見出し画像

「ぐるっとパス」は “好奇心を広げるパス”だった。 2,500円で10,000円以上楽しんで気づいた、“お得”以上の価値。

「『ぐるっとパス』って、本当にお得なの?」

過去に使ったとき、紙チケットの管理や“元を取らなきゃ”という気持ちに疲れてしまい、しばらく敬遠していた私。ところが、久しぶりに使ってみたら2,500円のパスで10,000円以上の美術館・博物館を、無理なく・楽しくめぐることができました。

でも、いちばん嬉しかったのは金銭的なお得感ではなく、思いがけない発見や、好奇心の広がりでした。


1) 『ぐるっとパス』とは?

『ぐるっとパス』は、首都圏を中心とした約100の美術館・博物館に無料または割引で入館できる共通パス。価格は2,500円、有効期間は利用開始から2ヶ月間です。

対象は美術館や博物館だけでなく、動物園、水族館、庭園なども。展覧会のジャンルも多岐にわたります。電子チケット版もあり、オンラインで購入し、スマホで管理することが可能です。

2) 「自分には合わないかも…」と思っていたけれど、再挑戦!

実は私、ぐるっとパスを10年以上前に数回購入したものの、うまく使いこなせずに終わった苦い経験がありました。

理由のひとつは、紙の冊子型チケットで管理が面倒だったこと。持っていくのを忘れて、結局、通常料金を払ってしまうこともありました。

もうひとつは、展覧会に行く動機が「元を取る」になってしまったこと。週末の貴重な時間を使うのに、「行きたい展覧会」よりも「パスで入れる施設」を優先してしまい、かえってもったいない思いもしました。

ところが先日、1日に巡った3つの展覧会すべてが『ぐるっとパス』で無料になることに気づきました。「あれ?今日1日だけでも、ぐるっとパスの方がお得だったのでは?」と。

そこで改めて調べてみると、これから行こうと思っていた展覧会も多数。「もともと行く予定の展示だけで元が取れるなら、試してみよう!」と、久しぶりに購入を決めました。

3) 実際どうだった? 2ヶ月使ってみた結果。

● デジタルチケットはとても便利!

まずはチケットの購入。デジタルチケットは窓口まで行かず、オンラインで完結するのでとても便利です。

個人的には紙から電子チケットになったことで圧倒的に使いやすくなりました。iPhoneのホーム画面にアプリ風に追加しておけば、窓口でも慌てずにさっと出せて便利です。

iPhoneの場合、SafariでQRコードのページを開き、メニューから「ホーム画面に追加」で設定できます。

● 想像以上のお得感

有効期間の2ヶ月で訪れたのは12展示。マイペースに巡りましたが、通常料金なら合計10,500円ほどで、パス代との差額は約8,000円。金銭的にもかなりお得でした。

浮いたチケット代でカフェも楽しんだり。

● 以前から「ちょっと気になってた展示」にも気兼ねなく入れる

さらに、良かったことのひとつが、無料であるメリットを活用して、「ちょっと気になってた展示」にもふらっと入れること。例えば、「あの1作品だけ観たいな…」とか「美術館の建築が気になっていたんだけれど…」という美術館・博物館にも、気兼ねなく入れました。

私は普段、金銭的な負荷や作品を観る集中力を考えると、1日1館程度に抑えておくことが多いのですが、「さらっと観るだけでもいい」と思える心理的ハードルの低さから、1日に複数館巡る日も増えました。結果として、1日の時間をより有効に使えるようになったと思います。

もともと建築が気になっていた「菊池寛実記念 智美術館」に初訪問。実際に訪問してみると、難しそう…と思っていた現代陶芸の展示もとても楽しく観られました。

● 「ついで」に立ち寄ったノーチェックの展示に 思いがけずハマる!

外出の帰り道、「近くまで来たし、ぐるっとパスで無料だし、ついでに入ってみようかな!」と、今まで行ったことのない美術館・博物館に立ち寄ってみたりもしました。そして偶然に入った展示で、思いがけず、とても良いものに出会えた…!なんてことも。

例えば、初めて訪問した印刷博物館は、その展示があまりにも充実していて、「常設展」だけで2時間以上滞在してしまいました。通常の入館料1,000円なら、「またの機会に…」と先延ばしにしていたはずが、これから何度も行きたい場所になりました。

初訪問の「印刷博物館」。古代からの印刷に関わる歴史・技術が紹介され、見応え満点。企画展やデジタルの展示など、今後も繰り返し訪問したい場所になりました。

最初は金銭的な「お得感」を求めて買ってみたぐるっとパスですが、実際には、観るハードルが下がったことで、「思いがけない出会い」や「ちょっと気になっていた展示」など、自分の興味を広げてくれた効果がとても大きかったです。

まとめ ) ぐるっとパスは、“好奇心を広げるパス”だった

久しぶりに購入した『ぐるっとパス』の魅力は、「お得さ」以上に、「興味の範囲を広げてくれること」だと実感しました。「今いる場所から近い」「無料だからちょっと寄ってみよう」——そんな軽い気持ちで入った1館が、新しい興味や発見につながりました。

ぐるっとパスは“好奇心の扉”を開くパス。次の休日、気になっていた展示や、まだ行ったことのない場所に出かけるきっかけとして、手に取ってみてはいかがでしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!

ぷらいまり。 最後まで読んでいただきありがとうございます。良かったらサポートいただけたら嬉しいです。サポートいただいたお金は 記事を書くための書籍代や工作の材料費に使わせていただきます。