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「日本語の会話は混乱するから英語で話してほしい」と、フランスの小学校に通う8歳娘にお願いされた話

こんにちは、阪口です。2025年春から南フランスのエクサン・プロヴァンスという街に家族で暮らしています。

今日は、8歳娘の言語学習についてです。

娘は、エクサン・プロヴァンスにある公立小学校に通っています。

公立校なので授業は当然フランス語。1日8時間、みっちりフランス式の教育を1ヶ月ほど受けています。最近そんな娘から、

「日本語の会話は混乱するから英語で話してほしい」

というリクエストを受けました。

「日本語の会話は混乱するから英語で話してほしい」

うん?英語?フランス語じゃなくて?

聞くと、

・日本語は表現が難しく、言いたいことをどう言えばいいかわからない時がある。

・それよりは、英語の方がシンプルで話しやすい。

・毎日フランス語で疲れているから、頭を使う日本語より英語が助かる

とのこと。

ためしに僕の拙い英語で話しかけてみると、日本語の時にはなかった長文のアウトプットが返ってきて唖然としました。

日本語が弱くなったというより、フランス語環境への適応(学校で過ごす時間も100時間を超えました)で頭がかなり疲れていたのだと思います。

学校では一日中フランス語を浴びている一方、まだ自由に話せる段階ではありません。その中で、英語は型がシンプルで、自分の気持ちを出しやすい言語だったのかなと。

通っている英語スクールで「意見の言い方」「意見を言うための単語」を習っているのか、本当に英語のほうがスムーズに言いたいことの表現ができるようでした。

たしかに、日本語は難しい

娘はフランスに来るまで、ずっと日本で育っています。両親揃って日本人。

習い事として英語に触れる時間は多かったですが、普通に日本の幼稚園→小学校に通っていたこともあり母語は日本語です。

ただ、言われてみれば、

日本語は「世界で最も習得が難しい言語のひとつ」と言われますし、語彙も漢字も増やし続ける必要があります。

文法構造も、あるのかないのかよくわからない言語ですし、英語やフランス語のように構造が整っている(説明できる)言語を学んでいる娘にとって、難しく感じるのだろうなあと思いました。

娘は小学2年生。

なにか言いたいことがあったとき、英語のように違う単語に置き換えて、シンプルな表現にすることも難しそう。

ということで、パパと娘の共通言語は「英語」になりました。
(※パパは英語がさほど話せません。昔住んでいた時に習ったタイ語のほうが得意)

トリリンガルへの挑戦、どうなるか

うちはバイリンガルは目指していましたが、トリリンガルは狙って目指したものではなく、結果的に今の環境になっています。

この環境に適応したり、脳が進化するためのプロセスだと思うのですが、負荷が一番かかっているのは間違いなく娘なので、僕自身英語は苦手なのでえすが、娘の希望はできるだけ叶えたいなあと思い受け入れることにしました。

フランス語の補講の先生曰く、1年後にはフランス人ネイティブ同様の読み書き会話ができるようになるそうです。

1年後の今には、日英仏の3言語の読み書きができるようになるという訳で、、、そのときの娘の頭の中がどうなっているのか、どう言語を使い分けするのか、僕にもわかりません。

親としてできることは、

・できるだけサポートすること
・その時々の成長に合わせて適応すること

だなと思ったのですが、それは日本に住んでいても、外国語があってもなくても同じことかと書いていて思いました。

できることを、できるだけやっていきたいと思っています!

阪口ユウキ

追記

こないだ娘の友達家族と一緒にピクニックに行ったのですが、旦那さんはアルメニア語、ロシア語、フランス語、英語の4ヶ国語を話すことができるそうで、子どもたちともフランス語で話していました。

ヨーロッパだと、母国語+隣国の数ヶ国語ができる人は珍しくありません。日本人としては珍しいですが、世界的にみれば一般的だと思うので、きっとどうにかなるんだろうな、と思うことにしました。

個人的には、日本語の美しさと複雑さが好きで、これだけはネイティブでないと使いこなせるようにならないと思うので、日本語教育は引き続き力をいれてやっていきます。

追記
この後、日本から大量に児童書を送ってもらいました。娘が好きな学研の世界の名作シリーズです。日本語を自分のペースで読めるからか、落ち着く。と言っていて、結局1ヶ月くらいで日本語が混乱する。と言わなくなりました。



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