【Field to Table】夏土用、間日のミョウガ収穫
土用の期間中は草刈りや土いじりはお休み。
陰陽道を司どる神様の一人、|土公神(土を司どる神様)が居るから土を動かさないのが慣わし。ただし土用の期間中の間日には土公神が天上へと出かけていて不在だから、その隙にささっと。
この話は昔っからワーカホリックな日本人を戒め、忙しい時、身体に負荷がかかる時期こそ、しっかり休息を取る必要性についての認識共有を図るための伝承なのかなあと思う今日この頃。
農業や自然と向き合う仕事には明確な休みはなく、「休める時に休め」とはいえ仕事は次から次へと湧いて出るもの。「それならいっそ神様のせいにして休みにしてしまえ」と考えると、むしろ理に適っているように思える。
下ノ畑
日々少しずつ手入れしている「下ノ畑」も旺盛に草が生えてくるし、土のある場所と向き合う暮らしに作業の終わりは存在しない。
それでも土地の8割方をセイタカアワダチソウに埋め尽くされていた昨年に比べると、「下ノ畑」も随分と様変わりした。

昨年は伸びに伸びたセイタカアワダチソウと競うように、ぐんぐんと背丈を伸ばしていたミョウガも今年は大人しい。まあ、大きくなり過ぎたものを切ったからでもあるのだけど。
ライバルが居なくなったせいで日当たりが抜群になってしまい、テリトリーを広げにかかった茗荷の若い衆たちは盛大に日焼けしていた。
夏休みの自由研究 - ミョウガの花
今年もそろそろだろうかと掻き分けてみると、もう花が咲き始めていた。

昨年はこのあわいレモンイエローの花をさまざまな角度から観察して、少しだけ液浸標本にもしたんだっけ。

アルコールに浸けたから脱色されてしまうのは仕方ないとして、細胞と細胞壁が肉眼でもクッキリと見えるのが凄い。

神様の居らぬ間に
あまりにも草を引きすぎると土が締まり、乾燥しやすくなってしまう。
だからこの辺りは、背を伸ばしてミョウガの芽を隠してしまがちなセイタカアワダチソウとヨモギの若人とイネ科の何かしらだけを根ごと取り除いた。


現れたミョウガをこの機会にいくつか採取してゆく。

ついでに周辺の背丈が大きくなるイネ科植物たちも抜き去り、こちらも地際にはえる草たちを残した。


除去した雑草たちはみな堆肥の材料とする。
雨がしっかり降ってくれるとこの作業も比較的楽になるけれど、こう暑くて小雨だと大変だ。

しばらく休みと思って頑張ったら手にマメができたり皮膚が破れたりする。これは作業が大変というよりも皮膚が刺激に弱くなったからだろうけれど、いかんせん作業と身体の相性があまり良くはないのだろうな、と思う。

前日は暑くて家に戻るまでの坂道でぶっ倒れるかと思ったけれど、この日は曇り時々雨で作業しやすかった。
ミョウガのほか、里芋もほんの気持ち程度に間引きしてから帰宅した。

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