【冬の探鳥】冬の葦原に舞う黄金の瞳 — コミミズクとの邂逅
静寂のなかで待つ時間
冬の日は短い。午後4時を過ぎ、太陽が低く傾き始めると、黄金色の光が辺り一面の葦原(あしはら)を照らし出します。 冷たい風を頬に受けながら、静かに「その時」を待つ。
今日のお目当ては、冬の使者、コミミズク。 多くのバードウォッチャーを虜にする、あの神秘的な瞳に出会うためのひとときです。
しばらく待っていると、ふわりと大きな翼を広げた影が舞い降りました。 運良く、私の目の前にある枯れ枝に止まってくれたのです。

逆光に照らされた彼のシルエットは、まるで後光が差しているかのよう。羽毛の一本一本が光を透かし、柔らかな質感を際立たせています。 コミミズクといえば低空をひらひらと舞う姿が印象的ですが、こうして枝の上で佇む「静」の姿には、どこか高貴な賢者のような風格が漂います
自然がくれる一期一会
コミミズクとの時間は、いつもあっという間です。 日が沈み、あたりが深いブルーに包まれる頃、彼は再び音もなく羽ばたき、夜のハンターへと戻っていきました。
厳しい冬の自然の中で懸命に生きるその姿は、見る者に静かな勇気を与えてくれます。 また明日も、この広い葦原のどこかで彼らの命の輝きに出会えることを願って。
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