忘れられない言葉 (AI音楽)
耳に入った水が
Venom Kiss『耳の奥で、まだ溺れてる』
耳に水が入った。
たったそれだけなのに、世界の音が少し遠くなる。
頭を傾けても抜けない。
片足で跳んでも抜けない。
気にしないようにすると、余計に気になる。
耳の奥で、まだ溺れてる

世界は鳴っているのに、わたしだけ水の底
プールから上がったあと、片耳だけ音がこもっている。
周囲では話し声も笛の音も聞こえているはずなのに、どこか水槽の向こう側にいるような感覚。
抜けない 抜けない
耳の奥から抜けない
あなたの声が一滴
世界を少し歪ませる
耳に入った水は、いつか抜ける。
でも、耳に残った言葉は、簡単には抜けてくれない。
首を傾げたまま。
片耳だけ少し遠いまま。
ギターを鳴らしてしまえばいい。
まだ溺れていても、歌うことはできるから。

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片耳の街
雨上がりでもないのに、世界の音が少し遠い。
そんな夜がある。
片耳の街

お風呂や雨のあと、片方の耳だけ音がこもって、街の全部が薄い膜の向こうにあるように聞こえる。
クラクションも、信号の電子音も、誰かの話し声も、ちゃんと鳴っている。
ただ、自分のいる場所まで届いていない。
スタジオの受付を終えた帰り道、急な雨に降られ、コンビニの軒下で髪を拭いている。
透明な傘。
濡れたスニーカー。
手の中のスマートフォン。
そして、なかなか抜けない耳の奥の水。
レイは耳たぶを引っぱったり、首を傾けたり、小さく跳ねたりする。
それでも音は戻らない。
その聞こえにくさが、返信の来ない相手との距離に少し似ていた。
聞こえなかったんじゃない
聞きたくなかっただけ
届かなかった言葉ではなく、
本当は届いていたのに、受け取れなかった言葉。
知らないふりをしたり、気づかないふりをしたり、タイミングのせいにしたり。
耳に入った水は、時間が経てば抜ける。
でも、聞かなかったことにした言葉は、あとから何度も戻ってくる。
夜は、人を変えない。
ただ、普段は隠している心拍数を、少しだけ大きくする。
けれど、その数分の中で、レイはずっと避けていた言葉を思い出している。
耳の水は抜けた。
街の音も戻った。
それでも、スマートフォンは静かなままだった。
静かになったんじゃない
もう全部、聞こえている

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