小心者だけど、海外生活が肌に合う
noteに最初の記事として自己紹介を投稿してから1週間が経ちました。まずはこの場所を作っただけでも自分の基地ができたみたいで嬉しかったけれど、スキやフォローなどで反応をいただけるとさらにとても幸せな気持ち。数年ぶりにブログ活動を始めてみましたがやはり誰かに読んでもらえたと思うと嬉しいものです、ありがとうございます!いつも夫と娘とドタバタと過ごして楽しいこともイライラすることも多い週末、この場所を作ったことでかつての自分より機嫌良く過ごせた気がします。私も素敵な記事に出会えたらどんどんスキやフォローをしていこうと思います。
早くさらりと日常生活など投稿していきたいなと思いつつも、今回は自己紹介の延長のような感じで、自分と海外生活の相性について深掘りしていきたいと思う。
私は今40歳手前で、海外生活は人生のうちトータルで約15年。だいぶ昔だが未就学〜小学1年生の途中までは韓国・ソウル、中学生時代にはロシア・モスクワに父の海外転勤に家族でついていった。大人になってからは夫がシンガポールにある会社に転職を決めたことでシンガポールに移住して、今年で10年目となる。あとはシンガポール移住の前に1ヶ月だけフィリピンのセブ島に留学したくらい。留学すらもシンガポール生活の準備として夫に促されて無理やり行ったような感じで、自分の意志で海外生活を始めたことは1度もない。
だけど、海外生活がとても肌に合っていると感じている。その4つの理由について語っていきたいと思う。
自分の育った環境と性格との相性がいい
まずはシンプルに育った環境。私は生まれてから6年以上同じ家に住んだことがない。小学生の頃に住んでいた家が最長の6年間、他の期間は全て2-3年に1回引っ越しし続けているような感じ。定住という感覚がなく、愛着のある家・場所がないという意味では寂しいかもしれないが環境が変わることには慣れているし引っ越しにあまり抵抗がない。先述したように家族の転勤についていき海外に住んだこともあったため、夫が意を決して「転職して海外に・・シンガポールに住むことになってもいい?」と聞いてきた時も、「シンガポールなら住みやすそうだしいいんじゃない✨」くらいな感じですんなり受け入れた。
そして私の極端な性格も海外生活との相性がいいのかもしれない。私は自分の性格を端的に表すと「小心者」「ネガティブ」、だけど「楽観的」「スリル・刺激好き」な部分もある。
私は物事に自分以外の誰かが関わることで「小心者」「ネガティブ」な性格が出てくる。人に迷惑をかけたくない、嫌われたくない、怒られたくないという思いが人一倍強いようで心を許せる人以外にはつい本音を隠してしまうし場の空気を壊さないように接してしまう。超典型的な人見知りである。こういう発言して失言だったらどうしよう・・などと考えてしまい、頭の中がネガティブになってしまう。(口から出てくる言葉がネガティブというわけではない)
そのため村社会的なコミュニティや不特定多数の会合や飲み会みたいなものがとても苦手で、その場をうまくやり過ごせているとしても自分自身がすごく疲れてしまう。必要以上に気を遣いすぎるせいなのだが、息苦しさを感じて一刻も早く一人になりたくなってしまう。思い起こせば学生時代も先輩・後輩関係が苦手だった。どこまで気を遣ってどこまで気軽に接していいのか距離感を掴むのが下手で同学年とばかりつるんでいたから、学年の境界線なく上手に誰とでも仲良くできる同級生を羨望の眼差しで見ていたなあ・・
日本で長く同じ場所・同じコミュニティにいて深い人間関係を築くことに比べると、海外生活の中で出会う日本人同士の付き合いは長く住む人、短く住む人、年齢、住む目的など全てがバラバラで出入りもとても激しいのでずっと固定メンバーでいるようなことはないし新参者もするっと入れる空気感。コミュニティの人間関係がさっぱりとしているように感じる。どの環境がいいと感じるかは個々の性格や感覚によって違うのででどちらかの環境がいいという話ではありません。私には海外生活ならではのこのさっぱりとした感じが気楽に過ごせて合うと感じています。
そして私は、自分自身に対しては「楽観的」「スリル・刺激好き」な部分がある。自分の人生でこうしたい!こうなりたい!みたいな展望はなく、辛すぎると感じる環境からはスルッと抜けてきたし、家族や夫に言われるがままに進路や住む場所もなんとなく決まって生きている感じでここまでだいぶ楽観的に過ごしてきました。いいことかはわからないけれど自分軸で動いていない分、流されて行き着いた先に順応することに慣れている。割とすぐ「住めば都」と思えるタイプなので新しい場所でも数週間頑張ればなじみます。
また優柔不断がゆえに海外移住する!とか留学する!とかそういう大枠行動のはじめの一歩を決めたり踏み出すことは苦手だけど、いざ促されて連れてこられるとそこからスリル・刺激を求めて冒険したくなる一面もあります。シンガポール生活の準備のために嫌々行かされたフィリピン・セブ島留学の時も、行ってみたらものすごく楽しくて当時カフェ巡りにハマっていた私は治安的にあまり推奨されてなかった徒歩でどこまでも気になるカフェに向かって足を運んでいた。(その頃はまだGrabのような配車アプリが今ほど浸透しておらず、ジプニーという乗り合いタクシーは乗り方がわからず徒歩しか方法が思い当たらなかった。笑)自分の中で思い切った行動をしてみてうまく行った時、無事だった時の達成感がたまらなく好きなのである。そういうスリル感・冒険感は、母国語である日本語が通じない異国の地の方が味わえる確率が高いです。
同民族同士の圧力からの解放
海外生活は「知らぬが仏精神」で過ごせることも魅力なのかもしれない。
今はSNSで色々な人の暮らし・行動・気持ちがパッと見える時代。日本語でインスタグラムやXを見る私はシンガポールに住んでいても圧倒的に日本での出来事の方が多く目に入ってきて、日本の今のトレンドや人々の考えを簡単に拾えてしまいます。SNSというのはいい出来事、悪い出来事の極みみたいな投稿がピックアップされやすく、刺激的なものがおすすめされて目に入ってきやすいです。
今で言うと私のところにやってくるおすすめ投稿は2歳手前の子供がいるので育児系がメインで心温まるエピソードももちろんおすすめされてきますが、子供をベビーカーに乗せて電車に乗ってたらこんな恐ろしいことが・・とか、子供と出かけて〇〇してたら怒鳴られた・・とかそういう投稿もしょっちゅう目にしてしまう。そういうものを見ると私の性格上、日本だとこういうことも気にしないといけないんだ・・みたいにインプットされてしまって東京で娘とお出かけする時、特に逃げ場のない公共交通機関に乗っている時はとても緊張していました。
SNSで流れてくるものは極端な例であったりすることも多いので程々に心に留めればいいと思うし最低限のマナーや礼儀は国・場所問わず守るべきものだけど、やはり公共の場のマナーとか、育児、仕事、食事、挨拶、対人関係・・・何かにつけて日本の中の日本人同士特有の細かいルールっていうものが存在すると思う。そしてそれは外国人には適用されない・把握されないものも多い気がする。
同様にそれはシンガポールでもシンガポール人同士特有のものがあると思う。私はシンガポールに住んでいる上では自分が「外国人」という位置付けなので奥深いシンガポールの社会ルールはあまり目にしないし把握もできない。だから自分が色々と気にしすぎる性格でも表面上の簡単なマナーだけを守って、気楽に生活できているのかなと思う。私は日本にいる時ほど、勝手ながら見えない圧力を感じて日本人として輪を乱さないようにすごく気を遣ってしまうのだ。
日本人の友人が作りやすく縁深くなりやすい
散々、海外における日本人同士のコミュニティはさっぱりしてるとか書いておいてちょっと矛盾してる感じに聞こえるかもしれないが、個々の友達付き合いとして考えると海外生活の中で1対1で食事やお茶に出かける機会を作れた友人とはほぼ確実に仲良くなれている。すでに日本へ本帰国した友人、別の国へスライドしていった友人も多いけど連絡を取り続けているし、自分が日本に一時帰国する時は会いに行ったりしながら縁が続いている。ちなみに言い訳をしておくと、私は長年海外住んでおきながら英語力は未だにかなり低くシンガポール内に日本人以外のお友達はほとんどいない。
シンガポールでできた日本人の友人との出会い方は様々で、同世代で集まる会に単発で参加させてもらってそこで出会ったり(まさに自分が苦手とする不特定多数が参加する飲み会だったが友人ができて結果とてもありがたかった)、以前は活発にブログ・SNS活動をしていたのでインスタグラムやEメールで直接メッセージをくれて会うことになった人もいる。最近は子育て中のママ向けのコミュニティの存在がとてもありがたく、参加できそうなイベントでがあれば足を運んでそこで出会えたママ友もいる。
日本での友人との出会いというと小学校〜大学のクラスだったり部活やサークル、習い事、そして勤め先の会社・・ほとんどが自分の進路の先で勝手に用意されたクラスや部署の中で自動的に出会うばかりで、そこでの出会いに満足していたし自ら人に出会いに行くという機会はなかった。でも、大人になってから異国の地で生活をスタートするとなると自分から出会いにいかなければ誰とも出会えないのである。(特に家族の仕事の都合などで同行する人はそうだよね)小心者で人見知りでもある私でも、友人ゼロ状態での海外生活は不安で心細くて辛い、つまらない。おそらくほとんどの人がそうだと思うので、海外に移住してきた人の多くが「お友達を作りたい!」という熱意が高いと勝手に予測する。なのでお互い新たな出会いに対してウェルカムな雰囲気で、連絡先の交換なども気軽に行われる気がする。
それぞれの理由・事情で異国の地にやってきて多少の不安やストレスを抱えているところで母国語で心からの言葉で語り合えるからだろうか、初対面であっても無理して話題を探すこともなく「どうしてシンガポールに住み始めたの?」から始まり、「シンガポールって日本と比べてこうだよね〜」「生活でこういうことが困ってる!」などなど自然と会話が弾む。どんなに境遇や生き様が違っても「海外に移住しにきた」という共通点のみで無限に話題が広がるのである。そして楽しさも不安も共有して助け合いながら一緒に海外移住生活を楽しむのである。
そして、また環境の変化が訪れて距離が離れたとしてもしっかりと縁が続いていく。長年住んでいるシンガポールでの出会いだけでなく、中学生時代にモスクワに住んでいた頃に出会った日本人学校の友人とは出会ってからもう25年近くになるがいまだに毎年会っているし、たった1ヶ月しか行かなかったセブ島留学で出会った友人に至ってはお互いあまり素性を知らないまま過ごしたにも関わらず今でも数年に1度必ず会っている。そしてなぜか日本で通った小学校・中学校・高校・大学時代の友人とはほぼ誰とも会っていない。(社会人になってから日本で出会った元勤務先や習い事で出会った同僚・友人とはかろうじて縁が続いているが)これは私だけのパターンかもしれないが、異国の地での出会いは謎のパワーが秘められているのかもしれないと思う。
シンガポールという場所が住みやすい
外国人にとって、シンガポールはとても住みやすいところだと思う。まずは多民族国家な点。国民の中だけでも大まかに中華系・マレー系・インド系がいて見た目・宗教・食文化・母国語もさまざま。日本は観光地や一部外国人の方々が集中して住むエリアを除き、ほとんどの場所において圧倒的に日本人比率が高く、日本語を話して生活している。そのため場所によっては見た目も言語も違う外国人が突然現れたら浮いて見える、驚くというシチュエーションもあるだろう。でもシンガポールはそもそも国民の中だけでも多様性があるため、外国人の存在が浮くというシチュエーションはあまり想像できない。
そして言語面も気楽である。公用語の中でメインに使われるのは英語だけど、それと別にそれぞれ生まれの民族ごとに中国語・マレー語・タミル語などの言語も使うからか、日常生活においては外食や買い物などで非常にシンプルな英語でやり取りされる。なので英語を流暢に話せる必要もなく、必要最低限の英単語さえ口から出てくればなんとか生活できる。ビジネスとなると話は別かもしれないが、日本の義務教育で習う英語で十分なんとかなると思う。私は義務教育の英語すらあまりちゃんとやってこなかった人間なのでその点はとても後悔しているが、そんな私でも1ヶ月のセブ島留学のみの英語力と生活年数の積み重ねでなんとかなっている。
そしてシンガポールの国土面積の小ささも生活面としては良い。東京都全体の面積よりも小さくて、23区と同じくらいの広さである。非常にコンパクトである程度の場所ならMRT(地下鉄・電車)やバスで自由自在に行けるし、少し遠めの場所でもタクシーや配車アプリを使ってサクッと行けてしまう。友人がシンガポール内のどこに住んでいてもシンガポールの中心エリア(セントラル)集合にすれば簡単に集まることができる。
日本の食品・服・雑貨のお店や飲食店が当たり前にあることもありがたい。ほとんどのショッピングモールにユニクロは当たり前、ぽつぽつ無印良品もあるし最近はニトリの店舗も増えてきた。そしてドンキや明治屋をはじめ日系のスーパーもあるし、百貨店は高島屋・伊勢丹がある。日本ではあまりお目にかかれたことがないスイーツ店のシャトレーゼもシンガポールでは非常に店舗数が多い。外食はほんの一部をあげるとするとスシロー・サイゼリヤ・すき家・うどん屋のたも屋あたりにはしょっちゅうお世話になっているし、日系のラーメン屋もよく行く。1人で食事をするときはnana's green teaのランチもお気に入りである。どのお店も東京に住んでいた頃は自宅の近くになかったので家を出て20〜30分以内でこういったお店にサクッと行けてしまうのはなんだか不思議である。
例えば家の作りとか細かい部分は日本のクオリティが素晴らしい思う点もあるけれど、道はしっかりと舗装されていて衛生面もかなり管理されており治安もとても良い。そして日本人以外の友人がほぼいない私でも箇所箇所でシンガポール人の方々とはそれなりに関わって生活してきてとても助けてもらったし、またパッと出会い頭でも優しく挨拶してくれたり少しお話してくれたり子供にかわいいね〜と話しかけてくれたり泣いていたらあやそうしてくれたりと普段からたくさん親切にしてもらっている。シンガポールという国自体の住みやすさも私の海外生活を心地よいと思わせてくれる大きな理由です。
でもね、金銭面的には全然住みやすくないです!
シンガポールの物価・家賃・教育費がとんでもなく高いというのは有名な話であり、紛れもない事実。家賃・教育手当ゼロの現地採用夫のみの給与で生活する我が家、数ヶ月後には2人目の子供が生まれることも考えると家計面はかなり厳しい現状である。カツカツな話はまた別途しよう。笑
今回は自分の思う海外生活との相性について語ってみました。海外移住というと、バリバリ働く!チャレンジ!みたいなイメージもありますが、こんなゆるい感じで生きている人もいます。
いや〜久々に文章を書きたいままに書くの楽しいです!長くなりすぎたかもしれませんがもし読んでくださった方がいらしたとすれば本当にありがとうございます🙇♀️
ブログを始めるまでは娘がプレスクールに行っている間、夕飯から寝かしつけまでの体力を養うために無理矢理昼寝とかをしていましたがこうして頭の中の考えを言語化する時間を過ごす方が自分にとってはよっぽど息抜きになっている気がするし時間があっという間に過ぎていきます。この場所を大切に、少しずつ記事を増やしていきたいです。
