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民藝が好き 山陰へ①

早朝の飛行機で鳥取県 へ。
初の山陰地方に 私達の心が躍る。
「噂の 米子鬼太郎空港だ」

日々の暮らしの道具たち


私は 日本の民藝運動に新風を吹き込み、多大な貢献をしたイギリス人陶芸家バーナード・リーチのファン。かつての日本民藝の盛んだった あの頃を 肌で感じたい気持ちもある。


★   大山だいせん / 鳥取県

お天気が良く 朝から大山だいせんドライブ。ミルクラーメンを食べる予定だった "大山まきばミルクの里"は 長期休業中。あら残念。牛たちだけが 草の上で  気持ち良さそにくつろいでいる。

鍵掛峠かぎかけとおげ 展望台は 大賑わい

ナビに振り回され 相当迷った
「わからない」ならそう言って ナビ!



★   植田正治うえだしょうじ写真美術館

鳥取へと ぜひ訪れたかった美術館。戦争の暗い影があった貧しい時代、近くにあるのは砂丘だけ。田舎に暮らす写真家の家族との時間、太陽が照らす小さな幸せ、どんな時も のびのびと明るさへとシャッターを押す。その写真家のセンスは リズミカルでモダン、時にシュール。混迷の中 もがく人々の心に届く 眩しい光を一射した。

当時は新しかった打ちっぱなしコンクリートの大型建造物は メンテナンスが 必要で高額。鳥取県の予算が立たないようで、建物は 劣化が顕著で とても残念。鳥取のこの地に 国内外からファンが来る 魅力ある美術館、作品の輝きを持続させる 確かな眼力と努力は あらゆる面で不可欠だ。

「一切 現金のみ」いさぎよ貼紙はりがみ
受付の 何を聞いても曖昧あいまいで退屈そうな、派手目な帽子の老男性が この美術館で見かけた唯一のスタッフ。
「あの人 植田さんの親戚かな」
「それっぽい。似てるし」
鳥取フィールドなら あるあるかも。

鳥取砂丘で 家族を撮る
写真で有名
砂丘と黒帽子


黒帽子をかぶせる大山だいせん
撮影スポットで皆 ハッピー


◎   大山ハム

美術館の隣にある大山ハム。販売所の前に 最近出来た野外テラスは 車も人も続々来る人気ぶり。まっすぐさえぎるものが全くない大山だいせんを見ながら、美味しいホットドッグやロングソーセージを のんびり堪能できる。

天気が勝負 「テラス ザ タイセン」 
見切れたが、左に大山だいせんある




★  真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン

朝から何も食べておらず、派手なパフェが人気の蕎麦屋だと言う店へ。全く知らなかったのだが、真名井まないは 湧き水で有名な土地らしい。

え、ここ? 民宿?
パフェがあるとは思えない
割子蕎麦わりこそば
殻付き蕎麦の実を挽くので
少し黒め シンプルな蕎麦
シャインマスカットの 美パフェ
盛り付け達人が 厨房にいますね



◎   嘘つきナビに やられまくる

新型車のはずのレンタカーのナビに、今回ほど振り回された事はなかった。大山だいせんの展望台でも グルグル迷いに迷って、ひどく時間がかかったのですが「山だから?」仕方ない。

そして午後、何とかギリギリ間に合うかしら 「出雲大社」をナビにセットして山陰有料道路を進む。夫は隣の助手席で 爆睡していた。

私「あれ?出雲大社出口ってあるよ。これじゃないの?」
ナビ「 700 m 先へ」
私「え…っと…」
ナビ「 700 m 先へ」
私「別の出口が あるのかしら?」
何もない…通り過ぎると、しれっと
ナビ「 3 km 先へ 」
しばらく行くと
ナビ「 そのまま道なりに 5 km 」
私「 んなわけ、あるかーい!」

慌てて高速を降りたが  かなりの時間をロスしてしまい、農道でナビをその日の 宿に入れ直す。私の 怒り心頭…こんな時に …ゆ、許せん。



★  稲佐いなさの浜 / 島根県

10月は神無月かんなづき、だけど 全部の神様は 今こちらにおそろいですという「神 有 月かみ あり づき」って出雲だからって 勝手にパズルみたいに、良いの?
神様たちが集まるこの浜の砂を 少し持って出雲大社へと お詣りするのが、正統な参拝方法らしい。

出雲大社は 翌日に予定変更。

うっとりするほど
神秘的な 美しい浜



★  界  出雲

出雲 日御碕ひのみさき  灯台が 目の前、チェーンホテルなので あまり期待してなかったが、とにかくこのみさきのロケーションが最高だった。デザインや料理の器は 全部「波」模様。内装の白木が まるで神棚の中に入ったような 清々しい空気の部屋。もっとゆっくりしていたかった 良い宿でした。

「灯台が見える部屋」は 人生初!
目茶苦茶 テンション上がった


○  センスがキラリ

居心地の良いシンプルな部屋
茶器の白木箱 開けてみると
出西窯しゅっさいがま(島根県)の茶器が 素敵
この色、これが 出西しゅっさいブルーだ!


○  夕食の後

夜は スタッフによる石見神楽いわみかぐら
スッピン作務衣さむえ姿で 並んで撮影したり


岬の灯台に、時折ボートが近づくのを窓から眺める。何も見えない闇夜は 強い風と波の音しか聞こえない。松明たいまつが掲げられ、髪を振り回して古代の神々が 闘い舞う石見神楽いわみかぐら、ここにいるからこその 不思議な世界。

読書したり みさきビューの
テラスラウンジ
朝食の しじみの味噌汁
おかわりしました



★   出雲大社

2日目は あいにくの冷たい雨。言葉少なに黙々と歩いて寒かった。ここがあの出雲大社だ。傘を放り出し 濡れながら真剣にお詣りする若い女性たち、最大の縁結びのやしろで  一世一代のお願い 気合いは入りますよね。

大〆縄おおしめなわ本社ほんやしろまで
これが なかなか辿り着かない
木が腰蓑こしみのをつけてるみたい
祈りのしろ御籤みくじも美しや



★  出雲民藝館

何もない住宅地の細い道、またナビにだまされたと思ったら 本当にあった。出雲の豪農の屋敷をそのままに、当時の暮らしを垣間見る。

長い日々が作ったつやと色
美しい木塀もくへい
細かく砕いた 玉砂利たまじゃり
荷車が 押しやすいからかしら
外障子そとしょうじだ。すっかり忘れていた
日本は 紙や木、草に土の国
木材蔵もくざいぐら/素朴な道具
出雲のフォークロア ♫ お洒落



★  出雲ぜんざい 「みちくさ」

神在じんざい餅がなまって「ぜんざい」に、ぜんざいは出雲が発祥。あんこ好きの夫のために、ここは絶対はずせない。人気店とは思えないザツな感じ?テレビが流れ、餅が焼けたトースターの音、壁のカレンダーにバイトのシフトの詳細が 手書きでビッチリと。
「こ、個人情報は?」つい笑った。

出雲大社前  駐車場有り
町の食堂?行列店
1番人気 「抹茶ぜんざい」
底に小豆が入ってる
焼いた餅が香ばしい
次点の急上昇「ミルクぜんざい」
泡に溺れた餅、カプチーノ風



ここから ミネラル豊富な宍道湖しんじこを眺めながらドライブ、 旅は松江まつえへと続きます。



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