【新環境デッキ提案】メガレックウザex+バッフロン|HP280を「実質340」に変えて、青天井打点を撃ち続ける無色デッキ
ストームエメラルダ(M6)の主役、メガレックウザex。HP280はメガシンカexとしては低い——この弱点を、構築で消しにいく提案です。
先に、このデッキが何をするデッキかを1文で。
バッフロンで無色のたね全員を「実質+60」にして耐えながら、場に炎と雷のエネを散らし、ストームエメラルダの打点を伸ばして押し切る。
本記事は7月31日発売前の先行考察です。
まず5行でまとめると
メガレックウザexの打点は「自分のポケモン全員についている炎と雷エネの数×50」。上限がありません。
弱点はHP280。メガシンカexなのにサイドは3枚渡すので、耐久が足りないと成立しません。
そこでバッフロン。2体並べると無タイプのたね全員が受けるダメージ-60。レックウザは実質340になります。
打点はエネを場に散らすほど伸びる。`エネルギーつけかえ`『ガラスのラッパ』でベンチにも配ります。
伝説の溶岩洞(進化ポケモンの特性を消す)を採用。こちらはたね中心なので無傷、相手の進化軸だけ止まる。
いま何と戦うのか
参照できるシティリーグの集計は2026年5月6日までで、アビスアイ(M5)以降は大会データに反映されていません。以下は公開されている環境まとめ(2026年7月26日更新)にもとづく推測です。
Tier1:ドラパルトex/ドラパルトex+バシャーモex
Tier2:メガドリュウズex/オーガポンバレット
Tier3:おまつりおんど、Nのゾロアークex、マリィのオーロンゲex、カミツオロチex、フーディン、ばけがくれ、ヤドキング
Tier1のドラパルトexは2進化、Tier2のメガドリュウズexは1進化。つまり上位は進化デッキが占めています。この事実が、後述する「伝説の溶岩洞」の採用理由になります。
このデッキの軸となるカード
メガレックウザex(ストームエメラルダ収録 / RR・058/076_M6)

無 / HP280 / たねメガシンカex / 弱点:雷×2 / 逃げ2
特性「はしゃのほうこう」:手札からベンチに出したとき、山札の上4枚から基本エネを1枚選んで自身につける
ワザ「ストームエメラルダ」(炎・雷・無):自分のポケモン全員についている炎と雷エネルギーの数×50
たねなので、出したターンから場に立ちます。しかも特性が自前のエネ加速。
打点は場のエネ総数で決まるので、上限がありません。
4個 — ダメージ: 200 / 何が落ちるか: HP200ライン
5個 — ダメージ: 250 / 何が落ちるか:
6個 — ダメージ: 300 / 何が落ちるか:
7個 — ダメージ: 350 / 何が落ちるか: ドラパルトex(320)/メガドリュウズex(340)
重要なのは「自分のポケモン全員」という点です。バトル場のレックウザに集める必要はなく、ベンチに散らしても数に入ります。ここが構築の鍵になります。
バッフロン(HP100 / 無 / たね)

特性「カーリーウォール」:このポケモンと、自分の別の「バッフロン」がいるかぎり、自分の無タイプのたねポケモン全員が、相手のポケモンから受けるワザのダメージは「-60」される
このデッキの生命線です。バッフロンを2体並べると、無色のたね全員が-60。
メガレックウザex — 素のHP: 280 / バッフロン2体で: 実質340
メガガルーラex — 素のHP: 300 / バッフロン2体で: 実質360
ニャースex — 素のHP: 170 / バッフロン2体で: 実質230
「メガシンカexなのにHP280は低い」という弱点が、構造で消えます。
注意点は「無タイプのたね」限定であること。だからこのデッキは、たねポケモン中心で組む必要があるわけです。2進化のファイアローexは対象外になります。
メガガルーラex(HP300 / たね / 無)
特性「おつかいダッシュ」:バトル場にいるなら、自分の番に1回、山札を2枚引く
ワザ「マシンガンコンボ」(無×3):200+(ウラが出るまでコインを投げ、オモテの数×50追加)
4枚採用。バトル場に立ってドローを回しながら、バッフロンの-60を受けて実質360で粘る役です。レックウザを育てる時間を作ります。
ファイアローex(2進化 / HP280 / 無)
特性「エキサイトダイブ」:手札にあり、自分の場に無タイプのメガシンカexがいれば、このカードをベンチに出す
ワザ「かぎづめハント」(無×2):150+好きなカードを2枚サーチ
1枚のみの採用です。レックウザ・ガルーラという条件役が場にいるので、進化ラインを積まずに手札から直接出せます(ヒノヤコマもふしぎなアメも不要)。
ただし2進化なのでバッフロンの-60は乗りません。だから主軸にはせず、「無2エネで150を刻みつつ2枚サーチする」補助役として1枚に留めています。
テラパゴスex(HP230 / たね / 無)
ワザ「ユニオンビート」(無×2):自分のベンチの数×30(後攻最初の番は使えない)
このカードは「テラスタル」ポケモンです。ガラスのラッパは、場にテラスタルがいないと1枚も使えません。つまりテラパゴスexは、ガラスのラッパ3枚を機能させるためのスイッチです。
役割は3つあります。
1つ目は上記のスイッチ。2つ目は、無タイプのたねなのでバッフロンの-60が乗ること。HP230が実質290になります。3つ目が、テラスタル共通の「このポケモンは、ベンチにいるかぎり、ワザのダメージを受けない」というルールです。
3つ目が対ドラパルトexで効きます。ファントムダイブはベンチにダメカンを乗せてきますが、テラパゴスexだけは絶対に乗りません。
なお、もう1つのワザ「クラウンオパール」は草・水・雷が必要なので、炎雷の2色構成であるこのデッキでは撃てません。あくまでユニオンビートと、上記3つの役割で採用しています。
エネを「散らす」ための札
ストームエメラルダは場の総エネ数が打点。だから集めるのではなく、配るカードが要ります。
ぼうけんのランタン(M6) — 効果: 山札から基本炎と基本雷を1枚ずつ手札に / 役割: 2色を同時に確保
エネルギーつけかえ — 効果: 場のポケモンの基本エネを、別のポケモンへ / 役割: 配置を最適化
ガラスのラッパ — 効果: 場に「テラスタル」がいるとき、ベンチの無ポケモン2匹にトラッシュから1枚ずつ / 役割: 一度に2個増える(テラパゴスexが起動条件)
アカマツ — 効果: 山札から違うタイプの基本エネを2枚、1枚は手札・1枚は場へ / 役割: 炎雷の2色だから機能する
炎5・雷5の2色構成にしているのは、アカマツとぼうけんのランタンを正しく働かせるためです。単色にすると、この2枚が死にます。
伝説の溶岩洞(M6)という選択

おたがいの場の進化ポケモン全員は、特性がすべてなくなる。
M6の「伝説」スタジアムは2枚同時に出さないと場に出せないという重い条件があります。普通なら採用しづらい。
ですがこのデッキは、たねポケモン中心です。
メガレックウザex(たね)/メガガルーラex(たね)/ニャースex(たね)/バッフロン(たね)/ラティアスex(たね)=全員無傷
一方、環境Tier1のドラパルトex(2進化)、Tier2のメガドリュウズex(1進化)は特性を失う
つまり一方的に効くメタカードになります。カードの条件が重いかどうかではなく、その条件を満たしやすい構築かどうか——ここで判断が変わります。
サイドの計算
メガレックウザex/メガガルーラex(メガシンカex) — 取られるサイド: 3枚 / 相手(ドラパルトex=2枚)が勝つのに必要なKO: 2回
こちらがドラパルトexを倒すのに必要な回数 — 取られるサイド: / 相手(ドラパルトex=2枚)が勝つのに必要なKO: 3回
サイドでは不利です。相手は2回、こちらは3回。
これを覆すのがバッフロンの-60です。実質340・360になれば、相手はその2回すら簡単には成立しません。
ドラパルトex「ファントムダイブ」200 → 実質340のレックウザには2回でも足りない(400必要)
メガドリュウズex「マキシマムドリル」330 → 実質340には届かない
「相手が2回で倒せる」という前提そのものを壊す。それがこのデッキのサイドプランです。
構築リスト(60枚)
ポケモン(16枚)
4 — カード: メガガルーラex / 役割: 前で殴る/ドロー/実質360
3 — カード: メガレックウザex / 役割: 主砲(青天井打点)
3 — カード: バッフロン / 役割: 2体で無色のたね全員-60
2 — カード: ニャースex / 役割: 出したときサポートをサーチ
2 — カード: テラパゴスex / 役割: ガラスのラッパの起動役/ベンチ無傷
1 — カード: ファイアローex / 役割: 150+2枚サーチ(特性で直接展開)
1 — カード: ラティアスex / 役割: たね全員の逃げ0
グッズ(18枚)
4 — カード: ハイパーボール / 役割: ポケモンサーチ
4 — カード: エネルギーつけかえ / 役割: エネの配置換え
3 — カード: ガラスのラッパ / 役割: ベンチ2匹にエネ供給
2 — カード: ぼうけんのランタン / 役割: 炎・雷を1枚ずつ
2 — カード: メガシグナル / 役割: メガシンカexをサーチ
2 — カード: スペシャルレッドカード / 役割: 相手サイド3枚以下で手札流し
1 — カード: プライムキャッチャー(ACE SPEC) / 役割: 呼び出し+入れ替え
サポート(13枚)
4 — カード: リーリエの決心 / 役割: 手札リセット+6〜8枚ドロー
3 — カード: アカマツ / 役割: 違うタイプのエネ2枚
3 — カード: 暗号マニアの解読 / 役割: 山札の上2枚を仕込む
2 — カード: ボスの指令 / 役割: 呼び出し
1 — カード: シアノ / 役割: ポケモンexを3枚サーチ
スタジアム(3枚)
2 — カード: 伝説の溶岩洞 / 役割: 進化ポケモンの特性を消す(2枚1組)
1 — カード: プリズムタワー / 役割: 手札2枚で1ドロー
エネルギー(10枚)
5 — カード: 基本炎エネルギー
5 — カード: 基本雷エネルギー
デッキコード
`MpSp3p-ogPT3m-yXREyX`

動かし方
先攻1ターン目
メガガルーラexをバトル場へ(たねなので初手から出せる)
特性「おつかいダッシュ」で山札を2枚引く
バッフロンを2体ベンチに並べにいく(ここが最優先)
エネを手貼り
バッフロンが2体揃うまでは、防御が成立していません。ポフィン系のサーチは入っていないので、ハイパーボールとドローで手繰り寄せます。
2ターン目以降
メガレックウザexをベンチに出す(特性で自前エネ1個)
ぼうけんのランタン・アカマツ・ガラスのラッパで、場のエネを増やす
エネが5〜6個になったら、ストームエメラルダで250〜300
ガルーラで前を支えながらレックウザを育て、打点が乗ったところで前に出す——この二段構えが基本の流れです。
対面ごとの考え方
対 ドラパルトex(Tier1)
伝説の溶岩洞が刺さる相手です。ドラパルトexは2進化なので、特性を失います。
ファントムダイブは200。バッフロン2体なら実質340のレックウザは2回でも落ちません。こちらは6〜7個のエネで300〜350を返せます。
対 メガドリュウズex(Tier2)
マキシマムドリルは最大330。実質340のレックウザには届きません。
ただしバッフロンが1体しかいない、あるいは倒された状態では280のまま=一撃で落ちます。バッフロンを2体維持できるかがそのまま勝敗になります。
対 オーガポンバレット(Tier2・草)
こちらは無タイプ中心なので、草弱点を突かれません。
一方でオーガポン みどりのめんex(HP210)は、エネが4個あれば200で届きます。打点が乗る前に殴られると苦しいので、ガルーラで時間を作りながらエネを並べます。
このデッキの弱点
バッフロン2体が前提:1体では特性が働きません。倒されたり、引けなかったりするとHP280のまま戦うことになります。
サイドは常に不利:メガシンカexが主軸なので、倒されるたびに3枚。耐久で覆す設計です。
雷弱点:レックウザは雷×2。雷アタッカーには-60があっても厳しい。
立ち上がりが遅い:打点がエネの数に比例するので、序盤は火力が出ません。ガルーラで耐える時間が必要です。
伝説の溶岩洞は2枚1組:片方しか引けないと、ただの腐り札になります。
とくに1が急所です。「バッフロンを守りながらレックウザを育てる」——この一点を崩されると、HP280のメガシンカexが並ぶだけのデッキになります。
この記事について(注意)
本記事は発売前の先行考察であり、実戦データにもとづく評価ではありません。
環境Tierの認識は2026年7月26日時点の公開まとめによる推測です。参照できる大会データは5月6日まで。
レシピは公式のレギュレーションチェックでスタンダード合法を確認しています。
カード画像はポケミミカード検索より引用しています。
【訂正】2026年7月30日
公開時のレシピに、テラパゴスexを入れ忘れていました。
ガラスのラッパは「自分の場に『テラスタル』のポケモンがいるときにしか使えない」グッズです。当初のレシピにはテラスタルのポケモンが1枚も入っておらず、ガラスのラッパ3枚がまったく機能しない状態でした。
テラパゴスexを2枚採用し、デッキコードを差し替えています。あわせて本文の構築リストと解説も修正しました。
ポケミミ:pokemimi.com
ポケミミTools:pokemimi.com/tools/
ポケミミDesign:pokemimi.com/design/
シティリーグキャンセル待ち:discord.gg/GzZTXRkjAg
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