8年間続けてきた子がくれた、小さな光「河原の石と、流れのあいだに咲くもの」
8年間続けてきた子がくれた、小さな光
-河原の石と、流れのあいだに咲くもの-
8年間コツコツと続けてきた13歳の生徒さんがいます。 その子が書いてくれた言葉に、思いがけず心が救われました。 ピアノと勉強という別々の軸が、静かに支え合って流れていく—— そんな小さな光を受け取った日の記録です。
8年間、コツコツとピアノを続けてきた13歳の生徒さんがいます。 先日、その子が書いてくれた文章を読んだとき、胸の奥にそっと灯りがともるような感覚がありました。
練習が好きなわけではない日もある。 気持ちが沈む日もある。 それでも教室に来ると、受付さんが迎えてくれて、先生が頑張ったところを見つけて褒めてくれる。 その積み重ねが、また次の一歩を生み出していく。
学校の試験があるときは、ピアノを休んで勉強に集中する。 でも「試験が終わったら、またピアノが弾ける」と思うと、勉強も頑張れる。 ピアノと勉強はまったく別の軸にあるけれど、ピアノの“良い流れ”が、勉強の“良い流れ”をそっと押してくれる。 そのことを、この子は自然に言葉にしていました。
その文章を読んだとき、私はふと、自分の昨日の出来事を思い出しました。 気持ちが沈む連絡があって、心が少し重くなっていた。 けれど、この子の言葉に触れた瞬間、 「悪いことは河原の石、良いことは川の流れ」 そんな感覚が静かに戻ってきたのです。
石はそこにあるけれど、流れは止まらない。 この子が8年間続けてきた時間は、まさにその“流れ”そのものです。 そして、その流れの一部を、私もそっと受け取らせてもらいました。
今日もまた、誰かの小さな光が、別の誰かの心をそっと照らしていく。 そんな優しい循環の中にいられることが、とても幸せです。
