【大人のピアノ】ピアノ教師の指導法:④「幻想即興曲」を独学で弾くアマチュアさんたち
前回の記事:
実際に、私がピアノサークルやピアノ会やオープンマイクに参加していた2010年代の中ごろに、
「ショパンの幻想即興曲を弾きたくて、無経験からピアノを習い始めました」
と言って、みんなの前で幻想即興曲を10分かけて弾き切った女性が実際にいたんですよ!
私はビックリしましたが、同時に感動しました。
10分もかかったことを笑うんですか?
アマチュアの演奏を笑うピアノ教師は、ピアノ教師失格です。
ところが、
彼女から聞いた話に、私は愕然としたのです。
「幻想即興曲を弾きたいから教えてほしい、とレッスンを受け始めましたが、最初の2年間は、バイエルなどの基礎ばかりでした。
3年目になっても、まったくやらせてもらえる気配がなかったので、
もうレッスンを辞めようかな?と思い始めたら、
先生も私の気配を察知したみたいで、
そこからようやく、幻想即興曲を弾くことができるようになったのです。
今は、レッスンに通って5年目です」
と彼女は言いました。
ひどい話じゃないか!
と私は思いました。
お金を運んで下さるお客様が「幻想即興曲を弾きたい」と言っているのに、
バイエルみたいな基礎ばかりを2年以上もやらせているのは、
詐欺じゃないか!?
どうして初回のレッスンから、お客様が幻想即興曲を弾くお手伝いをしないんだろうか!?
この女性は、「幻想即興曲」を弾きたいのに、2年以上もバイエルに月謝を払い続けたんですよ。
裏から見れば、ピアノ教師は、「幻想即興曲」を弾きたいピアノ初心者のこの女性から、バイエルで2年以上もお金を巻き上げ続けた!
ところが、
すでに2010年代から、無料動画を視て独学を続けたり、本当のピアノの先生から良い内容のレッスンを受け人たちが、「1年間でショパンの〇〇を弾けるようになった」演奏動画を続々と上げはじめていました。
当時私は、世界中の多種多様な人たちがアップする「1年でショパンの〇〇」演奏動画を視ながら、私が子ども時代に受けたピアノ教育の効率性や効果について、ますます疑念を深めていったのでした。
実際に独学でショパンの「幻想即興曲」を披露する沢山の人たちのなかから、
ほんの2人ですが、以下に彼らの演奏動画を貼り付けます。
とくに、どうやって「幻想即興曲」を練習したか?
の説明が、非常に興味深いです。どうぞ!(日本語の字幕など有るとおもいます)👇
①全くの楽器初心者から、1年間ピアノを独学して「幻想即興曲」のAパートを演奏する人👇
②この人は、ギター経験が有り、ヤマハのMXピアノシンセを持っている、楽器経験者で、風貌や服装から、おそらくメタル人でしょう👇
👆この二人の動画を視て、みなさんは、どう思いました?
👆まず、①の人は、ピアノを始める前の楽器経験は全くのゼロと語っています。そして、きょうだいから電子キーボードを借りてのピアノスタートだったそうです。いわゆるズブの音楽素人さんだったわけです。それが1年で「幻想即興曲」のAパートをここまで弾けるようになったことを、どう思いますか?
👆「こんな動画はニセモノだ!」「彼はウソをついている!」という批判コメントは、この人に限らず、「1年でショパンの〇〇」演奏動画を上げた人たちは、多かれ少なかれ受けています(私が視た限りの動画では)。
そして、そのようなネガティブなコメントを書く人たちは、共通してクラシックピアノ経験者で、彼らのコメントの書きっぷりに、イヤミな性格の悪さが出ています。
👆ところが、ズブの音楽素人に限って、音楽経験者がビックリ仰天するようなことを、知らずにやってしまうことが往々にしてある場面に、私は出くわしてきました。
たとえば、ズブのピアノ素人が、幼稚園教諭のピアノ試験のために必死で練習して、試験の当日、半音ズレたキーで完璧な演奏をして試験官にビックリ仰天された、とか。 彼女は、猛練習する間に知らないうちに半音ズレたキーで練習していたことに気がつくことなく試験に臨んだという。
それから、グランドピアノでホールトーンスケールを絶妙な感じでつまびきながら自作の物語を語ったオープンマイク参加者に、「現代音楽が好きなんですか?」と聞いたら、彼女がビックリして「私ですか?私、ピアノなんて弾いたことないんですよ!ただ、今日は、いつも持参するカスタネットを家に忘れてきたので、ピアノをカスタネット代わりに叩いただけなんですけど」とか!
👆こういう人たちに出くわすうちに、私は、
「実は、幼い頃からピアノを習ってピアノ漬けだった人たちのほうが、音楽的におかしくされてしまったのではないか?」と思うようになりました。
👆つまり、幼いころからピアノ教育に染まってしまうと、かえって「音楽的な発達障害」を脳に発症してしまうのではないか?
ということです。
👆さらに、「音楽的な精神障害」の発症も疑われます。
というのは、ピアノコンクールの審査員のごとく、人の演奏を重箱の隅をつつくように聴いて、人の演奏のアラばかり探すスタンスは、ピアノ教育を受けたことによる精神障害のひとつではないでしょうか?
👆ピアノ教育による「音楽的な脳の発達障害」の最たるものが、「楽譜がないと弾けない」「即興演奏が全くできない」ことです。これは、「音楽的な人間脳」の発達が著しく阻害されてしまったからではないでしょうか。いうなれば「調教師に鞭で調教されたサーカスの動物」の脳しか音楽的に育たなかったといえます。
👆この最たる症状が、ピアノ教師なのに、自分の演奏動画を上げようとしないで、文章や「教材」ばかりをネットに上げているピアノ教師たちだと思います。 このネット動画全盛の時代にですよ、いちばん自分の宣伝になるピアノ演奏動画をぜんぜん上げないかわりに、やれ「フォルテッシモの弾き方」やら「ペダリング」やら「歌うように」やら、言葉の説明ばかりの記事をアップしてばかり。 「人を見る時は、その人の言葉ではなく、その人の行動を見よ」といわれますが、そのとおりで、こういった「ピアノ教師」は、文章能力や教材の編集能力のほうが、自分のピアノ演奏より自信があるという、彼女たちの本音が行動に如実に表れているのです。
👆冒頭のアマチュアさん2人についてもっと書きたいことがあるんですけど、今回もすでに長くなったのでこのへんで次回にします。
👆かくいう私も、「言うだけ先生、書くだけ先生」みたいにはなりたくないので、次回の記事までは、私の「なんちゃってジャズ」目線の「幻想即興曲」の仕込み(←笑)をお楽しみください。「なんちゃって」でも一応ジャズ目線なので、クラシックピアノ練習とは全く違うアプローチをとっていますから、クラシックピアノ教師のみなさんの参考には全くなりませんよ👇
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~ピアノ方丈記~
