プレスクールの送りでガツンと感じた娘の成長
娘のリンちゃんはまもなく2歳になる。
0〜1歳の間は変な言い方だが初めての育児だったので未知の生物という感じで、とにかく無事に毎日生かすことに必死でその過程でいつのまにかリンちゃんが寝返り、ハイハイ、立つ、歩く、飲む、食べるのような人間の超基本行動を取得していた感じだった。
1〜2歳までは成長の種類が全然違って、体や動作の成長だけでなく感情や言葉がたくさん出てきてものすごく人間らしくなった1年だった。
2歳〜3歳はどんな成長を見せてくれるのか楽しみだ。
noteの記事は激しく感情が動かされたことを書きたくなってしまうのでどちらかというと大変だったこと、ネガティブな感情やストレスの発散みたいな内容が記事のネタとして浮かんでしまうが、今朝は娘の成長に感動し心を動かされたシーンがあったので記しておきたい。
娘のリンちゃんは現在シンガポールのローカルのプレスクールに通っている。私たち夫婦は日本人なので家では完全に日本語で生活しているが、プレスクールで使われる言語は英語・中国語のみ。言語の違う環境で頑張って園生活を送ってくれている。通い始めてもうすぐ3ヶ月になるが、すっかり慣れて親目線ではとても楽しく通ってくれているように見える。
プレスクールに登園する時は、園に入る前に基本的な健康チェックがある。
体温の確認 「Take a temperature」
口内の確認 「Open your mouth」
手の湿疹の確認 「Show your hands」
足の湿疹の確認 「Show your foot」
手指消毒ジェルをつける 「Wash your hands」
登園確認の写真を親子で撮る 「Take a photo」
このように、手足口病の兆候がないかを重きに置かれたルーティンを毎日やる。登園確認の写真は両親以外にも住み込みヘルパーさんや他親族が子供を送り迎えするパターンもあるのでセキュリティの意味も込めて必ず毎度登園した子供と送り迎えした大人の写真を一緒に撮る。(退園の時も撮る)
ちなみに「」に書かれている英語はそれぞれの手順のときに先生がかける言葉で、リンちゃんの頭に完全に刷り込まれている。
プレスクールへの送り迎えは私がベビーカーでリンちゃんを連れていっていて、園についたらベビーカーからリンちゃんを持ち上げて抱っこして先生と向かい合わせに置かれた椅子に一緒に座って、前述した登園チェックの一連のルーティンを行う。リンちゃんは私の膝の上である。低めの椅子なのでリンちゃんが自分で座ることもできるはずだが、入園初日からずっと抱っこからの私の膝の上で登園チェックを受けている。
これまではその流れに問題はなかったが、現在2人目を妊娠して7ヶ月に入っている私はここ最近突然お腹が大きく目立つようになってきて、ベビーカーからリンちゃんを持ち上げるのもなかなか腰が辛いし、膝の上にリンちゃんを座らせるのも段々厳しくなりそうだな・・という感じである。これからもっとお腹が出てくるし、2人目の子が生まれた後はその子を抱っこ紐で抱っこした状態でリンちゃんを送り迎えすることになると思うので物理的にリンちゃんを私の膝の上に座らせるのが不可能である。2人目の子を抱っこしてるからリンちゃんはママの膝の上に乗せられないよ..みたいなシチュエーションはなんともリンちゃんの心をかき乱しそうである。
そこで私は、プレスクールに到着したらリンちゃんに自分でベビーカーから降りてもらって、リンちゃん一人で椅子に座るという流れに早いうちから変えたいと考えた。
小さなことではあるが、慣れているルーティンを変える時はちゃんとリンちゃんに説明してからとなんとなく決めている。そして、ルーティンを変えるにあたりできればいい感じの理由もつけたいところ。
そこで私は2歳になるタイミングでルーティンを変えるという切り口で、今朝プレスクールに向かう途中でベビーカーに座るリンちゃんにこう話しかけてみた。
リンちゃんもうすぐ2歳になるんだけどね、もし2歳になったらちょっと自分でやってみてほしいことがあるんだけど・・・
プレスクール着いた時にいつもティーチャー(先生)がTake a temperatureとかOpen your mouthってやる時の椅子、自分で座ってみようか?
リンちゃんに極力伝わるように、ルー大柴さんのような話し方になっている点はご容赦いただきたい。
しかしこんな長ったらしい説明、まだギリギリ1歳の娘に伝わるのだろうか。そもそも1歳・2歳の概念何?っていう感じだと思うのだが・・・でもとりあえずの声がけは大事と思い、多分伝わってないだろうくらいの感じでさらりと1回だけ言っておいた。
そして、プレスクールに到着。
私的には先ほどリンちゃんに伝えた新しいルーティンはあくまで2歳になってからというつもりだった。今朝はまだ1歳なので、いつも通り抱っこして椅子に向かい私の膝の上にリンちゃんを乗せて座って登園チェックをしようとした。しかし、ベビーカーのベルトを外してリンちゃんを抱き上げようとしたところ・・
リンちゃんがするんと下に向かってベビーカーの手すりをすり抜け、自分の足で地上に降り立ち、スタスタと歩いて自分で先生の向かいの椅子にひとりで座ったのである。なんと、先ほどの私の1回きりのまどろっこしい説明がリンちゃんに通じていたのである。2歳になったら、という点はすっ飛ばされたがまずは私の話がこんなにもちゃんと通じていたことに感動した。
先生も急に自立したルーティンに変化したリンちゃんに気づいてOh✨と驚いて褒めてくれた。私もその場で「リンちゃん、さっき話したこともうやってくれたんだね!」と、めっちゃ褒めた。
あまのじゃくな話だが、2歳になるまでのあと少しだけの間は逆に私の膝の上での登園チェックを噛み締めようと思っただけに少しだけ寂しい。笑 でも今日から自分でやるぞ!と意気込んで自分から変わってくれたリンちゃんの姿を見てこういうふとした小さな、でもガツンと心に響く成長が嬉しくてたまらない。
余談だが子供と送り迎えした大人が一緒に写る登園・退園確認写真はいつもプレスクールの連絡用アプリに保存されるが毎日上書きされてしまうので、私はなんとなく毎日欠かさず保存していたのだがそれをしていて本当に良かった。
プレスクールに入園してからしばらくは登園の時に泣いていたリンちゃん。だから最初の方の登園確認写真は般若のような泣き顔のリンちゃんと苦笑いの私の写真となっている。それが今ではリンちゃんはたまに満面の笑みでキメ顔して見せたり、他のお友達が来て嬉しげによそ見をする表情に変わった。そしていつも私の膝の上にリンちゃんが座って密着した感じで撮っていた登園確認写真は、今日からリンちゃんが椅子に座ってその横に私が屈んで横並びに写るスタイルに。その変化が写真として形として残っているのは非常にありがたい。
子育てあるあるな話だが、夫と娘が戯れている動画や写真は私がマメに撮影するので大量にあるが、夫は私と娘の動画や写真を滅多に撮ってくれない。だから、プレスクールの登園退園確認写真がリンちゃんと私の唯一の記念写真である。
すっぴんでボサボサの疲れきっている日もあるので自分も含め写真を撮られるのが恥ずかしいと思うこともあったが毎日大体同じ時間に娘と一緒に写真を撮ってもらうことが、とても貴重なことだと気づけたのだった。
最近はイヤイヤ期にも突入していて手を焼くことも多い娘だけど、今朝はとても頼もしく感じた。2歳の誕生日は、彼女の成長を思いきり褒め称えながら祝ってあげたいと思う。
