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名前のない「好き」を、ちゃんと抱きしめていたい


恋愛と友情のあいだには、名前のない「好き」がある。

──彼との関係を通して、改めて気づかされたことだった。


手を伸ばせば届きそうで、でも恋愛のように踏み込むわけでもなく、

ただ、そばにいるだけで心がほどけていくような感覚。

そんな特別な人って、きっと誰にでも一人くらいはいるんじゃないだろうか。



昔、仲の良い男友達がいた。

恋愛感情はなかったけれど、心の奥深くで強く信頼し合える存在だった。

冗談で『抱いてやるよ?』って言われたこともある(笑)

チャラくて、でも根は優しすぎる彼。

それくらい、遠慮がなくて心の距離が近かった。


その頃から、私はうすうす感じていた。

――私の好きは、恋愛と友情のあいだに、ゆるやかなグラデーションを持っているんだって。


私はバイセクシャルだ。

だからといって、男女関係なく誰でも恋愛対象になるわけではない。

でも、人を好きになるときに、

「これは恋」「これは友情」って、きっちり線を引けるタイプじゃない。


心が震えた瞬間に、そこに名前をつける必要はない。

ただ、その気持ちを大切にしていたいだけ。



彼──のことも、そう。

恋愛としての「好き」だけじゃない。

人として、心として、深く惹かれている。


彼の純粋さ、まっすぐさ、繊細さ。

それら全部を含めて、特別に感じている。


だから、彼が「どうしてこうなるんだ」って自分を責める必要はないんだよ。

もともと、私の「好き」の形が、恋か友情かで分けられないだけ。

ただ、それだけのことなんだよ。



名前がつけられない「好き」って、少しややこしくて、時に切ない。

でも、その曖昧さを否定したくはない。

むしろ、そこにこそ、私という人間の愛し方がある。


恋でも友情でもない「好き」を、ちゃんと抱きしめていたい。

それが、私の生き方だから。


ね?(笑)



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