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何度言っても動けない子に、最初の一歩が見えていないことがある

A4一枚で「次に何をするか」を見える形にする

子どもを動かすためではなく、順番と終わりを見えやすくするために。

手順書は、子どもを細かく管理するための紙ではありません。


「今、なにをするのか」
「次はどこへ進むのか」
「どこまでやれば終わりなのか」

その流れを、目で見て分かりやすくするための手がかりです。

言葉で何度も伝えても、うまく届かないことがあります。

「早くして」
「ちゃんとやって」
「次はこれでしょ」

大人は流れが見えていても、子どもにはその順番がまだ見えていないことがあります。

それは、やる気がないからとは限りません。

手順が頭の中でつながらない。
終わりが見えない。
どこから始めればいいか分からない。

そんな状態なのかもしれません。

手順書は、がんばらせる紙ではなく、見通しを渡す紙


スモールステップ手順書は、活動を小さな順番に分けて見せる支援です。

たとえば、

「お風呂に入る」

という一言の中にも、子どもにとってはたくさんの工程があります。

服をぬぐ。
浴室に入る。
体を洗う。
髪を洗う。
湯船に入る。
体をふく。
服を着る。

大人にとっては自然な流れでも、子どもにとっては途中で迷いやすい流れです。

だから、必要なのは「もっと言うことを聞かせること」ではなく、

順番が見えること。
終わりが見えること。
戻れる手がかりがあること。

そのために、手順書があります。

でも、手順書を作る大人も大変です


手順書があると助かる。

それは分かっていても、作る側には負担があります。

どこまで細かく分けるか考える。
子どもに伝わる言葉に直す。
イラストを探す。
印刷しやすい形に整える。
何枚も作る。

必要だと分かっている支援ほど、作るまでが重くなることがあります。

そして、忙しい日が続くと、

「作った方がいいのは分かっているけれど、今日は無理」

となることもあります。

それは、支援する気持ちが足りないからではありません。

作る前の負担が大きすぎるだけです。

そこで、A4で使える手順書GPTに作り直しました


今回作り直したのは、スモールステップ手順書GPTです。

今回の改訂版では、使いやすさを少し変えました。

活動の流れを、
A4一枚に4〜5項目ずつ
順番に並べられるようにしています。

長い活動の場合は、必要に応じて

A4 1枚目
A4 2枚目
A4 3枚目

という形で、必要な枚数に分けて出せます。

一項目一枚のカードも便利です。

でも、子どもによっては、全体の流れが一枚の中に並んでいる方が安心しやすいことがあります。

「今はどこ?」
「次はなに?」
「あとどれくらい?」


が、A4の中で見えるからです。


このGPTでできること

スモールステップ手順書GPTでは、たとえば次のようなことができます。

* 活動を4〜5項目に分ける
* 子どもに伝わりやすい短い言葉にする
* 否定語を減らして、見て分かる表現にする
* A4一枚に収まる形で整える
* 長い活動は、必要枚数に分ける
* 各項目に合うイラスト案をつける
* 家庭用、学校用、作業学習用などに調整する


使える場面は、生活動作から学校の活動まで広いです。

たとえば、

「帰ってきてから寝るまで」
「朝の支度」
「歯みがき」
「上履きを洗う」
「調理の手順」
「学校の係活動」
「作業学習の流れ」


などに使えます。



入力は、短くて大丈夫です

最初から詳しく書かなくても使えます。

たとえば、こう入れます。



入力例

お風呂に入る手順を、A4一枚に4項目で作ってください。
小学校低学年向けです。
文字は短く、イラストも入れたいです。



これだけで大丈夫です。

詳しく分かっている場合は、

「自閉スペクトラム症の子で、順番が見えないと不安になります」
「文字は少なめがいいです」
「家庭で使います」
「学校の作業学習で使います」
「1枚に5項目までにしてください」

のように足すこともできます。

出力イメージ


たとえば、「お風呂に入る」なら、こんな形です。



A4手順書

おふろにはいる




このように、活動の流れを短く並べます。

大事なのは、きれいな教材を作ることではありません。

子どもが

「次はこれか」

と見通しを持てることです。

見せ方のポイント


手順書は、作って終わりではありません。

使うときは、少しだけ見せ方を工夫します。

たとえば、

* 子どもの目に入りやすい場所に置く
* 一度に説明しすぎない
* できた項目を指差しで確認する
* 途中で止まったら、言葉を増やす前に手順書を見る
* 合わなければ、項目数を減らす

「見てくれない」場合もあります。

そのときは、子どもが悪いわけではありません。

文字が多すぎる。
イラストが分かりにくい。
場所が見えにくい。
活動の分け方が細かすぎる。
逆に、まだ大きすぎる。

そんな可能性があります。

手順書は、子どもを合わせるものではなく、子どもに合わせて調整していくものです。


気をつけたいこと


このGPTは、手順を見えやすくするための道具です。

子どもの安全判断を代わりにするものではありません。

体調が悪い。
強い不安がある。
危険がある。
パニックが起きている。
本人が明らかに苦しそう。

そういうときは、手順書で進めようとしすぎず、人の支援や環境の調整を優先してください。

また、GPTに入れる情報は、必要最小限で大丈夫です。

子どものフルネーム、学校名、住所、顔写真、医療情報など、個人が特定される情報は入れないようにしてください。

「小学校低学年」
「文字は少なめ」
「お風呂の手順」
「家庭で使う」

このくらいでも、十分作れます。

GPTはこちら

名前:スモールステップ手順書GPT
できること:活動を小さな手順に分け、A4で使える見通し手順書を作る
おすすめ場面:生活動作、学校の活動、作業学習、家庭での流れづくり

少し先の安心につなげるなら


朝の支度で止まりやすい場面では、
「朝のミッションメーカー」が役に立ちます。

予定やルールを短く伝えたい場面では、
「わかるつたわる」が合います。

手順書を作っても見づらそうなときは、
「気づきメガネ」で、どこが見えにくいのかを先に整理すると進みやすくなります。

どれも、子どもを変えるためではなく、
見えにくかったものを少し見えやすくするための道具です。

おわりに


「何回言えば分かるの?」と思ってしまう場面の中には、
本当は「順番がまだ見えていなかっただけ」ということがあります。

見通しがあると、少し安心できる。
終わりが見えると、少し進みやすくなる。
手順が外に出ると、大人の声かけも少し減らせる。

スモールステップ手順書は、子どもを管理する紙ではありません。

その子が、次の一歩を見つけやすくするための手がかりです。

必要な人が、自分のタイミングで使える小さな道具になればうれしいです。