ひびいっこ #49 G-SHOCK エヴァンゲリオンコラボレーションモデル
こんにちは、とるて。です。
コンテンツをビジネス視点で語るチャレンジ、
本日の1コンテンツはこちら。
前回に続いてまたもエヴァをピックアップ。
本製品もTVシリーズ放映30周年のアニバーサリーだそうです。
■僕がエヴァの力に驚いた理由
正直なところ、G-SHOCKがアニメコンテンツとコラボすること自体に驚きはありませんし、G-SHOCKとメカの相性はいいので、エヴァがG-SHOCKコラボは納得感しかありません。
と思って調べてみると、2010年にもコラボレーションをしていました。やはりでした。

https://www.rasin.co.jp/blog/others/gshock/
しかし今回のコラボは一味違います。なんとエヴァの世界観を再現するべく、G-SHOCKとして初めて4色プリントを取り入れ、鮮やかなカラーリングを実現しているそうです。
普通に考えると既存の製造ラインでは製造できない製品になっているはずです。となると、追加で設備投資をしたのでしょうか?もし追加で投資しているなら、エヴァがCASIO社に設備投資させたことになります。(実際は外部委託した可能性が高いですが、こう考えると夢があります。)
一介のコラボが、製品の幅を広げちゃったとなると、エヴァの力の大きさを物語っています。
恐らく第1弾のコラボが盛況だったのでしょうね。そのうえ今回の30周年はいろいろな企画が波状に打たれるので、宣伝費をかけずとも売れるという目算があるのではないでしょうか。
■僕が考えるG-SHOCKのビジネス戦略
エヴァ、すなわちkhara社としては命とも言えるコンテンツですし、この30周年の機にモノも名前も売らないといけないというのは良く分かるのですが、G-SHOCK、すなわちCASIO社はどうしてこの企画に乗っているのでしょうか。
G-SHOCKも古くからある名製品です。それゆえにコンスタントにターゲットの年齢層を引き下げないと古びたものになりいずれは廃れてしまいます。
実は僕はG-SHOCKなんてオワコンだと思っていた(とても失礼)のですが、2024年3月期の決算で「G-SHOCKが欧州で好調なうえ、単価が上昇して利益を押し上げる」との情報がありました。
該当の記事は23年11月の日経新聞の記事ですが、以下のようにも記載があります。
4〜9月期のGショックの売上個数は前年同期比11%減の約410万個だったが、単価上昇で時計事業の売上高は3%増えた。国内で平均10%値上げするなど国内外で価格を引き上げ、時計の材質が金属製で単価の高いモデルを増やしていることが奏功している。
23~24年にかけての時期で上記の様相なので、25年で急速に失速しているとは思えません。コンスタントなターゲット層拡大が効果を生んでいると思われます。
エヴァコラボを筆頭に、アニメコンテンツとのコラボは正にチャネルの増加を狙ってのことでしょう。時計好きではない”オタク”へアクセスしたり、上記記事の通りアニメコンテンツを愛する海外勢へリーチする手段なのではないでしょうか。
サブカル好きの僕としても、アニメコラボがあるたびにG-SHOCKを買ってみようかなと心揺れます。この際、アニメコラボで購入する人は事前予約で購入するはずなので、顧客情報を獲得でき、今後のDMに繋がります。一度限りではなく、継続的な流入経路の確保に繋がります。
また、これまでG-SHOCKを購入したことのあるユーザーの中でもコラボをきっかけに顧客単価が増加している可能性があります。コアなファンの居るコンテンツほど、G-SHOCKからするとターゲット拡大に貢献できる、欲しているコラボ先なのかもしれません。
■さいごに
お金使わない人間なので、4万円の時計なんて買ったことないけど買いたいと思うし、身に付けたいと思うけど、買う人は身に付けたりせず飾っておくんでしょうね。
あと、G-SHOCK全体としては決して高い方じゃないことにも驚きました。
本日は以上です。
ひびいっこ、またこんど。
とるて。
