英検1級に合格して10年。そのあと、何を勉強してきたのか?
noteを始めたのはたまたまだったけれど、最初の頃から今に至るまで、書きたいテーマは、英語をはじめとする語学に関することだ。読む記事も英語関連が多い。
いわゆる「勉強垢」を拝見することも多いのですが、資格試験の先にあるものに関する記事は少ないように思っています。
目標のTOEICのスコアを掲げる記事だったり、英検に合格するためのノウハウだったり。目標があってそれに向かって勉強することはいいのですが、目標達成後のことについて書かれた記事は少ない。
私は英語を学ぶのに、資格試験を利用することは良いことだと思っています。しかし、その一方で、資格試験にしがみつくことは良くないのではないか?、とも思っています。
たとえば、TOEICならば、満点(あるいはそこまで行かなくても800点くらい)をとれたら「卒業」でもいいのではないか、と。英検なら1級に合格できたらそこで「卒業」でもいい。人にもよるけれども、準1級でもいいんじゃないかと。
どのような勉強をしたら良いのかわからないならば、英検のように、出題レベルが各級で一定している資格試験を利用することは、指針になる。目標になる。
けれども、TOEIC連続満点とか、英検1級に10回合格することに、大きな意味はないと思っています。
英語の勉強の仕方は、TOEICで900点以上をとったり、英検1級に合格している人は身についているはずです。
指導している人ならば、試験傾向を知るために何度も受験することに意味はあるでしょうけれども、それ以外の人には、合格したあとに、連続して試験に臨む意味はないように思います。
私が英検1級に合格したのは、ちょっと10年前。合格証書の日付は2016/11/11 になっています。
いちばん最初に受けたのは、2010年前後の頃。何回か受験して一次試験を通過。けれども一次試験免除期間に2次試験に合格できずに振り出しに。たしかこのとき、3回面接試験を受けました。一次試験をパスすれば、最大4回二次試験を受けられますが、二回続けて落ちてやる気がなくなり、一回パスして最後の一回を受けたけど不合格で。
それで、やる気をなくして、でも試験以外の学習をしようかな、と思って、数年間、問題集は開かず、ひたすら本を読みました。5年くらいの間に、英語の本を200冊くらい読んだと思います。
そのあとに、一次試験からやり直して、一度1次試験に落ちて🤣、2016年度第1回に、5年ぶりに再び一次試験通過。その時の二次試験は落ちて、第2回の時にやっと二次試験合格。それで、やっと英検は卒業しました。
合格したときのスコアが低かったから、もう一度受験して高得点を狙おうかな?、とチラっと思いましたが、もうこれ以上は同じことの繰り返しに過ぎないと思い直して、ドイツ語の学習を始めました。
英検1級合格の次の年に、ドイツ語検定2級に合格しました。そのあと、英語とドイツ語を並行して学習しながら、ドイツ語検定準1級、1級の勉強をしていたのですが、コロナが流行りだして。それで、結局、ドイツ語検定準1級・1級は受験することなく。いちおう、1級の問題集まで一通り終わっていましたが、気分的に「もう資格試験はいいや。」という気持ちになりました。
ドイツ語検定の問題集を終えたあとは、ロシア語を学んでいました。とそのうちに、ドイツ語やロシア語が読めなくても、英語でだいたいの文学は読めるから、やっぱり英語だけ学習しよう!、みたいな気持ちになりました。
たまに、ドイツ語やロシア語の本を眺めますが、今は、ほぼ日本語と英語の本以外は読んでいません。
結果的には、英語と日本語だけでよかったわけですが、ドイツ語やロシア語を学習したことは、無駄だったとは思っていません。英語には屈折変化が少ないぶん、語順が格変化の役割を果たしているんだなぁ、とか英語に対する見方も変わりましたしね。ドイツ語やロシア語を学んだあとには、英語の倒置構文が簡単に思えたり、と副産物は多かったから。
いろいろ回り道をしつつも、他言語に関心をもったり、言語学に関心をもったりと、試験勉強では学べないことをたくさん学んだような気がしています。

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