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いとおしくほめちぎる

戯曲塾、読み合わせ会
私がいたチームは
12名の塾生を半分にして
前半と後半に分けられた
後半チームだ。

卒業のお題は
『オワリカラハジマル』

全体を振りかえろうと思ったが
相当、長くなったので
自分のいた後半チームをちょっと客観的に
ほめちぎってみようと思う。
まず、そうしよう。

後半の構成
①パーティ
➁呼び出し 
➂よふかし
④ルマジハラカリワオ
⑤光は消えて、残った
⑥あの空き地には幽霊が出るらしい

もうこの構成がすごいのだ。
思い出すだけ興奮する。
塾生の作品をつなぐのは
塾頭のギター。ストリートっぽい。
効果音とかもほとんどギター。
ということは、塾生のことを
信じているってことだな。
潔し!スキ!!
その信頼に答えたいと強く思った。

一つ一つをいとおしくほめちぎってみる
(自分の作品も含まれるがあえて他人事で書きます)

①パーティ
この戯曲は
ある男と女がパーティに呼ばれるが
そのパーティがオープニングパーティなのか
クロージングパーティなのかわからない。
しかもスーツ男がドア付近にいるが
なにが始まるか知らされておらず、
なにやら奇妙な雰囲気。
だんだんと男と女が詐欺にあったのではないかと
焦り始めるという流れだ。
結局、パーティーが始まるのか、わかる前に終わる。
ここで終われる勇気というか、潔さが
私はとても好きだった。
A4で6枚という卒塾の条件に対して
詰め込んで、ギリギリまで書かない台本は
余白がある美学。男前だ。
シンプルでスピーディな展開。
風の時代の若い感性を感じさせつつ
宮沢賢治の注文の多い料理店を彷彿させるような
少し怖くなる空気感もある。
このパーティが始まってほしいような
はじまらないでいてほしいような・・・
もうちょっとその先をのぞいてみたくなる心理へ
お客さんを軽やかに誘う
これって生まれる前の胎児のキモチにも似ているのではないか・・・。
そんな物語は後半のはじまりにもってこいの戯曲だった。

②呼び出し
バイト先の上司が失踪して
同じ職場の男二人がその上司と話をするために
上司の家まで来て
こっくりさんをするという話
設定がすでにおもしろい。
コメディ?ホラー?または隠れてBL?
情景や日常などの設定も細かく書かれており、
小説やマンガのような風情も醸している。
実際の発表会のときは
男二人が役を読んで、女二人が動きを見せた。
この女二人の動きが、私には操り人形のように見えた。
舞台の高い天井から照明などをよけて
スッと透明な糸(意図)がおりて
女二人を操っているような
蠱惑的な世界がチラリとこぼれる。
その糸を握っているのは誰なのか。
呼び出しをしているのは本当に男二人なのか
こっくりさんに男二人が
呼び出されているのではないかと思えるような光景だった。
この演出や役者の腕も光って、
この戯曲はかなりお客さんのリアクションが強かった。
笑いがおこり、場がゆっくりあたたまった。
こういう演出や役者の力を舞台にのせることができる戯曲は
実戦力がある証だと思う。
この戯曲は6人の作品の底を
ぐっともちあげたような力強さがあった。
車でいったらアクセル。
チームのみんなも『いける!』みたいな活気がでたと思う
やっぱりお客さんの笑いは
役者にとっても戯曲家にとっても
ご馳走だ。
これが得られた時の
喜びはやったことがある者にしかわかるまい。
ラストで男二人がこっくりさんに
失敗していることに気がつくのだが
これが、あとで出てくる戯曲を予感させるという奇跡を孕んでいる。
書いてる本人たちが意識してないってところが
ドラマティック♪


いっきに6本
ほめちぎろうって
思ったけど
アイが重すぎて文字量過多(笑)
あとは別の日に・・・。


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