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カーテン、ギルティ―、羽の舞い

1/12 月曜日
 プラスチックゴミの日。どうも「ゴミ」と書いたり「ごみ」と書いたり表記に揺らぎがあるのが自分で気になる。いつかガバっと編集してしまおう。今朝は路面は凍りつつそれほど風もなく比較的歩きやすかった。しかし今日も今一つやる気が出ずぼんやり。頭痛ーるアプリを見るとやはり気圧変動があった。原因が判れば安心する。
 明日は外出するので買い物をメモする。デスクの防音シート、台所のシリコンマット(滑らないという製品だが静音にもなるらしい)、この間友達が履いていたルームソックス(と言う名前らしい)を探す。スリッパだとパタパタ音がするので柔らかくて滑り止めがついたルームソックスで暖を取りつつ静音できればと思う。ほとんど防音関連だが、そのくらい気になっている。夜10時以降に電気ケトルでお湯を沸かすのも躊躇う。結構、沸騰間近になるとゴォォォォってすごい音が鳴りますよね。それが地鳴りのように響くので個人的に慌てたのであった。壁が薄いって怖い。
 なので、自分が出す音で気になる部分はできる限りの方法で防音対策をしてみる。予防をした上でなら、お隣にうるさくされても「また始まったか」と思うだけだし、他の住民からお隣に注意が行っても「ほらね」と思うだけだ(怖いな、おい)。
 昨夜も22時過ぎくらいまでゲームをやっていたようで重低音が響いていた。でもゲームをする知人から「つい夢中になると音や時間を忘れてしまう」と聞いたので多分夢中になっていてハッと我に返り、23時になる頃にはボリュームを落とすのだろう。ただボリュームを落とせるなら最初から静かにゲームってできないのかな。ゲームを全くしない人間なのでその辺は判らない。

 夜、サンシャイン池崎さんのYouTubeチャンネルにて、こたけ正義感さんがめちゃくちゃ体を張った笑いを取っていて笑った。私はいつもイヤホンだが必死に笑い声を殺した。吹き出した部分は *ケンケンみたいな声だからセーフにしておこう。

*ケンケン『チキチキマシン猛レース』
1968年にアメリカで制作/公開された『チキチキマシン猛レース』内に出て来る犬のキャラクター。シシシシシと微妙に声を出さない独特な笑い方で話題を呼んだ。日本では1974年に公開された。

1/13 火曜日
 危うく寝坊しそうになったが無事ゴミ投函。燃えるゴミの日だったので絶対出したかった。その後、外出準備をしたがメンタルの都合により中止。

 そして昨夜、驚いたことにお隣が静かだった。留守でもなかった。それはとても喜ばしいし、工夫してくれたのかな、と思うとありがたい。確かにじっとしてるとかろうじて声は聞こえてくる。でも防音されてるくらいくぐもった音で遠くにいるように聞こえて問題ない。わー、これが続いて欲しい! 静かに、変に驚くことなく過ごしたい!

1/14 水曜日
 やっとカーテンレールを購入。穴あけ不要で突っ張り式という賃貸のためのような品である。問題はひとりで取り付けられるか。私の部屋は梱包の写真にあるように地面から手を伸ばして届く距離ではなく、まず届く所まで上がってそれでもギリギリ手が届く範囲なので「グッと押しあててはめ込む」という割と力が必要な動作を背伸びした体勢で踏ん張れるかどうかだ。がんばるか。

まだカーテンはない。

1/15 木曜日
 昨日、無事ひとりでカーテンレールを取り付けられた。嬉しい。まだカーテンはかかっていないが半分かかっているような気分になる。後からBefore/Afterが見たくて写真を撮ると所々ブラインドが痛んでいた。そうだった。2か月経って少し慣れたのか忘れていた。
 入居初日、部屋に入った時ドキドキしながらブラインドを下ろすと、年季の入ったプレートで端が折れてたりして所々に陽射しの方向がまばらな箇所を発見。暗くなったら外から見えるのでは、という不安が広がった。それで呪文のように毎日毎日カーテンカーテンロールスクリーンカーテン、とつぶやき、ここで暮らす上での優先事項として考えていた。あまり物を持たずに、という当初の考えは保ちつつ、必要になって購入する物もある。それは暮らしてみないと判らないことだった。仮住まいの部屋とは違う。私の優先事項、それは不安を解消すること、自分を守ってあげることだ。

1/16 金曜日
 昨日書いていた不安を解消することのひとつに、捲るたび羽毛が出て来るな、と気づきつつ見ない振りをしていた掛け布団がある。意を決して掛け布団カバーを外し布団の様子を……オーマイガー……小さいけれどほつれたような隙間がありそこから大きな羽小さな羽がバサバサと出て来た。
 雪のように舞うのね。
 などと言ってる場合じゃない。部屋が羽だらけになったので正気に返ってまずはマスクを装着。布団カバーから残さず羽を床にはたき出した。それからコロコロと掃除機を駆使してひたすら羽の駆除。朝から始めて洗濯機まで辿り着いたのはお昼だった。でも気にかかっていたことに手を付けられて良かった。1人暮らしの醍醐味ですよ。いつでもやりたい時に掃除ができるのは。
 今までの布団カバーは足元をボタンで閉じるタイプだったので隙間から容赦なく羽が出ていた。なのでここで登場するのは仮住まいにいた時、しまむらで急遽購入した猫ちゃん柄の青いカバーでした。これはファスナーで布団を丸ごと包むタイプなので羽は出て来ないであろう。布団も結構高いからすぐには買えないのでこれで冬を凌いで、次の季節までにお布団代を貯めておこう。ただ新たな布団を買って替える時、また同じ惨状になるのは判っている……。

1/17 土曜日
 昨日あれだけ掃除したのに今日物をどかすとどこからともなく羽がふわりと出て来る。気づいたら面倒でもコロコロせねば。

 夜、明日で無料公開が終了してしまう、こたけ正義感さんの『弁論』をYouTubeにて鑑賞。するとおすすめ動画でこたけさん関連がたくさん出て来てとても嬉しい本屋さんでの企画などの中で、雑誌『anan』で「不正義感」をテーマにしたというグラビアのフォトセッションが流れて来た。黒いマニキュアに少しルーズな感じにセットされた髪型など明らかにギルティ―ショットだった。元々整ったお顔立ちとは思っていたが、そこに危うい儚さも交わり、とてもハンサムでびっくりした。
 こたけさんは作家の川上未映子さんの文体が好きだと言う。最初は意外に思ったが、あの流れるような文体に多幸感を感じる気持ちは判る、と言っても私はまだ川上さんの作品は1作しか読んでいないので説得力はないけれど、以前、ル・クレジオの『隔離の島』を読んだ時、読書中ずっと文体の海をたゆたい、この物語が終わらないで欲しい、と少なくなったページ数を見て酷くせつなく思った経験があるのでそこは理解できる、と言ってもいいだろう。

1/18 日曜日
 色々なことをやりつつ、そろそろ本気で小説を書きたい。アイデアは思いついたらメモしている。何もかも落ち着くまで待っていては時間ばかりが過ぎてしまう。準備が整っていなくても始められる、というのは身を以て体験したので100%整っていなかろうが書き始めてみる。今年こそ本気で書くことを仕事に繋げることができたらと思う。
 2026年もおかげさまで私は生きてる。私のこれからの人生は、私が見たもの、聴いたもの、感じたこと、そのすべてを凝縮し、濾過し、更に一滴のオイルのようなフィクションをたらして文章を書く。それは時に小説であり、散文として作品にして行きたい。それらをいかに魅力として紡げるかは書きながらブラッシュアップしていく。でもその時書けるものには当然だが手は抜かない。命だと思って書く。それらの言葉たちがもしも読んで下さる人に何らかの感情を呼び起こすことができたら、素敵だなと思う。



😸 今週のハイライトは羽毛布団が破れて羽が部屋中に舞い、
ここは天国? と思えるくらい羽にまみれたことです。
たまに落ち込みそうになる日があっても、
それは私の長年の思考癖というか、
どうしても無意識に「自分を苛める自分」が存在していました。
そんなふうに自分で自分を傷つけるのをやめにすることにしました。
その無意識が表れたらほっぺを両手で包み、
パチン! と叩いて私自身に戻す。
自分を苛めちゃダメだ、と自分に言い聞かせるようにしています。
今週も読んでくれてありがとうございました。

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😸 トップ画像は「Pixabay」より。

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