2025年度 私文の共通テスト利用の傾向~ 武蔵大学の場合
共通テスト利用はMARCHに合格できるなら合格するであろうレベルに出願しました。選定したのは「武蔵大学」です。
無事合格をいただけましたが、武蔵大学は共通テスト利用のデータを公開していますので、今年の傾向を調べてみました。
2025年度 共通テスト振り返り
まずは共通テストの結果から振り返ってみます。
2025年度 共通テスト 平均と前年との差(抜粋)を表にしてみました。

※正しい資料は令和7年度試験 | 独立行政法人 大学入試センターをご覧ください。
平均点が高かった科目は
国語:126.67点
歴史総合+世界史探究:66.12点
公共+政経:62.66点(※新形式)
前年比で平均点が大きく下がった科目は
地学:-14.98点
化学:-9.43点
地理:-8.26点
一般的な私立文系志望の科目である、国語、歴史(特に世界)の平均点が高くなりました。英語もリーディングにおいては前年よりも6点も高い結果でしたので、私立文系においては共通テスト利用のボーダーが高くなると予想できます。
武蔵大学 共通テスト利用の実際
ここ数年(~2024年)の武蔵大学共通テスト利用のレベルは以下の通りです。
確実に受かるレベル:
得点率75%〜85%程度
偏差値55〜60
合格を狙えるレベル:
得点率は70%〜75%
偏差値50〜55
2025年度は共通テストが易化しましたが、結果はどのようになったのでしょうか。
以下は過去3年間の倍率とボーダー得点率の推移です。

正しい情報は入試結果 | 武蔵大学 でご確認ください。
3年間で最も得点率(ボーダー)が高かった年のセルを緑色に、ボーダーが高くなかったにも関わらず倍率が高かった年をオレンジ色にしてみました。
見事にボーダーが高かった年は2025年に集中しています。2025年は倍率が高かった学科も多く、ボーダーの上昇は共通テストの難易度の易化だけでなく、人気の高さも影響していると考えられます。
特に倍率が高かった学科は、
経済・経済学科:3.0倍 → 5.4倍(前年比+2.4倍!)
経済・経営学科:3.4倍 → 5.1倍
社会・メディア社会学科:3.3倍 → 4.3倍
でした。
特にボーダーが上昇した学科は、
経営学科:2024年 73.1% → 2025年 82.5%
英語英米文化学科:70.0% → 79.6%
グローバル学科:75.9% → 81.7%
国際教養・経済経営は異質であり、倍率は横ばい(1.7~1.9倍)で推移して、得点率も他学科より明確に低い水準(69.3%)にいます。
ボーダーの高さの秘密
武蔵大学ボーダーの高さは「配点の自由度の高さ」にも要因があります。
配点パターンに複数のバリエーションがあり、受験生にとって有利な得点パターンを自動的に採用してくれるのです。
たとえば経済学部では、以下の4通りの配点パターンが用意されています(400点満点):
英語(Rのみ200点)、国語(現代文71点・古文29点)、社会他100点
英語(Rのみ200点)、国語(現代文100点)、社会他100点
英語(R150点・L50点)、国語(現代文71点・古文29点)、社会他100点
英語(R150点・L50点)、国語(現代文100点)、社会他100点
このうち、得点が最も高くなるパターンが自動的に採用されます。そのため、結果的に全体として得点率が高くなりやすく、ボーダーも上昇しやすくなる傾向があります。
特にMARCH未満の大学は、このように配点パターンが多く、見かけのボーダーでは難易度は測れません。共通テスト型模試では配点を考慮した計算を行ってくれるので現実的な志望校もしっかり入れておくと良いです。計算はシンプルに見えて複雑なのでお気をつけください。
次回は共通テストリサーチについても書いていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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