ローマで出会った日本人学生4人と過ごした2日間|1990年ひとり旅
※これは1990年のヨーロッパ旅のお話です。ローマでは、旅の仲間ができました。
3月9・10日 ローマ、バチカン市国
3月9日の夜。雨の中、列車はローマに到着した。
列車の中で、みちるくん、ダンボくんという2人の日本人男子学生と一緒になった。
3人でホテルを探していると、さらに男子学生ワトソンくん、女子学生リーに出会った。
5人で一緒にホテルを探す。なんだかにぎやか。
こんなの初めてだ。
いくつかの宿泊施設で部屋を見せてもらい、あれこれ相談する。
結局、男子3人、女子2人でそれぞれ1部屋を借りることにした。
そして翌日も、5人で観光することに。
ずっとひとりで行動していたので、誰かと相部屋になるのも、団体で行動するのも初めてだ。


リーは、念入りに下調べをしてきていた。
「物心ついた時から、イタリアに憧れていたの!」
そう言うだけあって、私からすると「これ、どこかで見たことがあるな」程度のものでも、リーはひどく感激して見入っている。
私ももうちょっと事前準備をすればよかったかもしれない。

下調べをろくにしてこなかった私でも感動したのは、ミケランジェロのピエタだ。
バチカン市国のサン・ピエトロ寺院にあるその像は、大理石でできているとは思えないくらい、マリアの服の襞やキリストの身体が精巧に表現されていた。

本当に美しくて、長いことその前に立って見とれてしまった。
(*ミケランジェロ20代の作品とのこと。2025年に見た時もやはり美しく、自然と涙が溢れました。)

グループでの観光は、メリットもデメリットもある。
メリットは、思いがけないものに巡り合えること。
情報が多くなること。
それから、食事をするのも楽しくてくつろげる。
デメリットは無駄な時間が多くなること。
それなりに気を遣うこと。
しかし、もう二度と会えないかもしれないと思えば、それもたいしたことではない。


彼らのおかげで私は、盛りだくさんの1日を過ごすことができた。
おまけに、お互いに写真を撮り合えたので、この旅の中で自分が写った写真が一番たくさんある街がローマになった。
へっぽこギャラリー ローマとバチカン市国



















※1990年、2025年の旅についてはそれぞれマガジン▼にまとめています。
