見出し画像

ローマでお花見【ヨーロッパ47日間バックパックひとり旅】

2025年2月22日から4月9日までヨーロッパを旅してきた。

計画の段階でふと思った。
「今年はお花見できない…のか?」
忘れものに気づいたような気持ちになった。

この旅は私にとってとても重要な意味を持っていたので、一度は桜を諦めかけたものの、私は日本人だ。やっぱり桜を見ないと春が来た気がしない。

そこでヨーロッパで桜が咲くところはないか探してみた。
すると、ヨーロッパにもソメイヨシノの咲く場所があることがわかった(調べてみるもんだね)。
そのうちのひとつがローマの「日本の散歩道(Passeggiata del Giappone:パッセッジャータ・デル・ジャッポーネ)」だった。

ローマはもともと私の目的地リストに入っていた場所だ。
よし、行こう。

あとは日程だ。
調べると、ローマの桜は毎年だいたい3月下旬から4月初めにかけて咲くようだった。
つまり東京での開花とほぼ同時期。
東京と同じく年によって微妙にずれるようだが、私は3月終わりにローマに行けるようルートを考えていった。
実際に行った日は3月25日。
幸運にも晴れて、忘れられないお花見ができた。

ローマの「日本の散歩道(Passeggiata del Giappone:パッセッジャータ・デル・ジャッポーネ)

「日本の散歩道」は、ローマ・テルミニ駅からメトロB線で20分ほど南に行ったところにある。EURという地区だ。
EUR Palasport駅あるいはFermi駅で降りればいい(テルミニ駅からの経路をGoogle先生に聞くと「Palasport駅で降りたら徒歩2分」とのこと)。

駅を出てすぐは車道で「散歩道」は見えないが、少し歩くと橋や池が見えてくる。

鳥たちがいて、桜以外の木も花を咲かせていた

ここの桜は、1959年に当時の岸首相が贈ったのだという。全体的に小ぶりでまだ若い樹たちだった。

青空に桜が映える
ソメイヨシノの花ってほんとにかわいいね
ミツバチも飛んでいた(この旅でのベストショットのうちの1枚)
大きくてもこのくらいの高さ
日が傾き始めるまで眺めていた。春はやっぱり桜を見なくちゃ!

桜の木の下で、ピクニックをしたり写真を撮ったりしている人たちも多くいた。日本のお花見と同じ、平和で長閑のどかな時間だった。

白鳥型ボートも浮かんでた。長閑

ローマに着いてコロッセオでもバチカン市国でもなく、真っ先に花見に行くようなヤツはあまりいないだろうが、初日に行って正解だった。なぜなら4泊したのに、この日以外はほとんど曇りや小雨だったから。

ローマの観光施設、例えばコロッセオやバチカン博物館などは予約必須の人気スポットだ。
そうした観光施設は、前もって日程を決め予約をしなければならない。
でもローマに到着した初日はどこの予約も入れておらず、そしてたまたま晴れたのだ。

今回の旅は「自然のリズム」に合わせた旅だった。
モン・サン・ミシェルの大潮(3月初めか終わりの数日)、キューケンホフ公園の開園日(3/20~)、そしてこのローマの桜。
幸いにも、いずれの時も天候に恵まれた。本当にありがたい。

この旅は、重い荷物を背負い、不安とプレッシャーとストレスの連続だったが、やはり行くことができてよかったと、旅を振り返って噛み締めている。

旅を通してずっと、何か「大いなるもの」あるいは「誰か」に守られている感覚があった。
人によってはそれを「神」と呼ぶかもしれないし「好運」と呼ぶかもしれない。「守護霊」や「ご先祖様」と呼ぶ人もいるかもしれない。
いずれにせよ、自分の力だけではなし得ないことがうまくいったとき、そういった「何か」の加護や導きを感じることは古今東西、人間に共通した感覚としてあると思う。
私は今回の旅を無事に達成させてくれたその「何か」に、今もとても感謝している。

ローマで見た2025年の桜を、私は生涯忘れることはないだろう。

いいなと思ったら応援しよう!