【3分映画レビュー】『オズの魔法使い』感想|来年3月『ウィキッドPart2』公開前にオススメの1本!
竜巻に飛ばされて、辿り着いたのは『オズの国』。さぁ、みんなでお家に帰ろう。
【食わず嫌い|怖かった『挿し絵』】
ミュージカル系のドラマや映画は大好き。映像作品だけでなく、バレエも劇団四季も宝塚もブロードウェイも観てきたけれど、『オズの魔法使い』の演目だけは、ずっと避けてきました。
完全に食わず嫌いで、なんとなく苦手意識が…たぶんその理由は、幼い頃に読んだ本の挿絵が妙に怖かったから。
赤いルビーの靴を履いた“東の悪い魔女”の足が、潰れた家の下からピーンと突き出していた挿絵を今でも鮮明に覚えています。しかもその靴を脱がせてドロシーに履かせる“北の良い魔女”。
寓話って、時に子どもにショックや虚無感を与えるものが結構ありますよね。私にとって『オズ〜』はまさにその一つでした🌪️🧙♀️👠
【セピアからカラーへ|人力とアイディアで生み出した“傑作”】
さてさて――
1939年公開の本作は、戦前としては非常に珍しい“カラー映画”。同年公開の『風と共に去りぬ』と共に、40年代後半からのカラー映画普及のきっかけになったと言われています。
この作品では「現実世界」と「オズの国」が明確に色分けされていて、冒頭からオズに不時着するまでは“セピア調”の焦茶×白の世界。そしてドロシーが扉をそっと開けた瞬間、“カラー映像”のオズの国が広がるんです。
しかもこの切り替え、セットごと色を塗り分けて撮影したという驚きの手法。扉を開ける前は「セピア色のセット」と「セピア衣装の代役」、外に出る瞬間に「カラフルなセット」と「カラー衣装のドロシー」に切り替えるという、まさに撮影技の妙。
CGのない時代ゆえの工夫が光っていて、先人たちのアイディアって本当にすごい‼︎撮影裏話には苦労も多かったようですが、手作業の積み重ねが名作を生んだと実感しました。
【ジュディ・ガーランド|作品の価値は永遠】
一方で、本作はよろしくない噂も多く、それは世界的にも有名な話。真偽のほどは、当のジュディ・ガーランドにしか分かりませんが、幼い頃から多くの苦労を背負い、短い生涯を駆け抜けた人だったのかな🫧
それでもこの作品は今でも愛され語り継がれているし、そして何より、“ライザ・ミネリ”という素晴らしいスターをこの世に残したことを、天国で喜んでくれていたらいいなぁ。
長年の“食わず嫌い”がようやく解けて、心から楽しめる作品に出会うことができました🌈
🧙♀️追記駄話🧙♀️
ドロシーの愛犬トト役のわんこ。セピアからカラーに変わっても、トトだけはボサボサの黒いまま。
「え、あなただけ!?🤣」
可愛すぎて思わずキュンとしてしまいました🐶💓
