岐阜県美術館で過ごす、静かなアートの時間
いつも見てくださりありがとうございます。
先週訪れた岐阜県美術館の話です。
自然の法則というのを感ずることがある。
それは身近に循環が起こりやすくなる。
例えば、気になっていた事がシンクロする。
偶々書いたテキストの内容と外で出逢う出来事がシンクロする。
周りにミラクルが頻発するようになる。
元は繋がっているのではないかと思ってしまう。
ただ、凄く偶然というのを感じてやまない。
今回は、先日書いた喫茶クロノスの話しである。
題材は干支でした。十二支の話しを盛り込んで話しを進められないかとフッと浮かんできたのである。私が尊敬している南方熊楠も十二支という本を書いているし、日本の歴史からみて、十二支獣というのは今に至るまで繋がりを感じている。
普段の会話でも、干支で何年?と聞くとそこまで直接的ではないけど、年齢もある程度分かる。
すると急に思い立って、岐阜県美術館へ行こうと思った。
オディロン・ルドン展(光の夢、影の輝き)は興味があったので、観ようとおもった。
そしてもう一つ、山本芳翠(多彩なるヴィジュアル・イメージ)の方もあってこちらを観ようかは少し悩んだ。
けど、会場にいってせっかく来たんだから、両方観ようとなり共通券を購入した。
オディロン・ルドン展から観ていく。
気になったのは第1章画家の誕生と形成にあった35「永遠を前にした男」である。
この絵の説明にパスカルの「パンセ」の有名な言葉がある。
この無限の空間の沈黙は私を脅えさせる
この絵を何回も見返して、考えた。
小学生の時に、ドライブで堤防沿いを走っていた。
そこで大空の無限に拡がる光景をみて脅えてしまったのである。
自分の矮小さに恐怖を覚えてしまった。
当時は訳が分からず、祖父は心配してくれたが、それからというもの、神経などは過敏になり、胃腸は弱くなった。
これも運命であるが、ここで語彙力や言語化が出来たらばもう少し世界は違ったように見えただろうと思う。(今となっては良い思い出である)
ここで本来は意志力が必要であったということだ。
世界との分離を言語化出来なく、苦しんだ。変人扱いも受けた。
この絵をみて慄く男の姿は動物のようであった。
しかし、私たちは人間として生きると言うことは、神との対話も必要となってくる。そのためには過去に描かれた美しいものを観るというのも一つである。
人と違って良いじゃないか、そういうことをまた想起させてくれる素晴らしい美との対話であった。
そして、「横顔の女(左向きの)」等人物の横顔の描き方がとても印象的で、鼻のところの書き方も気になった。
もう一つ気になった作品は「シュラミの女」である。
その色彩の中で、美しいさがその作品から滲み出ていて惹きつけられた。
色に魅せられることが多いので、何回も観てしまう。
美術とは自分のペースで観るのが一番である。
カップルがいて、女性がゆっくり観たい人で男性の方は後ろからついてくる。
これでは、片方が退屈してしまう。
私は各々が作品展で己と対峙して、そこで湧き出て来たものを外のベンチで話し意見を言い合ったり共感するというので良いと思う。
気を遣っていて、美の鑑賞がおざなりになるのは良くない。
ルドン展は観るところが多くて、結構頭というか体力を使った。
そして、山本芳翠の作品展へいく。
こちらは、そこまで難しい顔をしなくて観なくていいので、ふらっと観ていた。
ずんずんと進んでいくと、どっちが順路がわからなくなり、ある部屋に入った。
そこには目立つ「浦島図」の絵が飾ってある。圧倒されていた。周りにも絵が展示してあって、そこになんと十二支をモチーフにした絵が飾られている。
子⇒亥まである。途中無かった干支もあったが、どれも凄く面白い。
自分が意図していないところに向こうからのギフトがあるのである。
頭で考えれることなんて、限りがあるのでやはり肚も使っていく事である。
パリ留学時代に師事したジャン=レオン・ジェローム
が歴史画の大家であったこともこの十二支獣を描いたことに繋がって入るのだと思う。
十二支獣は室町時代から盛んに描かれることが多かった。
美術館へはなるべく通うようにしている。
それは美との対話であり、己との対話でもあります。
ある絵を観て、心に感じるものがある、琴先に触れることが出来たらばそこから新たな何が起こっている。
是非美術館に足を運んでみると良いと思います。
作品展は期間が限られているので、日時の確認をお忘れなく。
画像はXのgrokで作りました。
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