手帳デコを4年続けたら、余白ゼロの旅ノートを作るようになった話
コロナ禍が明けた2023年春から今年にかけて、私はあちこち旅をしました。
きれいな景色を写真に収め、パンフレットも持ち帰り、お土産だって買いました。
しかし、私は記憶力が致命的。
どんなに楽しかった旅でも、半年も経てば細かい部分は忘れてしまいます。
現地の人の優しさも、知らなかった歴史も、些細な感動や出会いも、あいまいな記憶の中だけに残すのはもったいない。
ということで、私は旅ノートという形で旅の記録を残すことにしました。
私にとっての旅ノートは、コロナ禍のステイホームで始めた手帳デコの最終形態のようなもの。
初めはマスキングテープやデザインペーパーでデコって、写真と旅の感想が少し書き残せたらいいな、くらいに思っていたのですが、
気が付いたら自力でイラストを描き、カラフルに色を塗り、空欄を文字でみちみちに埋めたノートを作るようになっていました。
これまでたくさん、おしゃれでセンスのいい手帳をYouTubeやインスタで見て真似してきたけれど、私に合っていたのは余白をたっぷり取った読みやすい手帳ではなく、
カラフルで、賑やかで、細かい文字でぎっちぎちに埋めた、記録というより読み物としての旅ノートが完成形だったようです。
先日、福島で開催された大ゴッホ展に行くため、弾丸旅をしてきました。
そのとき作った旅ノートを例に、私の手帳作りのコツをご紹介したいと思います。
《旅ノートin福島》
弾丸旅だったので旅程は一日のみ、全12ページの旅ノート。
まずは全体像をどうぞ。


(私は刀剣乱舞が大好きです!)




もはやこの写真では、文字が読み取れないほどのみちみち具合。
でもこれがいいんです。
どんなに細かい思い出も、思う存分書き残すことができる。
疲れたときに読み返したら、あのとき楽しかったな、って気持ちを思い出せて幸せです。
◎旅ノートの作り方
0.準備
【旅行中にしておくこと】
*新幹線や電車など、ざっくりした発着時刻を記録しておく
*パンフレットはもらっておく
*チケットの半券はとっておく
*お店のレシートもとっておく
*現地限定のマスキングテープやステッカー、シールなどがあれば集めておく
*写真はたくさん撮っておく!(ほかの方のご迷惑にならないように!!)
【旅行後にしておくこと】
*写真は印刷しておく。L判1枚にスクエア型の写真が6枚収まるくらいが使いやすい。サイズを大きくしたい場合は、2〜4枚が収まるようにすると貼ったときにノートからはみ出ない
*レシートを参考に、食事したお店の名前と注文したメニュー、寄ったお店の名前と買った品物名を把握しておく
*今回は使わなかったけど、お土産のお菓子の箱や包み紙もデコに使えるのでとっておく

前はiNSPiCで印刷していたけれど故障してしまったので、今はCanvaで編集してセブンイレブンで印刷しています。
【使用した筆記用具】
*手帳:トラベラーズノート レギュラーサイズ(デザインフィル)
*万年筆:kakuno 極細(パイロット)
*万年筆インク:四季織 花冠(セーラー)
*Juice up黒 0.3mm(パイロット)
*マイルドライナー(ゼブラ)
*EMOTT(三菱鉛筆)
*スタビロ蛍光ペン(スタビロジャパン)
*スタンプ(100均、スタンプマルシェ)
*スタンプ台:いろもよう 墨色(シャチハタ)
*マスキングテープ(100均)
*シャープペンシル
*消しゴム
*36色色鉛筆(三菱鉛筆)
*テープのり
*はさみ
*封筒 長形3号(100均)


1.ページを縁取る
まずはすべてのページの上下をマスキングテープで縁取る。
マステorデザペ(※デザインペーパー)は1種類に絞ると統一感が出る。その方があとで見返したときに、どのページからどのページまでが一回分の旅行だったのかが一目で分かる。
マステやデザペの代わりに、お土産の箱や包み紙、紙袋などでデコってもかわいい。
2.下書きする
下書きに入る。ページ毎の内容は以下の通り。
p1:旅の目的
p2:周辺地図
p3:旅の日程
p4:当日の服装、持ち物(今回はぬい撮りのぬい)
p5-6:メインの目的地
p7-8:メイン以外の観光場所
p9-10:お土産&購入品一覧
※p11-12は下書きなしなので割愛
写真がないところはイラストで。
文字は飾り文字にして、新聞の見出し感を意識する。
あとで写真を貼って文字を書き込むので、その分を空けておくこと。
飾り文字の代わりに文字スタンプを使っても良い。
ひらがな、英字、数字などのスタンプが、100均やロフト、文具女子博等で買えます。
以上を踏まえてできた下書きがコチラ。





人物画のコツは表情を豊かにすること。
喜怒哀楽が分かりやすいと、その時の気持ちを思い出しやすいです。例えばこんな感じ。

イラストを描くのが難しい場合は、以下のようなシールで代用するのもアリ。
特に女の子シールが一枚あると、おしゃれ度がぐっと増します!

地図を描くときは駅を基点に、まず線路と国道を描き込みます。
川があれば川も、ランドマークになりそうなものがあればそれも追加。
行ったところを☆でマークし、ざっくりと距離感が分かるように描ければOK。

もらってきたパンフレットに地図があれば、それを切り貼りしても良い。
2.線画にする
1.の下書きを、黒ペンでなぞって線画にする。
なるべく細くて濃い色のペンのほうが、メリハリがつく。
できたら下書きは消す。
今回はJuice upを使いましたが、コピックの0.1mmでもいいと思います。そちらは耐水性なので、カラーペンで塗るときも滲まなくて楽。
できたのがコチラ。





3.色塗り
カラーペンで飾り文字や吹き出しを塗り、細かいところは色鉛筆で塗る。
使うペンは彩度(※色の鮮やかさ)を同じにすると全体的に統一感が出る。手っ取り早いのは、同じメーカー、同じシリーズで揃えること。
色鉛筆で塗るときは、複数の色を混ぜると深みが出る。
ポイント使いとしてスタンプを押す。スタンプの色は、線画の色に合わせると自然。
シンプルな印象にしたいときは、使う色を3色以内に収めると統一感が出ます。
できたのがコチラ。ぐっと華やかになりました!





4.写真を貼る
印刷しておいた写真を任意の大きさにカットし、テープのりで貼っていく。
お土産ページは、ショップカードやお菓子の説明書も一緒に貼っておく。大きすぎる場合は、端だけマステで留めて折りたたんでおく。
この作業を後半に持ってきたのは、先に貼ってしまうとページの表面がでこぼこして、色が塗りにくくなるから。紙モノの切り貼りはなるべく後で。
できたのがコチラ。いい感じにごちゃごちゃしてきた!




5.文字で埋める
各ページの空白を、思う存分文字で埋める。
書く内容は、当日の天気や現地の気候、観光地で見たものの感想や様子、現地の人にしてもらったこと、かけてもらった言葉、予期せぬハプニングやトラブルなどなど、なんでもOK。
ペン先は細く、インクは濃いめの万年筆orボールペンが書きやすいし読みやすい。
季節に合わせた色のインクを使うのも楽しいかも。
春は桜色、夏は水色、秋はオレンジ、冬はねずみ色、みたいに。
できたのがコチラ。
多少の誤字は気にしない! 大事なのは勢いとパッション。




6.紙モノ収納
封筒を半分に切り、袋になった方を残す。
ステッカーやシール等でデコったら、テープのりで貼り付ける。
袋がポケットになる。この中に、パンフレットやフライヤー、チケットの半券、おみくじなどを収納する。

7.完成!
できあがり! 読み応え抜群!!!
この作業を何回も何回も繰り返すと、ノートがどんどん分厚くなって「育って」いきます。
その過程を見るのがまた楽しい。
旅の記録は、スマホで写真を撮っても滅多に見返さないし、SNSにポストしても流れていってしまう。
こうしてあえてのアナログで、面倒でちまちました作業をすることは、自分の世界に没頭できるし、旅行が終わってからもしばらく楽しい気持ちが続くのでおすすめです。
◎おまけ。過去に作った手帳たち
1.旅ノート
3年前から作り始めた旅ノート。
初めはイラストも少なく、デザインペーパーやシールを駆使して作っていました。
写真をペタペタしていたのは変わりませんが、そのうち「自分で描いた方が思い通りのサイズ・構図で描ける」ということに気付いてからはイラストの割合が増えました。
初めの頃に使っていたのは無印良品のリングノートです。
ぱんぱんに育ちました!





この東京旅行は別記事にまとめており、ことりっぷ×note「#私のこだわり旅」で優秀賞をいただきました。ありがとうございました!!!
このあと無印のノートがパンパンになってしまったので、去年からトラベラーズノートに変えました。
リフィルはMD紙。無罫なのでイラストの邪魔をしません。裏写りもしないし、書きやすい!


トラベラーズノートのリフィルは一冊あたりのページ数が少ないので、パンパンになる前に新しくできるのがいいですね。
表のゴムバンドのチャームも自分好みにカスタムできるのも嬉しい。
2.トラベルしてないトラベルノート
旅ノートは作るのが楽しいけれど、頻繁に旅行できるわけではないですよね。
なので、友達と会ったとか、イベントに行ったとか、美味しいものを食べたとか、いつもとちょっと違った特別な日を「トラベルしてないトラベルノート」と名付けて記録することにしました。
使用しているのはMDノート(ミドリ)。万年筆やカラーペンが裏写りしなくて重宝しています。




3.自炊日記
他にも自炊記録をつけています。
食べものがメインなので、デコは控えめ。
レシピは手書きよりスマホを見た方が見やすいので、あえて書いていません。
使用しているノートはロルバーン(デルフォニックス)。方眼が付いているのが書きやすい。デザインも豊富で迷います。



終わりに
手帳作りの良さは、なんといっても完成したときの達成感です。
私は細かい作業が好きなので、楽しみながら手帳を作っていますが、
「これはちょっと大変そう……」と感じた方は、まずノートに写真を貼って、ひと言コメントを残すだけでも立派な記録になります。楽しかったら大正解!!!
旅ノート作りが流行って、今後も手帳人口が増えることを願っています。
そしてできれば、この記事を参考に作ったあなたの手帳も見せてくれると嬉しいです。
