【旅行記】東京で「ドンドゥルマ」を探して三千里 ついに見つけた本場の味
※2025年9月11日更新
東京で食べられるトルコアイスについて追記
はじめに
「ドンドゥルマ」を知っていますか?
それは、トルコアイスのこと。
トルコアイスは、トルコでは「Dondurma(ドンドゥルマ)」と言うのです。
本記事では、トルコアイスにハマった筆者がトルコアイスを求めて日本を東奔西走した記録をまとめました。
調査の結果として、トルコから遠く離れた日本でも本場に限りなく近いトルコアイスが食べられました!
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門外不出!?サーレップ
トルコアイスには、「サーレップ」というラン科の植物の球根が原料として使われています。

この写真はトルコ渡航歴のある友人が提供してくれました。ありがとう!
サーレップを入れることで粘度が高まり、あの「取れそうで取れない」パフォーマンスが可能となるのです。
しかも、サーレップは国外輸出が禁じられているため、本場のトルコアイスを食べるなら現地に行くしかありません。
残念、がっくり。
しかし、本当にそうでしょうか?
大阪万博でのトルコアイスとの出会い
2025年、日本では大阪・関西万博が開催されており、各国が集まっています。その中にトルコもあり、なんとメニューには「どんどるまん(トルコアイス)」の文字が!!!!!!!
私は居ても立っても居られず、大阪へ。
1回目は時間が遅かったのかお店がやっておらず、2回目ついに食べることができました。

美味しい!
アイスらしからぬサクサクとした食感、それでいて芳醇なバニラの甘み!
分類するならば、アイスミルクでしょうか。乳脂肪分の含有量はさほど多くなさそうに感じました。
引っ張ってみると伸びる!こんなプレイバリューの高いアイスは初めて!
感動した私は、次にこう考えました。
「都内で食べることはできないか?」と。
東京でトルコアイスを食べるには
東京でトルコアイスを食べるには、大きく分けて2つの方法があります。
1. 羽田空港でトルコアイスを食べる
羽田空港第2ターミナルのミセスイスタンブールでトルコアイスを味わえます。
ちなみに、このミセスイスタンブールと先述の大阪万博のトルコアイス(どんどるまん)は、運営会社が同じトゥーバトレーディングです。

ということで、本場トルコでトルコアイスを食べた経験のある友人についてきてもらい、食べてきました。

わくわくしながら原材料表示を見てみると…

サーレップの記載はありませんでした。
が、代わりに小麦澱粉、安定剤として増粘多糖類を使用していることが分かります。これでトルコアイスらしさを表現しているのですね。
2. 東京ジャーミイでトルコアイスを食べる

東京ジャーミイは、東京にあるイスラム教のモスク(礼拝堂)です。
ここにはマーケットが併設されており、トルコの食品や輸入雑貨を購入できます。
そしてもちろん、トルコアイスも!

美味しい!もっちりとトルコアイス独特の食感があり、ミルクの濃厚な風味が感じられました。
少し混ぜると、よりトルコアイスらしい食感が楽しめるはずです(本場のトルコアイスを食べたことがないので想像ですが…)。
本場に最も近いトルコアイス

種類別アイスクリームなのもミソ。
東京ジャーミイでは、とても美味しいトルコアイスが頂けました。
それもそのはず。これはトルコでトルコアイスを作って160年の伝統を持つギュネイ家の当主が製造している、日本で唯一のトルコアイスです(一部のスーパーでも購入できるようです)。株式会社バーブルハヤツの名前で製造されています。
原材料表示にサーレップの記載はないものの、その出自からして「本物」に限りなく近いと言っていいでしょう。
ふぅ、満足です!
日本で一番美味しいトルコアイス ※2025年9月11日時点
東京ジャーミィにて、非常に美味しいトルコアイスを発見しました!


濃厚なミルクの甘さが特徴的で、ピスタチオの芳醇な香りと歯応えが程よいアクセントとなっています。素晴らしい。
トルコアイス以前に、アイスとして最高峰の美味しさです!
アイスは500mlと大容量かつ、夏の暑い日に食べましたが、およそ30分弱のあいだほぼ溶けずに美味しくいただけました。
粘り気のあるトルコアイスは非常に溶けにくい。
暑いトルコでアイスを食べるために考案されたというトルコアイスの発祥に触れた気分がしました。

製造元は前掲のトルコアイスと同じ、「株式会社バーブルハヤツ」。

原材料表示からはサーレップの使用有無はわかりませんでしたが、伸展性の高さ、味、価格、入手性のどれを取っても高水準でした。
そのため、現時点ではこれが日本で食べられる最も美味しいトルコアイスと考えています。絶対リピートします!
(おまけ)

バクラヴァも絶品でした。
甘党の方はきっとハマります。トルコ紅茶とセットがオススメです。
おまけのコラム:サーレップがないとトルコアイスではない?
サーレップは貴重な原料であるため、近年では本場トルコでもグァーガムに代表される増粘多糖類によってトルコアイスの粘度を補っていると言われています。
昔はサーレップというラン科の植物の球根から採る粉で粘り気を出す方法が主流でしたが、サーレップは衛生面や原料コストの問題があり、近年は増粘多糖類を使用して粘り気を出す方法が主流になっています。

前掲の本場のトルコアイスの原材料表示でもサーレップとグアーガムが併用されていた(しかもサーレップはこれらの添加物よりも量が少ない!)ので、現代では(少なくとも上記のカップアイスは)サーレップだけで粘度を出しているわけではなさそうです。穿った見方をすれば、バニラシード※のように「入っていることが重要」な可能性もあります(違っていたらすみません)。
※バニラシード
一般にバニラ香料とともに使用される、黒いつぶつぶ。
バニラシード自体に香りはないが、バニラアイスに入っていると「バニラアイスらしい高級感」があり、また原材料に表示できる。
つまり、ややこじつけじみていますが、一部のトルコアイスについては、日本でもほぼ変わらないものが食べられる!というわけです。
おわりに:トルコ旅行熱が高まった
本記事では、トルコアイスにハマった筆者がトルコアイスを求めて日本を東奔西走した記録をまとめました。
残念ながら、日本では明確にサーレップを使用したトルコアイスは食べられませんでした。
しかし東京ジャーミイでは、トルコアイスを作って160年の伝統を持つギュネイ家の当主が製造しているトルコアイスが食べられました。
トルコアイス(ドンドゥルマ)にご興味のある方は、ぜひ召し上がってほしいです!
こうして調べているうち、わたしのトルコ旅行熱が高まってまいりました。いつか絶対行きます!
2025年8月に出たばかりの「地球の歩き方 イスタンブールとトルコの大地」。わたしも購入し、トルコの景色に思いを馳せています。
参考文献
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