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pilgryNOTE月報26.06|変化する景色や環境と心理

外に出ると「熱帯!」としかいいようのない、気温と湿度。ほんとしんどい。元気が出ない。東京の梅雨ってもう明けたんでしたっけ。それすらもわからないままに7月も後半か。月報まとめなきゃ、、、。


縁あって、『キリスト新聞』編集長の松谷信司さんと1年ぶりくらいに再会することがあり、なんだか思わず「ポッドキャストでお話ししませんか?」と声をかけさせてもらった。

"宗教界隈" で時折、顔をあわせる僕と松谷さん。いつかじっくり話してみたいという思いがありながらも、なかなかチャンスが訪れなかったので、今回はとても良いタイミングだった。やはり共通する課題意識があり、距離感・スタンスもなんだか似ているため、とても話しが弾んだ。

結果的にそれぞれの持つ媒体で、松谷さん→遠藤のインタビュー(with 映像)と、遠藤→松谷さんのインタビュー(音声のみ)の、2本のスイッチインタビューが生まれた・笑

【松谷さん→遠藤】

【遠藤→松谷さん】

そしてそして、この収録のおかげで「聴く隣人のいるところ」という映画に出会えたこともすごくよかった!
この映画の何がよいのかについては、私たち二人が大きな熱量で語っているので、是非聞いていただきたい。


6/13(土)に小田原の書店・南十字にておこなわれたトークイベント「初めまして、つげ義春TALK!」に登壇させてもらった。

お客さんが持参してくれたつげ先生直筆の「蒸発」とともに

つげ義春先生の作品は学生の頃はよく読んでいたけどそこまで詳しくはなく、自分なんかよりもっと相応しい人がいるのではと思った。でも、誘ってくれた鈴木美咲さん(会場となった書店「南十字」のスタッフ)は、まだ読んだこともない(!)とのことで、それでいいとのことだった・笑
つまり、なかなか人前で語りにくいつげ義春作品につきまとうハードルを下げよう!という試み。それなら僕にもできるかも、と思った。

イベントに先駆けて、つげ義春公認グッズを制作している虹霓社さん作成のZINE『今宵、つげ義春。』にも参加させてもらった。自分は、つげ先生が一時期作画を手伝っておられた水木しげる先生の大ファンなので、水木先生とつげ先生の関係について、双方の作品から窺い知るというアプローチで寄稿してみた。

イベント前日から小田原に前のりして、登壇者の一人でもあるスナック無駄さんのお店で事前打ち合わせと称した小さな前夜祭も開かれた。
みんなほとんど初対面なのにカルチャー放談が止まらず、ご縁としかいいようのない偶然も色々あり、笑いっぱなしのしあわせな夜を過ごした。

トークイベントは、結局「初めまして、つげ義春。」ではない方々が多めに来られていたけど、玄人な皆さんのあたたかい笑顔に包まれながら、「語りにくい存在」であるところの、つげ義春先生を語ってみた!がなんとか成立したのでは?というところ。

書店「南十字」の懐の深さや、小田原という特殊な土地柄の「おかげ」もあったかもしれない。

左から、遠藤・鈴木美咲さん・スナック無駄さん・虹霓社コヤさん

次回はぜひ「初めまして、諸星大二郎。」でお願いしたい。つげ先生のことよりは多くを語れると思う・笑


小田原で仲間たちと「南十字」を営みながら、自身はひとり出版社「風鯨社」としてこれまでに数冊の本を出版している鈴木美咲さんにゲスト出演いただき、ポッドキャストを収録した。(つげ先生イベントで、リアルでは少し久しぶりに再会したため)

前半は、風鯨社が2022年に刊行した『ボイジャーに伝えて』の著者である故・駒沢敏器さんにまつわる僕たちの “縁” についてのおしゃべり。

後編は風鯨社史上最も売れている(!)という新刊『語るに足る、ささやかな人生』について。
こちらも駒沢敏器さんの著書で、2000年代前半に刊行された作品の復刊だが、まさに今の時代のタイミングにあう多面的な名著だと感じている。

6月は「音の巡礼ラジオ」にて、この本と、映画「聴く隣人のいるところ」を紹介できたことが本当にうれしい。どちらも人のご縁で出会うことのできた作品だ。こういうことの繰り返しが、人生の充実につながっていくんだなあ。ありがたい。


6/4は久しぶりのTortoise。最近もフェスやビルボードでの公演はあったけど、ライブハウスでワンマンで見たいな〜と思ってて、今回はzepp shinjukuだったので1年前からチケットをとって楽しみに。

歌舞伎町のスクリーンにこのアートワークが笑

会場への道中なんとなく胸騒ぎがしてsmashのサイトをチェックしたらなんとJeff Parkerが来てないとのこと。サポートのギタリストも十分に役割を果たしていたけど、やはりJeffにいてほしかった…。

とはいえ、ライブはとても満足。でかい音のTortoiseは最高だ!
「Touch」の精緻な楽曲を5人で楽器を変えながら、めちゃラウドに器用に奏でる。いい。旧譜の楽曲だと「TNT」から多めのセットリストだったのも嬉しかった。とてもいい。

Tortoiseは90年代以降の「ロックバンド」だけど、多くのロックバンドが中心に据えていた「歌」がなくても、演奏で「詩性」をあらわせることを体現してくれた(そしてセールス的にも成功した)稀有なバンドなのだと思う。

それは発明だ!みたいな感じで、当時「ポストロック」なんて呼ばれていたけど、今の演奏を生で聴けば、ただシンプルに本人たちが作曲とレコーディングを楽しんで、たまたま素晴らしく個性的なプレイヤー達が集ったということなんだなあと感じる。
そんな奇跡の結晶みたいなTortoiseを、今も続けてくれていてありがとう。

↑ライブ映えしてかっこよかった。この曲もJeffのギターで聴きたかった…

ちなみにJeffは最近FleaとTiny Deskしてるという。この演奏もよかったな。


6/28はフェス「World Happiness 2026」@代々木競技場第一体育館へ。
高橋幸宏さんを中心とした仲間たちのフェスなので、自分より少し上のYMO世代な年齢層が多めで落ち着いた安心の雰囲気。屋内全席指定という仕様がありがたい…。

幸宏さん・坂本さんがいなくなられてからやっていなかったのが久々開催。細野さんのライブもあるということで、随所にYMOやそれぞれのソロ作品への敬意が詰め込まれたフェスだった。

外でご飯が買えて、中で音楽を聴くスタイル

トップバッターのスカパラはゲストボーカルなしの、スカパラ純度100%なセットリストがとてもよかった。ワールドカップを意識してか「DaleDale!」でスタート。チバさんの顔も頭をよぎりながら、勢いつく幕開け。
YMOオマージュとして「SIMOON」のゆったりしたカバーも心地よく。
しかしほんとに北原さんはいないんだなあ。目の前でトロンボーンのないスカパラが演奏していたのに、まだ実感湧かない。

テイさんのDJ Setははじめてだったけど、ほんと世界規格のお方だなあと惚れ惚れした。自身の近年の楽曲からスタートして、a tribe called questのサンプリング元として耳馴染みの「DUBNOVA」、坂本さんがローズを弾いてる「TECHNOVA」で一気に盛り上がる。Jackson5で意表をつかれたと思ったら、幸宏さん関連曲で畳み掛ける。METAFIVEの「Luv U Tokio」はグッときちゃったなあ。
後半はblur「song 2」とM.I.Aのマッシュアップで(僕含む一部フロアが)大いに湧き、ご自身の新曲もしっかり販促しつつDeee-Liteで締めるという、テイさんにしかできない反則的なDJに笑うしかなかった。

同様に、世界規格を感じたのは夕方頃の電気グルーヴ。MCなし曲間なしのフェス仕様セットリストをきっちりつとめあげて、しっかり盛り上げ、最後は「富士山」で全てを洗い流して(笑)颯爽と去っていく。VJも含めてお見事としかいいようのない匠のステージ。

幸宏さんトリビュートバンドでは、スカパラホーンズが出てきての「Watermelon」が泣けた、、、。

そして真打・細野さんは、9月に控えている新譜からの楽曲をSEに登場。
一曲目は「AIWOIWAIAOU」から。この曲をライブで聴くのははじめてかも。(近年のライブはチケットが全く当たらない!)

おそらく最後にみたのはコロナ前で、その時に比べるとバンドメンバーもがらっと変わり、新しいモードに突入していることがわかった。
「omni Sight Seeing」から「PLEOCENE」もやっていて、90'sの頃のspiritualな雰囲気を今風の空気感にアップデートしている。Sketch Show「Spreme Secret」まで、アクースティック且つオーガニックなアレンジで気持ち良い演奏だった。
Sketch Showからのラスト「スポーツマン」の流れで、幸宏さんに思いを馳せる。MCにもしみじみ。

そして大トリはCornelius。観るのは1年ぶりかな。いつも通り「MIC CHECK」ではじまり、アート・リンゼイとコラボした「BAD ADVICE」へ。これをライブで聴くのははじめてかな。もうすぐ出る新譜に収録予定の曲だ。
おなじみ「Another View Point」では、YMOメンバーの懐かしい映像がVJ的にMixされて映し出される。後半は「Cue/YMO」「Turn Turn/Sketch Show」「環境と心理/METAFIVE」という幸宏さん関連曲を続けて演奏してくれた。
締めはいつもの「あなたがいるなら」で、今回の演奏における「あなた」には、高橋幸宏さんを重ね合わせる人が多かったことだと想像する。

自分は特に「環境と心理」が好きで、このイントロが鳴った瞬間に落涙してしまった。


6月にきたレコたち

  • Paul McCartney - The Boys of Dungeon Lane

*母の病院に向かう道のりで何度もきいた曲

  • 細野晴臣 - HARRY HOSONO & TIN PAN ALLEY IN CHINA TOWN


城の巡礼

  • 小田原城(23・神奈川県小田原市)
    ※ スタンプは2024年に受領済みだった(忘れてた、、、)

あじさいがきれいだった

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