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ぽっくん流投資考察〜ないはある〜

🥔 カルビーのインク不足の袋から生まれる創造性

〜「ないはある」という話〜

カルビーの一部商品のパッケージが、銀と黒だけのシンプルなデザインになった

理由は単純

中東情勢の影響などによるインク供給の問題である

普通に考えれば

「コスト削減」

「品質低下」

「仕方なく」

という話だ

実際、企業側から見れば短所でしかない



ところが面白いことが起きた

SNSでは絵師たちが、その白黒パッケージにイラストを描き始めたのである

キャラクターを描く

ネタを描く。

物語を描く

ただのポテチ袋がキャンバスになった



ここで起きていることは

「余白は創造性を産む」

という話だけではない

もっと本質的な現象がある



私はこれを

「ないはある」

と呼びたい



元々の袋には色があった

完成されたデザインがあった

企業が用意した答えがあった

だから利用者は受け取るだけだった



しかし色が消えた

デザインが減った

完成度が下がった

欠損が生まれた



すると人間は、その欠損を埋め始める

想像する

創造する

参加する



つまり価値を生んだのは

追加されたものではない

失われたものだった



私たちは普段

「あるもの」に価値があると思いがちだ

知識がある

お金がある

才能がある

機能がある



しかし実際には

「ないこと」が価値になる場面がある



投資なら

完成した企業より成長余地に価値がつく

アイドルなら

完成形より伸びしろに人は惹かれる

市場なら

現在より未来への期待が価格になる



今回のポテチ袋も同じだった。

価値を生んだのは印刷された部分ではない

印刷されなかった部分だった



企業はよく足し算をする

機能を足す

色を足す

特典を足す

サービスを足す



しかし今回起きたのは引き算だった

引いたことで余白が生まれた

余白が生まれたことで参加者が生まれた

参加者が生まれたことで創造性が生まれた



短所は消すものではない

文脈によっては資産になる



インク不足は問題だった

でもその問題が

新しい遊びを生んだ

新しい創作を生んだ

新しい価値を生んだ



だからこの出来事は

単なるポテチの話ではない



「ない」は欠陥ではない。

「ない」は可能性である。



🥔 ないはある


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