AIで概要欄を書いても、動画の説明を薄くしない方法
※「配信者のためのAI実践ノート」#7
AIに概要欄を書かせると、文章はすぐ整います。ただ、そのまま使うと「動画をご覧ください」「チャンネル登録お願いします」で埋まり、何を確かめた動画なのかが残りません。
概要欄は、動画のあらすじではありません。見終えた人が根拠に戻り、途中で離れた人が内容をつかみ、次に見るものを選べる場所です。
前回は、タイトルとサムネイルと冒頭の約束を揃える方法を書きました。AIでタイトル案を増やしても、動画の中身を軽くしない方法
概要欄は、動画の外に置く「補助線」
良い概要欄には、少なくとも三つの役割があります。
要点:この動画で何を確認するのかを、二〜三文で示す
根拠:資料・制度名・関連リンクなど、動画内の説明をたどれる形で残す
導線:次に見る動画や、補足記事へ自然につなぐ
この三つがあれば、視聴者は「見た後に何をすればいいか」まで選べます。逆に、AIに自由に書かせると、もっともらしい感想文になりがちです。
AIに渡すのは、台本全部ではなく5つの材料
動画が答える問い
結論ではなく、確認した事実・資料
視聴者に誤解してほしくない前提
動画内で補足し切れなかった一点
関連動画・記事の正しいリンク
資料やリンクをAIに探させるのではなく、こちらで確定したものを渡します。特に制度や数字を扱う動画では、AIが補った説明を出典の代わりにしてはいけません。
先に「書かないこと」を指定する
概要欄を薄くしないためには、入れる情報だけでなく、入れない情報も決めます。
動画内にない結論や数値
確認していない外部リンク
すべての動画に入るだけの定型あいさつ
煽りだけで、説明のない一文
定型文が悪いわけではありません。ただし、各動画の争点より長くなった瞬間、概要欄は読まれなくなります。
使える指示文は「要点・根拠・導線」を分ける
以下の確定情報だけを使って、YouTube概要欄の案を作ってください。
構成は、①動画で確認する問い(2文以内)②根拠・補足の箇条書き ③関連リンク、の順にしてください。
入力にない事実・数字・URLは追加しないでください。不明な箇所は[要確認]と残してください。一般的なあいさつや過度な呼びかけは入れないでください。
AIの出力で見るべきなのは、文章のうまさより空欄です。[要確認]が残るなら、それは動画を公開する前に自分で埋める場所です。
タイトルと概要欄は、同じことを繰り返さない
タイトルが「なぜ○○なのか」と問いを置いたなら、概要欄は「この動画ではどの資料と条件を確認するか」を補います。
タイトルは入口、概要欄は地図です。両方に同じ言葉を並べるより、概要欄で前提・出典・関連する一本を足した方が、動画の価値が残ります。
15分で回す、概要欄の仕上げ
5分:問い、根拠、補足、リンクを箇条書きにする
5分:AIに構成だけを整えさせる
5分:リンク先と、数字・制度名・固有名詞を人が確認する
最後に残すべきなのは、きれいな文章ではありません。「この動画は何を根拠に、どこまで説明したか」が追える概要欄です。
有料記事にするなら、価値はテンプレートの後にある
動画ジャンル別の概要欄テンプレート
根拠・リンクの確認シート
関連動画へつなぐ導線の設計例
AI出力の[要確認]を潰す公開前チェック
AIは概要欄を早く整えられます。でも、動画の信用を補強する情報を選ぶのは配信者です。
▼あわせて読む
・AIでタイトル案を増やしても、動画の中身を軽くしない方法
https://note.com/poliplus/n/nf5297d203968
・AIで公開後の反応を見ても、数字だけに振り回されない方法
https://note.com/poliplus/n/n802a2d692c27
・1本の動画を複数媒体へ展開するAI運用設計――人間に残す判断と責任
https://note.com/poliplus/n/nfa84bc37af7a
・AIで公開前チェックをしても、動画の責任を薄めない方法
https://note.com/poliplus/n/n7881d4f52c06
・AIでコメント返信案を作っても、視聴者との距離を遠くしない方法
https://note.com/poliplus/n/nf7c80d022433
▼このテーマのまとめ
・AI×発信ノウハウまとめ
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