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HOKA SKYFLOWを、まだ手放せずにいる

帰宅ランの残り2kmくらいのところで、若干着地が硬く感じた。いつもならミッドソールにふわっと沈み込む感覚があるのに、その日はコンクリートの硬さが強めに足裏に伝わってくる。履いているのはHOKAのSKYFLOW。ローテーションの中でも一番出番が多かったシューズで、正直かなり距離を稼いでいる。


ソールの溝がツルツルになってきた

家に着いて玄関でしゃがみ込み、アウトソールを見てみる。前はしっかり凹凸を感じたのに、もうほとんどつるつる。ミッドソールも親指で押すと、他のローテーション組と比べて明らかに沈み込みが浅いように思える。CLIFTON8に履き替えて同じ帰り道を走ってみたら、着地の柔らかさの違いがはっきりわかった。SKYFLOWだけ、なんというか、素材そのものが疲れている感じがする。

革靴なら直せるのに

これが革靴なら、ソールを貼り替えて何年でも履き続けられる。かかとがすり減ったら修理に出せばいいだけの話だ。でもランニングシューズは、そもそもそういう発想で作られていない。クッション材がへたってきたら、それは「直す」ものではなく「引退させる」ものになる。消耗品だとわかってはいるのに、なぜかその割り切りだけがずっとできずにいる。

まだ履けるかもしれない

履けなくなったわけじゃない、というのが厄介なところだ。着地が硬くなった程度で、痛みが出ているわけでもない。だから「まだいける」で押し切ってしまう。値段のことを考えると、なおさら踏ん切りがつかない。安い買い物ではなかったし、まだ履けるものを手放すのはもったいない気がしてしまう。しかも一緒に走ってきた距離が長い分、機能とは関係ないところで愛着みたいなものも積み重なっている。

前にも、同じことをした

こういう迷い方は、実は初めてじゃない。以前にも別のシューズで同じ流れを繰り返したことがある。「まだ履ける」を引っ張れるだけ引っ張って、結局は仕方なく処分した。あのとき、捨てた瞬間に妙にすっきりしなかったのを覚えている。惜しさを残したまま手放したような感覚だった。今回のSKYFLOWも、たぶん同じ結末をたどる予感がしている。

結局、今日も玄関にある

というわけで、SKYFLOWは今日も普通に玄関にある。次の帰宅ランも、たぶんこれを履く。買い替えを決めるでもなく、完全に見限るでもなく、宙ぶらりんのまま距離だけが積み重なっていく。

みんなランニングシューズをどうやって手放しているんだろう、とふと思う。

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