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「またいい人見つかるよ」のまたって何?恋愛ができない私が経験した、共倒れと再生の物語┃【デミロマンティック】

こんにちは。
デミロマンティック・デミセクシュアルを自認している、アラサー会社員のぽんです。

人を恋愛的に好きになるのが極端に難しい私ですが、かつてはお付き合い・同棲をしていた相手がいました。
その関係は4年以上続き、深い絆を築いていたつもりでしたが、相手のうつ病をきっかけに、私自身も心を病んでしまいました。
別れられなかった原因の一つが、【恋愛が本当にできないから、次に行けない】。

今回は、その経験と、恋愛本当にできないのに結婚願望はある。
1人きりで死ぬのではなく、人生のパートナーとともに歩みたい。
そんな私が新しいパートナーを見つけるまでどう立ち直ったかをお話しします。

少しでも、多くの人に読んでいただき、明るい兆しとして前向きに捉えていただければ幸いです。

自己紹介はコチラ!


💟デミロマンティックって?

デミロマンティック(demiromantic)とは、日本語で「半性愛」と訳され、強い絆や信頼関係で結ばれている人に対して、稀に恋愛感情を抱くセクシュアリティのことです。
特徴として、一目惚れや初対面の相手に恋愛感情を抱くことが少なかったり、基本的に人に対して恋愛感情をもたないことも挙げられます。
デミロマンティックの「デミ(demi)」とは、もともと「半分の」という意味を持っています。

💀恋人のうつ病を支え続けた結果、私も壊れた


交際して3年ほど経った頃、相手がうつ病を発症。
休職、無収入、強い自己否定、そして希死念慮。
最初は「支えてあげたい」という思いでいっぱいでした。

生活・福祉サポートすべてを引き受けました。
通院、自立支援医療の申請、障害手帳の取得、国民保険の免除手続き…そこまで全部、やり切りました。

でも、自宅では常に言葉に気をつけながら過ごし、私自身は仕事もフルタイム。

誰かを助けるために、自分をすり減らし続けることには限界がありました。
毎日泣きながら仕事の往復をしました。

このままどうしたら良いんだろう?復職できるのかな?
不安で苦しくて仕方なかったのを覚えています。

1か月以上ろくな食事ができず、2週間はゼリー生活。
発作のように泣きじゃくり、身辺整理を始めている彼に気づいたとき、
「このまま明日、死んでしまうかも」と本気で思いました。
有休を取り、緊急で精神科に連れていき、ご両親にも連絡。

本人の中では、親だけは頼りたくなかったと思います。
でも、私たちは夫婦じゃない。
ここまで来たら、たかが交際相手がなんとかできる問題ではない。

■そして、自分も心を病んだ


私が苦しいなら、共倒れになる前に別れた方が良いと。
周りの人もそう言っていましたし、私も思っていました。

案の定、彼の支援を続けながら、私も徐々に壊れていきました。
どこかで「自分だけは耐えなきゃ」「私が頑張れば…」と、自分の心を後回しにしていました。

重力に逆らえない。
布団に移動することもできず、廊下で朝を迎えることもあった。
悪夢で起き、動悸が激しく苦しい身体に鞭を打って泣きながら仕事に行く。
仕事は手につかず、すぐに体力が底をつき、笑うこともできず、話す気力もない。サービス業なのに声が張れない。出ない。
頭も回ってない。何も考えられない。

「全部私が悪い」「死にたい」と、頭の中がそのことで埋め尽くされていきました。

■もう無理だ。疲れた。


ある日、仕事中にふとそう思ってしまった。
頑張って頑張って、泣かないように、自分に鞭を打って耐えてきた。
限界だった。
心がポキンって、折れた音を、自分の中で何かが崩れ落ちた瞬間を、今でもよく覚えている。

あまりにも仕事が手につかなくて、自分も精神病院を予約。
何件も何件も電話かけて、こんなに苦しいのに、2か月待ち…。
精神科の予約の取れなさ、本当に追い打ち。

ようやく取れたのは、緊急病院である、彼と同じ病院。
しかも同じ先生の予約。
複雑だけど、あの時はほんの少しだけ、救われた気がしました。

💔「また良い人見つかるよ」なんて簡単に言わないで


キャリアも恋愛も考えさせられる年齢で、別れようと思っても、どうしても決断できませんでした。
頭では「このままでは共倒れになる」とわかっているのに、感情がついてこない。
そのギャップも苦しかった。決断ができない弱い自分も嫌いだった。

「恋愛的に人を好きになることがないんだから、もう二度と誰かと付き合えないかもしれない」
そんな焦りと恐れが、私を縛っていました。

■デミロマンティックという性質がつらかった

生まれてから一度も、自分から人を恋愛的に好きになったことがありません。
ドキドキする、会いたくて仕方ない、連絡が来ないと不安になる、そんなよくある恋愛あるあるが一切理解できないのです。

アロマンティックかな?でも元彼は最終的に恋愛感情抱いてた気がする…
ただの薄情者なのかな??

この頃の私はデミロマンティックという言葉を知らなかったため、対処法もわからないし、自分だけがおかしいと思っていました。
この名前を知ったときは、ようやく「私がおかしいんじゃないんだ」「ほかにもいるんだ!」と思え、毎日毎日他の方のブログを読んでいました。
この安心感は、他の誰かにも届いてほしい。

■デミロマンティックで困っていたこと

・一目惚れはありえない
・好意を向けられると引いてしまう
・自分から恋愛感情を持てない
・好きになるのにものすごく時間がかかる
・でも友達は友達
お店の出会い、マッチングアプリ、友達の紹介、基本的に全部無理です。
結構詰み。

デミセクシュアルも自認しており、体の関係なんてもっと無理です。

■唯一交際に発展できるパターンがあるとすれば…


・人として尊敬できる人と、
・完全に友達になりきる前に、
・お互いをしっかり理解できている状態で、
・相手から好きになってもらい、
・私が好きになれるか分からない状況でも良いと言ってくれる人。

…うん、無理ゲーって思いますよね(笑)

大体のパターンは、私が嫌になって突き放してしまうか、逃げてしまうか、相手が別の女性のもとへ行くか。
温度差半端ないし、温度差開くし、そもそも恋愛的な雰囲気も無理、恋愛をしようとしている自分も無理。吐きそうになる。

結婚願望はあるのに、恋愛ができない。
普通の恋ができる人間に生まれたかった。

🔚最終的には別れた。きっかけは浮気。


まさかの展開ですが、相手の浮気が発覚。
もともと怪しいな~と疑っていたところもあったので、苦しかったのもあります。
「バレても許してくれると思った」と言われた時は、さすがに冷めました。
それが最後の一押しとなり、ようやく完全に別れることができました。

あのまま一緒にいたら、私はもいそうく壊れていたかもしれません。
そこに幸せな未来なんてなかった。
今は、別れてよかったと思っています。一切未練はないです。

🧩デミロマでも「詰み」じゃない。

デミロマンティックの恋愛ハードルは確かに高い。
理想が高いわけではなく、生理的に入り口が狭くなってしまうからだと思っている。

でも、自分の心の動き方を深く理解し、言語化できるようになっておくことで、考え方が一致する相手を見つけることは可能です。

自分と同じようなペースで、誠実に人と向き合いたい人はきっといるはず。そう思って、苦手だったマッチングアプリなども挑戦していました。
何人も会ってみましたし、そのたびに吐きそうになるほど苦手意識ありました。
何年にもわたり、何度も入会して辞めてを繰り返してしまいましたが、「理想の生活」を目指すという軸があったから、続けられました。

■受け入れてくれる人と出会えた


最初は「可もなく不可もない」と思った今のパートナー。
でも、厳しすぎる「唯一付き合える条件」を抜けてきた相手。
デミロマの私にとって「不可がない」相手は本当に貴重。

相手もデミロマンティックについて調べ、理解してくれました。

🍀「恋愛感情がなくても、尊敬と信頼があれば、関係は成り立つ」
そう言ってくれたその人と、今は穏やかな関係を築けています。

🌱伝えたいこと


  • 自分の心を後回しにしないでほしい。自分を守れるのは自分だけ。

  • 苦しくなるほど誰かを助ける必要はない。

  • セクシュアリティはアイデンティティのひとつ。

  • 恋愛ができないことを恥じなくていい。浮気ができない誠実さがある。

  • あなたを理解してくれる人はちゃんといる。

  • 自分を知り、自分らしさを大切にすることで楽になる。

たとえマイノリティでも、自分らしく生きることはできる。
この経験を通して、自分を好きになれるようになったし、
そんな私を好きで、応援してくれる人も大勢いる。
今では「ぽんさんらしくていいね」と言ってもらえるようになりました。

■今後、こんなことも書いていく予定です

  • 人間関係を築くときの不安や悩みと対処法

  • 恋愛が苦手な人のための「自分軸の作り方」

  • 多様なセクシュアリティとの向き合い方、伝え方

  • 自分らしく生きるために、「理想から逆算して考える思考方法

生きづらさも、闇深い感情も、新しい希望も私は知っている。
恋愛は苦手でも、信頼関係を築く方法はある。
感情が追いつかなくても、相手を尊重することはできる。
過去に疲れ切っても、それを未来への糧に変える方法もある。


この投稿を読んで思ったことを、ぜひコメントやメッセージでお話ししてください。
今後も、ちょっとだけ心が軽くなる言葉を、ぽつぽつ発信していきますね。

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