教室で見た子どもたちの姿から学んだこと
教室で見た子どもたちの姿から学んだこと
教室で子どもたちを見ていると、 大人になって忘れてしまった大切なことを、そっと思い出す瞬間があります。
できたことを素直に喜ぶこと。 褒められると、心がふわっと軽くなること。 誰かと音を合わせると、自分の音が少し特別に感じられること。
子どもたちのまっすぐな姿は、 大人の私たちにも、静かな気づきを運んでくれます。
レッスンのあと、ある生徒さんが笑いながら言いました。 「いやー先生って褒めるのが上手なんだよなー。つい上達したように感じちゃうんだよな。」
その言葉を聞いたとき、 私はふと、子どもたちの姿を思い出しました。
子どもたちは、できた瞬間に目がぱっと明るくなり、 「先生、見て!」と嬉しそうに弾いてくれます。 褒められると、もっとやりたくなる。 その素直な気持ちは、大人になっても変わらないのだと思います。
別の生徒さんは、こんなことも話してくれました。
「先生とアンサンブルすると感動するんです。 自分の演奏を華やかにしてくれるみたいで、まるでご褒美です。」
その言葉を聞いたとき、 “音で寄り添う”ということの意味を改めて感じました。
子どもたちも、大人も、 誰かと一緒に音を重ねると、 自分の音が少しだけ特別に聞こえる瞬間があります。
その小さな感動が、 また次の一歩を踏み出す力になるのだと思います。
エレクトーン以外のことも話せる。 日々あったことを聞いてもらえる。 花が好きだったり、猫を飼っていたり、 そんな“人としての先生”に触れられることが嬉しいと、生徒さんは言ってくれました。
子どもたちも同じです。 レッスンの前後に、学校のこと、友だちのこと、 小さな悩みや嬉しい出来事を話してくれます。
ピアノは、 ただ音を学ぶ場所ではなく、 人と人がつながる場所でもあるのだと、 子どもたちと大人の生徒さんが教えてくれました。
子どもたちのまっすぐな姿が、 大人の私たちにも静かな気づきを届けてくれますように。
