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オルセー美術館所蔵『印象派展』レポ|室内をめぐる物語【国立西洋美術館】

光とまなざしが交差する──印象派が見つめた“室内”の魅力

ピエール=オーギュスト・ルノワール
《ピアノを弾く少女たち》
1892年 油彩/カンヴァス オルセー美術館

Pierre-Auguste Renoir, The Girls at the Piano, 1892. Image via Wikimedia Commons, licensed under CC BY 3.0.

オルセー美術館の印象派コレクションがこの規模で来日するのはおよそ10年ぶり。さらに今回、若きドガの才気みなぎる代表作《家族の肖像(ベレッリ家)》が日本で初めて展示されます。マネ、モネ、ルノワール、ポール・セザンヌらの名品も一堂に会するこの機会に、室内というテーマを通して印象派のもうひとつの魅力をぜひご堪能ください。

引用元:国立西洋美術館「オルセー美術館所蔵印象派展 室内をめぐる物語」公式サイト


ということで、存分に堪能してきました、
国立西洋美術館の『オルセー美術館所蔵印象派展室内をめぐる物語』🫧 

駅前のポスターを毎日眺めているうちに、どうしても行きたくなってしまって。ただただピアノを弾く少女たちが可愛くて――思わず足が向きました。

いつかの海外旅行で、観光団体御一行様として、どこかの国のどこかの美術館で出会った
モネの『睡蓮』以来の印象派。

もうずいぶん時が経ってしまって、正直、いつのことだったが思い出せません…。

展示室内のイメージ

美術館の敷居が高過ぎて…なんて言い訳を続けてきた年月はや十数年。そろそろ、そんな言い訳も“ベテランの域”に入るかもと思い、満を持していざ上野へ🐼🌿


【作品紹介|心を掴まれた作品の数々】

ジェームズ・ティソ作

ジェームズ・ティソ
《L. L.嬢の肖像》
1864年 油彩/カンヴァス オルセー美術館パリ

Pierre-Auguste Renoir, "Young Girls at the Piano", 1892, oil on canvas, Musée d'Orsay. Image: Wikimedia Commons, public domain.

絵のことは詳しくないけれど、ここ数年、
山田五郎さんの絵画YouTubeを観て興味を持ち始めました。

モコモコの赤いボレロ、可愛いなぁ。黒ドレスのツヤツヤした質感も伝わってくる。

素材はサテンかな?引きで見ると朱色のボレロが際立って、温かさまで感じられます。19世紀フランスで流行したスタイルなんだとか。

今回は“室内をめぐる物語”がテーマで、お部屋の中で憂いを帯びた目でこちらを見つめる女性の絵も多くて、思わずドキッとさせられました。そんな目で見つめないで…🤭


アルベール・バルトロメ作

アルベール・バルトロメ
《温室の中で》
1881年頃 油彩/カンヴァス オルセー美術館

James Tissot, "Portrait of Miss L. L.", 1864, oil on canvas, Musée d'Orsay. Image: Wikimedia Commons, CC0 1.0 Universal Public Domain Dedication.

こちらも…そんな目で見つめないでシリーズ
テラスにいる画家の奥様を描いた作品。

かなり大きな作品で、部屋と部屋を仕切る位置に飾られているので、目に入った瞬間にハッとしました。

絵の横には作中の実物のドレスも展示されていて、その小ささにビックリ。150センチくらいかな?

当時の女性は小柄だったのでしょうか。紫のドットが奥様に似合っていますね。

   砂時計スタイル⁉︎細っ‼︎⏳

   Photo of the dress on display,
   people digitally removed.


行きつ戻りつしながら、なんだかんだで、2時間半ほど滞在しました。


フレデリック・バジール作

フレデリック・バジール
《バジールのアトリエ(ラ・コンダミンヌ通り)》
1870年 油彩/カンヴァス オルセー美術館

Albert Bartholomé, In the Greenhouse, c.1881, oil on canvas, Musée d’Orsay, Paris.
Public domain image via Wikimedia Commons.

最後に、私がどうしてもご紹介したい1枚。以前 、山田五郎さんが解説してくださっていて、ぜひ本物を見たかった作品です。

フレデリック・バジールの《バジールのアトリエ》。作中には、壁に掛けられたマネの絵やルノワールの姿もあって、まるで賑やかな声が聞こえてきそうです。

――

『バジールってどんな人?』

バジールは南フランスの裕福な家の出で、パリでは医学生をしながら絵を学んだ人だそう。

仲間思いで、自分のアトリエを貸したり、画材を揃えてあげたり。極貧だったモネの作品をバジールが買い支えた話も有名です🎨

とても温厚な性格で愛されていたバジールですが、普仏戦争が始まり、裕福な家庭の子息として志願兵に。29歳という若さで戦死してしまいます。

その死を悼み、中央の背の高いバジールの姿をマネが描き足して完成させたのがこの絵だとか。

きっと作品の中では、仲間たちと絵画の話に花が咲いているはずです🌷


【さいごに|美術館の楽しみ方・山田五郎さんの教え】

いくつもの物語がギュと詰め込まれた本展示会。美術品や絵画の楽しみ方は人それぞれですよね。

山田五郎さんも言ってました――

「絵の見方なんて気にしなくていい。」
「わかんなくても“好き・綺麗・変なの”って感じられれば十分。」

ほんとうにその通りだと思います。
「これ可愛いな、好きかも。」
それだけで十分満足でした。


皆さんもぜひ、存分に楽しんでくださいね🫧


🐼気になった方はリンクから

展示会公式サイト→詳しくはコチラ
山田五郎さんのチャンネル→詳しくはコチラ

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