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🌿 日当たりの悪い庭とFIRE生活①:バジルは我が家のインフラだ

🍃 葉物野菜は、我が家の「インフラ」

うちでは年中、サラダと昼食用サンドイッチを作る。
そのため、葉物野菜はほぼインフラだ
簡単に育てられて、長く収穫できて、しかもおいしい──そんな都合のいい野菜だけを選抜して栽培している。

庭はあるにはあるが、日当たりが悪い。
そして葉物を庭に植えると、虫が「おいしい葉っぱセンサー」を発動して集まってくる。 目が届かない場所なので、気づくと虫の食堂になっている。

ということで、葉物は基本的に ベランダのプランター勤務 だ。

📅 葉物野菜の年間収穫スケジュール

  • 1〜3月:春菊

  • 4〜6月:ルッコラ

  • 7〜9月:バジル(最盛期)

  • 10〜12月:ルッコラ(再登板)

  • 合間:パセリ

今はちょうどバジルがフル回転している時期。 少し前まではルッコラが主役だった。

🥗 バジルは「薬味」ではなく、主食級

世間ではバジルはパスタやピザの添え物だ。しかし我が家では、まず サラダに使う。 レタスの代わりだ。レタスの立場はもうない。

サラダの半分がバジルだった日もある。トマトやキャベツの千切り、茹でブロッコリーなどと同量のバジルをドレッシングで食べる。
オリーブオイルと塩でもいい。
サンドイッチにも使う。
ツナマヨ、ゆで卵、チーズ、ハム、ウインナー、ポテサラ──全部バジルと仲がいい。

つまり、 ほぼ毎日食べる → ほぼ毎日収穫する という、バジルにとってはブラック企業のような生活になる。

✂️ バジル収穫は「僕の専任業務」

バジルは先端から摘むのが基本だ。
次の生長点を残しながら収穫することで、株が弱らず長く収穫できる。
しかし、僕以外が収穫すると、下の大きい葉っぱをむしる → 下が丸裸 → ほぼ茎だけのバジル という、植物虐待みたいな状態になる。

家族は何度教えても覚えない。ということで、収穫は僕の専任業務になった。

🗣️ 「バジル取って」問題

必要な時に、雑なオーダーが飛んでくる。
「バジル取って」
「何に使うの?」 (収穫量の判断材料)

渡すとだいたい言われる。
「こんなに少ないの?」
「いっぱい葉っぱあるじゃない」

そして悪いことに、 “いつでも必要量が収穫できる”と思われている。
バジルは魔法の植物ではない。僕は農場の社畜でもない。
しかし、どうやら家族はその両方だと思っている節がある。

🎁 バジルは、会社・ジム友へと旅をする

バジルとルッコラは、特に人に喜ばれる。
買うと高いし、量は少ない。鮮度は落ちているし、そもそも売ってない。

だから、会社の昼食仲間がサンドイッチの葉っぱに興味を持つ。
「なあにその葉っぱ」 「いいにおい」 「自分で栽培してるの?」
「今度あげるね」
そんな流れで、バジルは会社へ旅に出る。
ジム友にも渡しているらしい。 弁当の話からバジルに行きついたのだろう。

この時期、 サラダ・サンドイッチ・会社の飯友・ジム友──バジルはフル稼働だ。
そして家族は、 “いつでも必要量が収穫できる”と思っている。
なぜだ。 バジルは自動生成される葉っぱではない。

🌱 僕は心の中でバジルに謝っている

心の片隅で、「どうせ暇なんだから、バジルくらい大量に育ててよ」 という気持ちが透けて見える気もする。

僕は生長点を残しながら慎重に収穫する。 でも毎日続くと、「ごめんよバジル。オーダーがきついんだ……」 と心で泣きながら摘むことになる。
バジルは沈黙しているが、たぶん怒っている。

🍷 それでも、バジルは小さな幸せに変る

それでも、バジルは不思議な植物だ。
いつしか、 甘いお菓子や、どこぞのお土産、僕の好きな酒の友に姿を変えて帰ってくる。

バジルは単なる薬味ではない。 我が家ではサラダとサンドイッチの主役であり、 会社の飯友やジム友との会話の具であり、最終的には小さな幸せに変わる大事な植物だ。
そして僕は、「ごめんよ。成長の邪魔して!」と謝りながら今日もバジルを摘む。

読んでね↓↓↓(創作大賞2026エッセイ部門、ビジネス部門の出品作品だよ)

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