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ボードゲームが、私たちをもう一度家族にした

「ねえ、こっち入ってこないで!」
「おいおい、そこに置こうと思ってたのに~~~!」
「え!?これ、もう負けじゃん!」

ブロックを手に握りながら、それぞれの言いたいことを、それぞれが言っている。
こんな時間、何年ぶりだろう。

ボードを囲んでいるのは、お父さん・お母さん・弟・わたし。
わたしの里帰り出産に合わせて、弟夫婦が実家へ帰省してくれたことにより、この時間がうまれた。

🎲🎲🎲

私たちが白熱しているのは、ボードゲーム「ブロックス」!
ボードのマスに各色21個の形の異なるピースを交互に置いていく陣取りゲームだ(公式HPより)。

幼少期、家族みんなで人生ゲームとか、トランプをやっていた日々を思い出す。
土曜日の夜、ちょっとだけ夜更かしして、遊ぶ時間がとっても好きだった。
あの頃、そうやって家族で遊ぶ時間は、宿題や上履き洗いが終わったあとのご褒美だったよね。

でも、中学生になって、部活や勉強、友だちと様々な世界を知ってから、家族で過ごす時間は、億劫なものになってしまった。
「家族で過ごすくらいなら、勉強したい。」
そんな反抗的な捨て台詞を残して、自室に篭っていることも多かった。
(たいして勉強できないし、好きじゃないくせに!そして、そういう時は、大抵なんもやってない。)

それから、もっと大人になって、結婚して自分の家庭を持つようになると、実家へ帰るのがより億劫になってしまった。

⭐️🧑‍🧑‍🧒⭐️

そんな自分勝手な私に、こんなあったかい時間がまた訪れるなんて。
20年ぶりくらいの旧家族時間に、胸があったかくなる。

この歳になって、こういう時間を楽しめるのは、奇跡みたいなことだと思う。
両親が離婚もせず、ここまで仲良く過ごしていること
弟夫婦が実家に泊まりに来ていること
両親と、わたしが良好な関係を維持できていること
みんなが健康に暮らしていること

簡単に壊れてしまうものばかりが、壊れずに残っていた。
いままで、当たり前と思っていたけど、そうじゃない。
これまで本当に愛情たっぷり育ててもらったんだなと、強く感じずにはいられなかった。

🌷🌷🌷

お父さんのセコイ発言を聞いて、爆笑していたら、笑いすぎた反動で、涙が出そうになった。

私は、娘とこういう時間をとれるのかな。
その答え合わせは、30年後だ。

その時がくるまで、昔の家族も、いまの家族も大切にしていきたいと心に誓った。


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