【創作大賞感想】③「みくまゆたんさん」胃袋と私の一日戦争~美を追い求め、空腹の果てで「ギブミーライス」と叫ぶ~
鏡で全身を見ると「ヒュッ」っと心が冷えるーー。
誰にでもあるあるな、体型の変化。
特に、普段撮らない自身の写真を撮るとなれば、なおさらその「ヒュッ」っと冷える感覚が倍増する。
かくいう私もこの一年で体型がずいぶん変わってしまった。
みくまゆたんさんが断食の日に飲んだ酵素、あれ、私も飲んだことある……。
でも甘いので、あまり続きませんでしたね、ハイ。
フリーライターとして、そして作家としてひとつのきっかけを得たみくまゆたんさんの生活。
私自身はSNSの画像は昔描いていただいたイラストを、そのまま怠惰に利用し続けている。
しかし、ライターとしては、ちゃんと顔を出した方がいいということも聞いたことがある。でもなぁ、顔を出すのは嫌だなぁ。
その点、みくまゆたんさんはすごい。
お子様の七五三の時、すらりと着物を着こなしている画像から変えようとすることが、正直SNSビビりである私からすればすごいなぁと思ってしまう。
そして決断するのは断食!
見覚えのある酵素が登場した時には、「出たー!」と声に出してしまった。出たな酵素!みくまゆたんさんは効果ありました!?
でもでも、断食はすごい!
私は食欲怪獣なので断食という言葉にすら、震えあがるタイプである。
その辛さの描写ときたら、なんと細かく生々しいことだろう。
まるで自分が断食してしまったかのようだ。
ごくりと、生唾飲んで一気読みしてしまった。
私自身、ひそやかにダイエットを敢行しているので、その辛さがひしひしとわかる。
炭水化物食べたい。でも、実際に胃は受け付けない。
日々、鏡を見ては悩んでいる。
「痩せないなぁ」
SNSで流れてくる「この運動をすれば痩せる!」「このサプリを飲めば痩せる!」という情報に翻弄される。
「こんな風に痩せたいなぁ」
ダイエットは正直なところ、自分をけなすことから始まると私は思う。
こんな私ではいけない。もっときれいな自分でいたい。もっとすてきにならなきゃ。
未来の自分をきれいにするのは、今の自分。
今日我慢すれば、明日は少しマシになる。たぶん、みくまゆたんさんもそう思って断食をされたのではないだろうか。
でも、みくまゆたんさんは気づいた。
「今日の私をちょっとだけ好きになる」
その言葉が出てきたとき、私もはっとした。
未来の自分を決めるのは、今の自分であることは確かだ。
でも、人生のうちで自分を好きになってあげる時間の方が、もっともっと大事なことだ。
ギブミーライス!と叫ぶ前に、今の自分自身を、ぎゅっと抱きしめる。
そして明日の食べたいご飯を考え、それが食べられる世界平和を祈る。
それはこのご時世で、きっと一番大切なことに違いない。
今の悩める自分を認めてあげて、明日の自分にエールを送る。
そんな気持ちにさせてくれる名エッセイでした!
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