#7 〜ピカある探訪記✧*〜 旅の栞√近江八幡編 (一)近江八幡駅~白雲館
近江八幡の旅の栞(しおり)をつくろう
皆さんは、知らない土地に初めて行くとき、どうしていますか?
ガイドブックを片手に、軽い感覚で、行き当たりばったりの旅を楽しんでいますか?
それとも、せっかく訪れる場所なので、事前にみっちり調べて、おすすめを網羅したうえで、計画して旅をしていますか?
私は、メインは決めておいて、あとは行き当たりばったり派です。
その代わりに同じ土地に何度も足を運びます。
贔屓にしている目的地は同じように。でも道順を変えたり、時間を変えたりして、起きる変化を楽しんでいます。
さて、今回は近江八幡の町を取り上げてみようと思います。
ピカピカ事業所のルーツが、滋賀県の近江八幡にあるからです。
構想の当初から、この街について触れようと決めていました。
とはいえ、私は名古屋にいます。
すぐ、近江八幡へ現地取材にいきたいといって、それができるわけではありません。
ならば——
地図とWEBサイトを頼りに、
旅の計画を練るように、近江八幡の町をなぞってみる。
それこそ、旅の栞(しおり)をつくるかのように。
実際に訪れるときの予習として。
というわけで、近江八幡編スタートです。
今回の目的地は「日牟禮八幡宮」
最初の目的地は、日牟禮八幡宮。
近江八幡の地名の由来にもなった場所です。
「近江にある八幡宮」——そのままですね。
郡上にあるから郡上八幡とおなじ理屈です。
八幡宮は地域の地名そのものを背負うことが多いように感じます。
……なぜ八幡宮は、ここまで“中心”になるのか?
このあたり、後で少し気になりそうです。
さて、さっそくメインの目的地が決まりました。
まずは地図を開いて、周辺を眺めてみます。
……はい、行程が決まりました。
さぁ、日帰りの旅(シミュレーション)、開始です。
名古屋駅から近江八幡駅へ
さて、何時に出発しようか。
目的地に「どう到着したいか」を考えると、自然と決まってきます。
今回は神社。
じっくり散策して、できれば午前中に参拝したい。
——目的の神社には午前中。
これは私なりのこだわりですが、空気が違う気がするんですよね。
とはいえ、広い神社でおなかが減っても困る。
お昼をまたぐときは気を付けたいところです。
ということで、出発は早朝に決定。
新幹線を使えば約1時間半。4730円
在来線なら2時間強、運賃は2,240円。
今回はあえて在来線を選択。
到着は9時半ごろを想定します。
「少し早い」くらいが、ちょうどいい。
バスで八幡宮へ向かう
さあ、近江八幡駅に着きました。
調べてみると、日牟禮八幡宮へは長命寺線のバスが便利なようです。
「八幡堀(大杉町)八幡山ロープウェイ口」まで約7分ほど、片道260円。
土日祝日だと15分単位で出ているようなので安心ですね。
バスは桜宮町、市役所の脇を通り、中村町を抜け、小幡町通りを
山の方へと向かって進んでいきます。
玉木の交差点の手前あたりから、
道沿いに、白壁と木造が調和した建物が見られるようになります。
白壁の蔵ような白さと木の温かみが調和した趣が素敵です。
どうやら郡上八幡の街並みとも似ているらしい。
明治から昭和初期。和洋折衷の建物。
さらに地図を見ると、交差点一本手前の道は「朝鮮人街道」とあります。
——朝鮮人街道。
これは見過ごせない名前です。
調べてみると、かつて朝鮮との往来や文化交流に関わる道だったようです。
つまりこの町には、
日本の在来文化
朝鮮との交流
さらに明治以降の西洋文化
これらが重なっている可能性がある。
近江八幡は、中心となる神社のまわりは
「和」だけじゃないみたいです。
八幡宮はそうなんでしょうか。
そうしてバスは停車。
着物店など伝統的な街並みの中を歩き、八幡宮へ向かいます。
白雲館
八幡堀の手前、鳥居の正面に建つ建物。
白壁の洋風建築——白雲館です。
もともとは旧八幡東小学校。
現在は観光案内所として使われているとのこと。
お土産や特産品の展示販売もしているそうです。
調べてみると、「白雲」の由来は和歌でした。
天降の 神の誕生の 八幡かも 比牟禮の杜に なびく白雲
詠んだのは、藤原不比等。
日牟禮八幡宮の名を主題にしています。
中央政権の中枢にいた人物と、この土地がつながる。
単なる地方の町、ではなさそうです。
むしろ、「中央とつながる要所」だった可能性もある。
これもまた日本の歴史の奥深いところです。
次回に続く。
ピカある地図 近江八幡編
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