーション)
②体の大きな動き(粗大運動)
③手先の動き(微細運動)
④考える力(問題解決)
⑤社会性と生活力(個人-社会)

絵本の読み聞かせが子どもの発達全般に好影響を与える... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

東北大学

②語彙(ごい)だけではない、読み聞かせの3つの力


絵本の良さは、語彙が増えることだけではありません。日々の親子関係に直結する力があります。

(1)言葉のバリエーションが増える
日常会話では出にくい言い回しや表現が、自然に入ります。

(2)気持ちの練習になる
物語の中で、嬉しい・悲しい・悔しい・怖い・安心する、を疑似体験できます。
「気持ちを言葉にする」経験が増えるほど、子どもは自分の内側を整理しやすくなります。

(読み終わった後の声かけ例)
・この子、今どんな気持ちかな?
・ここ、びっくりした?それとも嬉しかった?
・もし自分だったら、どうしたい?

(3)親子が落ち着く時間になる
同じページを見て、同じ声を聞く。
この「同じリズム」が、忙しい毎日の中で親子の安心を作ります。


③忙しくても続けられる「寝る前5〜10分の形」


続かない理由は、意志の弱さではありません。やり方が重たいだけです。
まずは迷わないように、形を1つに絞ります。

(寝る前の形)
・表紙を見て一言(例)「この絵、いいね」
・1ページだけ読む(全部読めなくてOK)
・最後に一言だけ聞く(例)「好きな絵はどれ?」

これで十分です。
「1冊読まなきゃ」をやめると、続けやすさが一気に上がります。

東洋経済オンラインでも、寝る前の短時間の読み聞かせが、ほとんどお金をかけずに実践できる習慣として紹介されています。

「読書好きの子」の親が共通でやっていること 高校生では2人に1人が本を読んでいない | 子育て | 東洋経済オンライン

東洋経済オンライン

(続けるコツ)
・同じ本が続いてもOK(むしろ安心材料になります)
・読む人を交代する(ママパパ、祖父母でもOK)
・図書館でまとめ借りする(家が本で埋まらず、コストも抑えられます)




④よくあるつまずき(Q&A)


Q:0歳でも意味はありますか?
A:あります。反応がはっきりしなくても、声・リズム・視線の共有が「親子のやり取り」になります。まずは表紙を見せて、短く読めば十分です。

Q:途中で飽きます。最後まで聞けません。
A:最後までを目標にしなくて大丈夫です。飽きる前にやめても「一緒に見た」という感情や記憶が残ります。1ページ方式に切り替えると負担が減ります。

Q:忙しくて毎日は無理です。
A:毎日でなくて大丈夫です。大事なのは継続です。負担の少ない形にすると、結果的に続きやすくなります。



⑤絵本で広がる未来


読み聞かせは、将来の学びにもつながる可能性があります。

・言葉が増える
・気持ちを言える
・親子の安心が増える
・スクリーン時間が短くなりやすい傾向がある

海外でも、幼い子どもへの読み聞かせを促す取り組みが続いています。フィンランドのReading Centerによる「Read Aloud」イニシアチブは、0〜8歳の子どもと家庭に向けて、読み聞かせを促進する仕組みを整えています。

Read Aoud - フィンランド読書センター

フィンランド読書センター


⑥まとめ(今日からの一歩)


読み聞かせは「いつから」「何歳まで」を気にしなくて大丈夫です。大切なのは回数より、親子が続けられる形を作ることです。
東北大学の研究では、読み聞かせの頻度が高いほど、3歳時点の発達スコアが言葉・運動・考える力・社会性など幅広い領域で高い傾向が示され、スクリーンタイムも短い傾向が報告されています。
読み聞かせの効果は語彙(ごい)だけではありません。物語を通して気持ちを想像し、言葉にする経験が増えることで、共感や自己表現にもつながります。さらに、同じページを見て同じ声を聞く時間は、親子の安心を作ります。
忙しい日でも続けるコツは「形」を軽くすることです。寝る前に、表紙→1ページ→一言の声かけ、これだけで十分です。


もしよければ、コメントで1つだけ教えてください。
これまで「お子さんが一番反応した絵本」はどれでしたか?



いいなと思ったら応援しよう!