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展覧会「生誕130年記念 四季を彩る日本の自然と心 川合玉堂展」(銀座松屋・2004年1月)

※過去の展覧会の記事を少しずつ載せています。

(2004年1月)銀座松屋で「川合玉堂展」を見た。

日本画は、これまであまり見る機会がなかったんだけど、今回、本当に感動した。

そこには、わたしたちが無くしてしまった、日本の原風景が、本当に優しい視点で描かれていた。

昔、油絵を習っていたときに、先生から「風景を描くときに、ほんの小さくていいから、生き物の姿を入れると、絵が生きてくる」と伺ったことがある。

その後、風景を描くこととは、ずっとご無沙汰しているわたしだけど、でもその言葉はずっと心に残っている。

川合玉堂の絵を見て、まさにその言葉が、胸によみがえってきた。

生活する人々、動物たちに対する、慈しみの気持ちが、画面いっぱいにあふれているその絵。

雨を描かずに雨を表現し、ゆらぐ色彩で、霧を、朝むやを、落陽を、吹雪を表現する。

見事な画風でありながら、無理なく、心にしみこむ優しさがそこにはあった。

時には限りなく細密に、時には柔らかな牧歌的な風情をたたえて、時にその画風は変化する。

日本画は、広い域では水彩画である。水彩の持つ大いなる可能性に、胸が震えた。

(当時はアマチュアで、水彩の細密画を習っていました)

とっても豪華な図録と、この展覧会限定の筆箋。鴨がかわいくて、うきうきと買ってしまった。

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