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【独学ピアノ】「移動ド クロマティックソルフェージュ」について(その①)

私が独学で工夫して実践しているのは、相対音感による移動ドと、クロマティックソルフェージュをくっつけて、12キーのそれぞれで使うという、「移動ド クロマティックソルフェージュ」です。

私は、音楽の専門教育を受けていない音楽素人ですが、ネットの動画やサイトで無料で手に入る情報をもとに、「移動ド クロマティックソルフェージュ」を自分で工夫して、実際に使うようになり、個人的にとても便利だと感じています。

「ソルフェージュ」というと、通常は「固定ド ダイアトニックソルフェージュ」のことだと、私は思っています。
「ダイアトニック」は「7音の」の意味で、つまり「ドレミファソラシド」のことです。
そして、「ダイアトニックソルフェージュ」は、ほぼ例外なく絶対音感(固定ド)ベースだと思います。私が子どもの頃にやらされたソルフェージュがそうでしたから。
ですから、
巷のピアノ教室で教えられているのは「固定ド ダイアトニックソルフェージュ」です。

これに対して、「クロマティックソルフェージュ」とは、このブログの記事シリーズ『「ネコふんじゃった」が笑ったよ』(👈リンクです)で扱った、オクターブ内の12音すべてに、「ドレミファソラシド」各音に#や♭が付いた音の名前を含めて、呼び名をつけて行う、半音階刻みで歌えるソルフェージュです。

「クロマティック」は、もともと「色」の意味で、「クロマティックソルフェージュ」は、ダイアトニック音に#や♭で色付けされた「オルタード音」を含めた、12音をカバーするソルフェージュです。

プロやピアノの先生を含めて「クロマティックソルフェージュ」をやったことがない人がほとんどではないかと思います(だって、少なくとも私が「クロマティックソルフェージュ」についてネットで調べていた2010年代に、「クロマティックソルフェージュ」について書いているサイトや動画がほとんど無かったので)。

ところが、
今から半世紀以上も前の1960年前後に、東京のとある公立小学校の音楽の授業で、クロマティックソルフェージュが教えられていた!
という事実を私は知りました。
詳しくは、
この記事シリーズに書きました(👈リンクになっています)。


固定ドの「クロマティックソルフェージュ」については、今から6年以上前の2010年代に私が調べていた当時、ネットのサイトや動画でチラホラありました。
私が当時視ていたのは、「クロマティックソルフェージュ」の本『Modus Novus』を実際に歌ってみた、こんな動画でした👇

👆『Modus Novus』は、現代音楽の無調の作品の音の把握に役立つ本として、現代音楽で使われているみたいです。

そして、6年以上前の当時、私は、「クロマティックソルフェージュ」の音の呼び方を、以下の方たちの動画で知ることができました。今でもこのお二人に感謝です!👇

👆私は、このお二人が動画で紹介している12音の呼び方を、スケールとモードを覚えるために「移動ド」で使い始めました。

今では『Modus Novus』を使ってクロマティックソルフェージュを紹介する動画も出てきていることを、今回久しぶりに検索して知りました。

その頃に、私が自分の考えをまとめるために書いた記事が、2019年2月3日にアップした、この記事でした👇


ちなみに、
ネットでポチった『Modus Novus』は、さいしょのうちは歌ってみたりしましたが、50代前半だった当時、すでに私の「ドレミファソラシ=CDEFGAH」の絶対音感(=固定ド)は、半音~全音ズレてしまっていて、『Modus Novus』をやるのが苦痛に感じて、やめてしまいました。

そして、
中年以降に絶対音感(固定ド)が半音~全音ズレたのは、私に限ったことではないということも、知るに至りました。

50代前半の頃に参加していたピアノ会で、私のように「子どもの頃に持っていた絶対音感(固定ド)が、最近半音~全音ズレてしまった」と語る女性とご一緒したことがありました。

また、
松任谷正隆さんが「最近絶対音感がズレた」と語っているネットのインタビュー記事を見つけました。
これは大変なことです! あの松任谷正隆さんがですよ! 大学時代からずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと音楽業界にドップリ浸かって、「カーグラTV」(←当時毎週視てました)以外はユーミンの音楽の制作に没頭邁進してきた、あの松任谷正隆さんをして、中高年になったら絶対音感がズレたという。
それをアッサリ公表してしまう松任谷正隆さんの度量の大きさというか、そんなことでは微塵(みじん)も揺るがない地位というか!もう畏れかしこまりましたよ!

さらに、私が視だした当時は「登録者数10万人が目標!」と言っていましたが、その後急速に登録者を増やし続けて今は何百万人になっているんでしょうか?というRick Beato(リック・ビアート)氏の音楽理論動画を当時視ていたら、「絶対音感(固定ド)は、50歳前後からズレ始めて60歳以降は完全に失われる、という説がある」とBeato氏が言っている動画を視てしまったので、ますます私は安堵しました。

そして、これらのことから、
ダイアトニックベースの絶対音感がズレた私は、あっさり「固定ド」を捨てて、迷うことなく「移動ド」の相対音感の世界に入ることができました。

また、
これらのことから、中高年のピアノ愛好家が「絶対音感(固定ド)ドリル」みたいなものを必死にやることに意味が有るのかどうか?についても考えることができました。

さらに、
もしBeato氏が紹介している説が現実なら、50歳以上のピアノ教師の中に、彼らが誇る絶対音感がズレ始めているピアノ教師が少なからずいるのではないか?という可能性です。 それでも、聴音の教則本=アンチョコがあれば、お金を取って人に教えることができるという。

私は、子どもの頃にピアノを習わせてもらっていたおかげで良い面はあったとは思いますが、同じくらい音楽的なハンディキャップを負ってしまったのではないか?と、シニアになった今、実感しています。

その一つが、「固定ド」による、音楽的な「居着き(いつき)」です。
武道では「居着き」を嫌います。宮本武蔵の『五輪書』の時代からそうだと思います。
武道でなくても、仕事でも何でもそうですが、「この世は無常」とはよく言ったもので、何かに「居着く」ことは、日々流転変化するこの世の動きから取り残されることを意味します。すなわち、居付いていると生き残れないということです。

「固定ド」への「居着き」が出来てしまうのは、「固定ド=C」がデフォルトの楽譜への依存により、「楽譜への居着き」ができてしまうからだと、私は実感しています。
楽譜に居着いてしまうと、楽譜が無いと何にも弾けなくなってしまう。
確かに楽譜はとても便利なメディアです。
楽譜が無ければ電気が無かった時代の名曲を再現演奏できませんから(電気が使えて、電気による録音媒体が発達した現代は、その限りではありませんが)。
それに、複数の人たちでひとつの音楽を演奏するときは、楽譜が無いと演奏の統一が図れません。

とはいうものの、
あまりにも楽譜に居着いてしまって、楽譜が無いと何も弾けないというのはどうなのか?
楽譜どおりに弾くのが楽しければそれでも良いのですが、
楽譜が無いと何も弾くことができないというのは、
その人の音楽的な能力について、何を意味するのだろうか?

なんていうことを考えながら、おそらく加齢によって絶対音感(固定ド)がズレてしまった私は、ネットから無料で得た情報をもとに自分で工夫した「移動ド クロマティックソルフェージュ」を使って、大人ピアノやシニアピアノを楽しくやっていこうと思っています。

私が独学で工夫して使っている「移動ド クロマティックソルフェージュ」を紹介する記事シリーズはこちらからです。 人によっては役に立つ内容かもしれません👇


今から6年前の2019年2月に書いた、「移動ド クロマティックソルフェージュ」の記事です👇


次回は、私も子ども時代にピアノ教室で教えられた、一般的なソルフェージュ(=固定ド ダイアトニックソルフェージュ)の音楽的な限界について、書こうと思います。(←私の個人的な実感なので、私の考えが全ての人に当てはまるわけではないと思います、という通販青汁的なディスクレイマーを添えておきます)


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