1名入社決定←カジュアル面談:32件?途方もないアクション数の前に徹底すべき3つの心構え
「結局、1名入社決定するために、カジュアル面談を何名実施すれば良いのですか?」
というご質問を企業様よりいただくことが多数あります。
早速具体論ですが、
エージェントが実施している各進捗の分析
採用企業が実施している各進捗の分析
は異なる部分があります。それが「カジュアル面談」の存在なのです。
2016年頃から突如として始まったカジュアル面談。
発端はWantedlyかなと個人的には思っています。「応募」ではなく「話を聞いてみたい」というボタンを設置し、候補者が企業へラフに話を聞きに行ける座組みを作ったのがWantedlyでした。そしてGreenでも「話を聞いてみたい応募」が発生し、その他エンジニア採用における求人媒体については、カジュアル面談が必須のような雰囲気となり、今に至ります。
ただ、皆さん忘れてはならないのは「カジュアル面談」は必須ではないこと。候補者が選考を希望をしている場合に実施すれば問題ありません。しかし、昨今の転職市場から、カジュアル面談をしなければならないと言う風潮があり、少し複雑な市場になってしまっていると感じています。
話を戻しましょう。
1名入社決定に至るまでに、どのようなプロセスを踏めば良いのか。
- 内定承諾 :1件 ※内定承諾率 :50%
- 内定 :2件 ※最終面接通過率:50%
- 最終 :4件 ※1次面接通過率 :30%
- 1次 :13件 ※カジュアル面談合格 & 選考意思OK:40%
- カジュアル面談 :32件
皆さん、こちらをよくご覧ください。「32名」のカジュアル面談実施をして、やっと1名内定承諾を得る計算になります。予想以上に大きい数字ではないでしょうか。
むしろ1名採用するために32名のカジュアル面談はかなり骨が折れます。これはどうにかならないのか?という問いが本ブログを書いた背景です。
この途方もないアクション数に対して、いくつか取り組むべきことをご紹介したいと思います(むしろ2021年はここに注力すべきです)。
1. カジュアル面談のクオリティをとにかく上げる
まず下記をご覧ください。

これはカジュアル面談を起点とした各進捗への遷移率を表現した図です。
上記進捗の歩留まりの中で「採用企業側」の努力で最も上げやすい項目は、「カジュアルでのマッチング(採用企業側OK) & 選考希望(候補者側OK)」になります。特に太字で記載をした「選考希望(候補者側OK)」に注力して努力すべきだと考えています。
1-1. カジュアル面談を分解して考える
皆さん、日々実施しているカジュアル面談をイメージしてみてください。
カジュアル面談は採用企業側のアウトプットが多いかと思います。ただ、人間と人間ですから自然と「この方は当社にマッチするのか/しないのか」と見極めてしまっているのではないでしょうか。仮に話をしてみて「この方はぜひ次の選考に進んでほしい」と思った場合、もう一つステップがあります
それは、「そもそも御社の選考を希望していただけるか(選考希望)」です。
カジュアル面談を実施して、そのままフェードアウトしてしまう候補者もたくさんいらっしゃいます。一方で、別の企業では選考希望を持ち、ふと気付いたら別の企業に転職しまっている、という事象も散見されます。
これは御社がカジュアル面談において、目の前の候補者をワクワクさせられなかった、選考希望を頂けなかった、ということになります。せっかくスカウトメールを配信して返信が来て、設定できたカジュアル面談。御社が仮に良いと思っても、候補者が御社のことを良いと思わなければもったいないのです。ここで離脱が発生します。
1-2. カジュアル面談1件を設定するのにどれだけの行動(アクション)量があったのか?
前述をした重要性を本質的に理解いただけている企業様が少ないように思っています。カジュアル面談に至るまでに、どれぐらいの行動量があったのか。そして、候補者の人数は有限です。特にエンジニアはその候補者を逃してしまうと、ホットな(転職意向が少なからずある)候補者はどんどん少なくなってきます。なので、「別の方を探そう」と安易に考えるのは危険な思考なのです。
エンジニア採用においての一つのエピソードとして、総じてエンジニア採用における採用企業側の目線(求めるスキルバー)は高いです。そのため仮に人事側がマッチしている候補者様を30名ピックアップ をしたとしても、エンジニアの方にそのピックアップリストを見てもらうと、実際にスアクトメールを送信しようと思うのは10名程度。10名スカウトメールを送信したとして返信率10%(仮)の場合は1名返信。そして1名のカジュアル面談にいたる。そして「ちょっと今のカジュアル面談はあまり良い感じではなかったなー」と軽いタッチで言ってしまっている場合は行動量をきちんと把握した上で、というのは認識いただければと思います。
1-3. 貴方(カジュアル面談担当)のクオリティを上げないと、候補者の力は発揮されにくい?
また、カジュアル面談のクオリティーを上げる必要がある理由はもう一つあります。これは僕個人的な解釈なのですが、目の前にいる候補者が面談/面接において100%以上の力を発揮していただけるかどうかは、御社のアウトプット次第だと思っています。
どういうことかと言うと、もし仮にあなたが婚活中だとしましょう。目の前にいる異性の方がどのような方かもわからず、どのような魅力もあるかもわからず、そういった方に対してあなたの魅力を精一杯語る事はしますでしょうか。一方で、目の前にいる方が自身のことをワクワク語ったり、将来性を語ったり、好みを語ったり、笑顔でハキハキお話しいただける方は少なからず好印象を持つかと思います。
何が言いたいかというと、自分のポテンシャルは相手がどのような話をするのか、どのような態度なのかによって変わってきます。カジュアル面談で御社の魅力や実態を率直に、かつワクワクさせるような話をすることによって、目の前にいる候補者のポテンシャルを引き出すことができ、結果的に良い選考になると思っています。それが故に、ポテンシャライトのカジュアル面談は「100%惹きつけで実施してくれ」と各メンバーに伝えています。もちろんどんな話をするのか、などは細かく戦略設計をしておりますが、これを始めてから、当社の選考に進んでいただける方は第一志望と言っていただけるケースが格段に増えています。
カジュアル面談を軽視してしまう企業様は、今後採用活動はうまくいかないことが増えてくると思いますし、クオリティーを上げ続けることによって採用市場において大きく差別化を図れる事は紛れもない事実なのです。
2. エージェントの重要性
まずこちらの数値をご覧ください。
- 内定承諾 :1件 ※内定承諾率 :50%
- 内定 :2件 ※最終面接通過率:50%
- 最終 :4件 ※1次面接通過率 :30%
- 1次 :13件
前述したカジュアル面談を用いての歩留まりとエージェントさん経由の歩留まりを比較いただけると、どれぐらいの工数削減になるのかご理解いただけるかと思います。
結論としては、「エージェントを用いて採用活動する場合」は「カジュアル面談を実施する場合」と比較すると「40%」の工数になります。
またエージェント経由だと候補者への採用企業情報のインプットはしていただけるケースも多いです。そのため、面談/面接において「え、なんかこの面談の目的や背景が不明瞭なんだけれども」という場合は少なく、スムーズに話を進めることができます。
もちろんエージェント経由だと紹介料金(年収× 35%程度)がかかりますが、これを考慮した上でもエージェントを使わない採用手法は考えにくい時代が来るのではないかなと思っています。
ただ、候補者⇒エージェントを見極める時代になってきています。
特に僕の周りのスタートアップ界隈だと、そもそも内定が出にくいスタートアップへの注力をする事はエージェントにとっては得策ではありません。そのため、スタートアップやtech企業など、難易度が高い採用活動をしている企業様へエージェントが注力をしてくれる事は、必然性は低いのです。
話を整理すると、昨今のトレンドによりカジュアル面談が必須のように捉えられていますが、エージェントを使うことによってカジュアル面談の必要はありません。そしてエージェントが御社の意向を上げをしてくれることを念頭に置くと、エージェントを用いた採用活動における必然性は2021年において上がってくるのではないかと予想しています。
3. 採用活動におけるコンテンツの重要性
この項目の説明を書いていたらものすごい文字数になってしまったので、この「コンテンツ」についての内容は別のブログに記載しました。下記をご覧いただければと思います。
端的に説明すると、2021年以降は採用活動において「コンテンツ」が豊富に揃っている事は前提であり、かつ「整理」がなされていることが当たり前のような時代に差し掛かってくるのではないかと思っています。
もしかしたらポテンシャライトが少し考えすぎなのかもしれませんし、今年中にそのトレンドが来るか分かりませんが、間違いなくやるに越したことはありません。
とにかく一筋縄には勝てない採用の市場になっているので、誘発性が高い採用活動ではなく必然性が高い採用活動ができるようになると良いのではないかなと思っています。
最後に
皆さん、いかがでしたでしょうか?
カジュアル面談についての捉え方は年々変わってくるでしょうし、変化に対応しながら活動を進めて参りましょう!
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