昨年の自分を、1%だけ超えてみる
昨年9月、「28時間マラソン」というイベントに初めて参加した。
28時間走り続けるわけではない。
好きな時間に参加し、走っても歩いてもいい。
休憩しても、途中で帰ってもいい。
一般的なマラソン大会とは違い、かなり自由度の高いイベントだった。
昨年の記録は、20km。
休憩を含めて、会場で過ごした時間は約4時間だった。
参加する前は、夜中に走る非日常を体験してみたいと思っていたし、
走りながら「日の出を迎える」ことにワクワクしていた。
ところが当日は寝坊して、実際に走り始めたのは朝7時。
思い描いていたスタートとは違ったけれど、それも含めて、このイベントらしい経験だったと思う。
そして今年も、参加してみようと思っている。
目標は、昨年の自分を1%超えること。
20kmの1%は、200m
昨年走った20kmを基準にすると、その1%は200mになる。
つまり、今年20.2km走れば、数字の上では昨年を超えられる。
そう考えると、ずいぶん小さな目標に見える。せっかく一年ぶりに参加するのだから、25kmや30kmを目指してもいいのかもしれない。
それでも今は、あえて「1%」にしておきたい。
目標を大きくすると、そこから逆算して、練習量やペースを考え始める。
できなかった日が続けば焦りが生まれ、やがて参加すること自体が重くなってしまう。
けれど、昨年より1%ならどうだろう。
あと200mだけ進めばいい。
そう思うと、昨年の20kmは乗り越えるべき壁ではなく、今年の自分が立つための足場になる。
残り2か月をどう過ごすか
今日は2026年8月6日。
イベントまでは、すでに2か月を切っている。
夏は暑さで歩く機会が減り、身体も思うように動かない。
暑さや冷房による温度差で頭がぼんやりする日もあり、いきなり走行距離を増やすのは難しい。
だから8月は、走り込むというよりも、身体を動かす習慣を途切れさせないことから始めたい。
朝、散歩をする。
短い時間でも走る。
暑い日は無理をせず歩く。
自宅ではスクワットなどの筋トレをする。
一回の運動で大きく伸ばすのではなく、「今日も少し動いた」という日を増やしていく。
9月に入ったら、少しずつ長い時間動く日をつくる。
走り続けることにこだわらず、歩きを交えながら、長時間身体を動かす感覚を思い出していく。
28時間マラソンは、速さを競う大会ではない。
だから準備も、速く走るためだけのものではなくていいはずだ。
1%は、比較するための目印
昨年からの一年で、自分がどれほど成長したのかは、簡単にはわからない。
体力がついた部分もあれば、落ちた部分もある。
生活環境も、身体の状態も、昨年とは違っている。
それでも、同じイベントにもう一度参加すれば、一年前の自分と今のわたしが同じ場所に並ぶ。
昨年は20kmだった。
今年は、その先へ少しだけ進んでみる。
20.2kmかもしれないし、昨年より長く会場にいることかもしれない。
あるいは寝坊せず、夜の時間から参加できることかもしれない。
何をもって1%とするのかは、まだ決め切らなくてもいいと思っている。
残り2か月で身体を整え、当日を迎え、昨年とは少し違う景色を見る。
その一連の過程まで含めて、昨年の自分を超えることになるのだろう。
大きく変わろうとしなくていい。
昨年の自分が残してくれた20kmの地点から、今年はもう200mだけ先へ。
まずは、そのための一歩を今日から始めてみようと思う。
「昨年を1%超える」
これは、昨年よりも長く走るためのものではない。
「残り2ヶ月をどう過ごすか?」という姿勢の指標である。

