第14回:AWS EC2とは?初心者向けにわかりやすく解説!
はじめに
前回は、「仮想サーバーとは?」について学びました。
仮想サーバーは、1台の物理サーバーの中に複数作ることができる便利な仕組みでしたね。
では、その仮想サーバーをAWSではどのように作るのでしょうか?
今回は、AWSの代表的なサービスであるEC2(Amazon Elastic Compute Cloud)について学んでいきましょう。
もし会社のホームページを公開したいとしたら?
例えば、あなたが会社のホームページを公開したいとします。
ホームページを作っただけでは、世界中の人が見ることはできません。
24時間動き続けるコンピューター(サーバー)が必要になります。
そこで活躍するのが、
AWSのEC2です。
※Microsoft Azureが提供している仮想サーバーサービスはVirtual Machine(仮想マシン)と呼びます。「Azure VM」と略します。
EC2を利用すれば、物理サーバーを購入しなくても、クラウド上に仮想サーバーを作成し、ホームページやアプリを公開できます。
つまり、
EC2は「クラウド上でサーバーを借りられるサービス」なのです。
EC2とは?
EC2とは、
AWS上で仮想サーバーを作成・利用できるサービスです。
正式名称は、
Amazon Elastic Compute Cloud
ですが、
一般的には
EC2(イーシーツー)
と呼ばれています。
初心者のうちは、
「AWSの仮想サーバーサービス」
と覚えておけば十分です。

EC2では何ができるの?
EC2では、さまざまなシステムを動かすことができます。
例えば、
🌐 Webサイト
📱 Webアプリ
💾 データベース
📂 ファイルサーバー
🎮 ゲームサーバー
🤖 AI・機械学習
など、多くのサービスがEC2上で動いています。

EC2を家に例えると…
前回、
仮想サーバーはマンションの部屋に例えました。
EC2は、
そのマンションの部屋を借りるサービスです。
つまり、
AWS
↓
EC2
↓
仮想サーバーを借りる
↓
ホームページやアプリを動かすという流れになります。

EC2のメリット
必要なときだけ利用できる
使いたいときだけ作成し、
不要になれば削除できます。
数分で作成できる
物理サーバーを購入する必要がないため、
短時間で利用を開始できます。
性能を自由に選べる
用途に合わせて、
CPUやメモリなどを自由に選択できます。
世界中で利用できる
東京や大阪だけでなく、
世界中のAWSリージョンでEC2を作成できます。

EC2を作るときに選ぶもの
EC2を作成するときは、
例えば次のような設定を選びます。
OS(Linux・Windows)
CPU・メモリ
ストレージ容量
ネットワーク
セキュリティ設定
難しそうに見えますが、
AWSの画面に沿って選択するだけで作成できます。
これらは今後の記事で一つずつ学んでいきましょう。
EC2だけではホームページは公開できない
実は、
EC2だけではホームページは公開できません。
例えば、
Amazon S3(データ保存)
Amazon VPC(ネットワーク)
IAM(権限管理)
CloudWatch(監視)
など、
さまざまなAWSサービスと組み合わせることで、初めてシステムが完成します。
EC2は、その中心となるサービスです。

💡復習ポイント
以前学んだ「IaaS(Infrastructure as a Service)」を覚えていますか?
IaaSとは、
サーバー・ストレージ・ネットワークなどのITインフラを、インターネット経由で利用できるサービスでした。
そして、今回学んだEC2は、そのIaaSに含まれる代表的なサービスの一つです。
つまり、
IaaS
│
├─ Amazon EC2(仮想サーバー)
├─ Amazon EBS(ディスク)
└─ Amazon VPC(ネットワーク)というイメージになります。
「EC2=IaaSのサービスの一つ」
と覚えておきましょう。
まとめ
今回学んだポイントを振り返りましょう。
✅ EC2はAWSの仮想サーバーサービス
✅ 物理サーバーを購入しなくてもサーバーを作れる
✅ Webサイトやアプリなど、さまざまな用途で利用されている
✅ CPUやメモリなどを自由に選べる
✅ EC2はAWSの中心となるサービス
次回予告
次回は、
「Amazon S3とは?」
について解説します。
EC2は「処理を行う場所」でした。
一方、S3は「データを保存する場所」です。
AWSで非常によく利用されるストレージサービスについて、一緒に学んでいきましょう。
