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ペットボトル1本返却で0.25€返金|環境先進国ドイツのエコ【ヨーロッパひとり旅】

*本記事にはプロモーションが含まれます。

ドイツ(およびオーストリアの一部の地域)では、リサイクルの取り組みとしてPfandというものがある(読みは「P」を発音せず「ファンド」に近い)。

2025年2~4月のひとり旅で、私はバックパックを背負ったBudget Traveler(予算の限られた旅人)だったので、レシートは毎晩よく点検し、何にいくら払ったかをしっかり確認していた。
ドイツの宿でいつもどおりレシートを見ていると、買った覚えのない0.25€が印字されている。しかも複数。商品名には「Pfand」とある。
何だそれ。

ペットボトルの大きさにかかわらず一律0.25€だった

調べてみると、Pfandとはドイツで実施されているデポジット制度だった。
使用後、空になった瓶、缶、ペットボトルをスーパーなどにある機械に放り込むと、本数に応じてレシートが発行され、現金で返金(もしくは次回支払い時にキャッシュバック)されるという制度だった。

ちなみにPfandのPを発音しないというのは後日、DMM英会話の先生(ドイツ在住経験のあるイギリス人講師)に教えてもらった。

昭和生まれの人は覚えがあるかもしれないが、空き瓶を酒屋に持って行くといくらかお金がもらえた。あんな感じだ。

回収される資源ゴミは缶、瓶、ペットボトルで、ペットボトルの場合、0.25€だった(2025年2,3月時点のレートで約40円)。
容量に関係なく一律0.25€だ。つまり4本返却すれば1€。新たに1本水が買えてしまうではないか!
水は生命の必需品。お水がないと不安になる私は毎日、少なくとも2リットル分はスーパーで調達していたので、決して馬鹿にならない金額だった。
(ペットボトルの水の値段は500ml 0.5~1.3€くらい2リットルで1~3€くらいだったと思う)

それ以降、私はドイツにいる間、せっせと空になったペットボトルを店に戻した。
スーパーなどの隅に、こんな感じ▼の機械が置いてある。
これに投入すると、Pfand対象の本数がカウントされてレシートが出力される。そのレシートをレジ係に見せると現金をもらえる。
(レジ係に空のペットボトルを渡して、会計から差し引いてもらったこともある)

ローテンブルク・オプ・デア・タウバーのショッピングモールにて

週末ともなると、返金を求める人で行列ができるという。

商品購入の際にデポジットを支払っているのだから、その分を取り返したいと思うのは人情だろう。しかも前述のとおり結構大きい額だ(特に私のようなバジェットトラベラーにとっては)。

丸い穴にボトルを入れると回収対象か判定され本数に応じてレシートが出る

対象ではないボトルを投入すると緑のチェック✓ではなく赤の×が点灯し、吐き出される(「これはダメ」と突き返される感じで面白かった)。

その後オーストリアに移動した時にもPfandがあった(一部地域で2025年から導入されたとのこと)。

日本でも2020年からレジ袋が有料となり、6年経った今では私たちもそれにすっかり慣れているが、35年前の日本ではそうではなかった。レジ袋あるいは紙袋は商品を買えばタダでもらえるものと思い込んでいた。
だから1990年にドイツを初めて訪れた時の驚きを覚えている。スーパーで買い物をしたのにレジ袋をもらえず
「1枚ちょうだい」
と頼むと
「10ペニヒだよ」
とレジ係に言われたのだ(1ペニヒ=1/100マルク。まだ通貨がユーロにもなっていない時代だ)

日本では2020年から有料になったレジ袋だが、ドイツでは1990年の時点ですでに有料だったわけだ(ちなみにゴミの分別も、当時の日本の「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」という分け方より細かくいくつにも分けられていたことが印象に残っている)。

Pfandのようなデポジット制度が日本でも今後導入されるかどうかはわからない。が、かなり確率の高い話ではないかと考えている。


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