光を集める
1/19 月曜日
やっとカーテンをつけた。
届いてすぐに荷ほどきをして予習しておいた「カーテンの正しい付け方」を頭に入れて、いざ。椅子に登るの怖かったです……。

カーテンを付けた方が明るく感じる。
きっちり採光してくれて遮光であり遮像してくれる白いカーテン。レールはニトリの『つっぱりカーテンレール』を使用。真ん中にマグネットがふたつ付いていて、2枚のカーテンが真ん中で閉じられ、端もギリギリまで金具が付き、しっかりカーテンが留まるようになっていて至れり尽くせり。
では遮像効果はどうか。以前、ブラインドだけの時に照明をつけたまま外から見るとプレートの隙間からはっきり照明の形まで判ったが、カーテンを付けた後は全く見えなかった! 照明がついてることも判らなかった! ブラボー! ちなみに、写真を撮るのは好きなのに下手です。これも下の画像に黒いのが入ってて何ぞ、という感じですがテレビでして。切ったつもりが残っておりました。
1/20 火曜日
昨夜眠れず、昨年購入して読み始めてから面白過ぎて読み終わりたくなかった本『兄の終い』を読み進めた。ものすごく面白くて案の定一晩で読み終えてしまった。一瞬フィクションのような気がしてしまうくらい魅力的な登場人物、台詞のような言葉、ただ違うのはドラマの盛り上げのような意地悪な視点がなかったこと。
例えば、お兄さんの前妻、加奈子ちゃん。息子さんの親権が元夫にあったけれど改めて引き取り一緒に住む、という場面。ドラマなんかだと息子側が「行きたくねえよ!」とか反抗的な態度を取ったりして困らせて話が変なふうに膨らむ、みたいなことがあるじゃないですか。私そういうの本当に苦手なのですが、現実では普段から関わりを大事にして来ていたので、するりと良い結果になる。そんな穏やかな形でも震えるような感情になる。
この本は村井理子さんのドキュメンタリーだけれど小説作品としても全然成り立つ。映画化になり、キャストは村井さんに柴咲コウさん、加奈子ちゃんは満島ひかりさん。そして亡くなったお兄さんにオダギリジョーさん。時折作中の台詞と俳優さんが重なった。未視聴だけどどのように描かれているのだろう。あんなシーンやあんな台詞。絶対観る。
しばらく本が読めなかった日々が続いたので、あまりの面白さに目がらんらんとした(笑)そして落ち着くため、寝しなにもう一冊。ぱんだにあさんの漫画『ねこようかい』。癒された……。あの本に登場する妖怪猫たち、可愛すぎる!
1/21 水曜日
昨年、実家でただ困っていた私を今の生活へと導いてくれたNPOの方が、フリマを開催すると聞き、少ないけれど引越しで出た着ない服や本などがあるので寄付することにした。荷物を詰めていて何となく私の本も一緒に詰めた。
向かった場所は、NPOさんが入ったビルの中の部屋。毎週水曜日のみ女性限定になっているとのことでお邪魔した。荷物を出して行き「あのぅ、これ私が書いたんですがいいですか?」と拙著を取り出した所「寄付するのはもったいない! この居場所スペースに置きましょう!」ということになった。ありがたい。Amazonでも購入できます、と宣伝しておいた。
コーヒー等を飲みながら数人の女性たちが会話をしたり手芸をしたり、とそれぞれ好きなことをしている姿を私はただ見ていた。トイレに立つとそこには『個人の話題などには触れないこと』等、いくつかの注意書きが貼ってあった。諸事情があり家に居づらい時、悩んでいる人がいつでも訪れることができる居住スペース。ここに来たらこれをして下さい、というノルマもなくごくわずかなルールを守れば、みんな好き勝手に過ごしていい。こういう居住スペースは全国でも珍しいという。その分経営が大変だとも聞いた。
もしも私がまだ実家にいたら、その場しのぎだと思って興味も持たなかったと思う。実家を出てひとりの生活ができている現在の状態だからこそあの場に行こうと思えたのだろう。もしかしたらこういう感覚は小学校以来かも知れない。何も咎められない、求められないことが私を自由へと導いてくれる。とても楽しくあっという間に時間が過ぎ、17時(外は真っ暗だった)に帰宅した。またお邪魔したい。
1/22 木曜日
病院の日。今日の担当は久しぶりに院長の奥様だった(奥様も医師)。以前「大澤(誉志幸)さんのライブに行ってきました」と言うと『そして僕は途方に暮れる』を一節割と大き目な声で歌って下さった陽気な方だ。
けれど、先生の提案からソーシャルワーカーさんに話が通り、そこからNPOさんへと繋がれた。通常の暮らしの中にいたら「女性のための」だとか「行き場所がない人のための」という支援を知らずにいたので本当にありがたいと思う。そんな先生が今日も明るく接して下さって調剤薬局に行って無事に終えた。
1/23 金曜日
ゴミ出しに費やした今週のラストデイ。燃やすゴミを無事投函。どんなに前夜遅く寝てもゴミ出しだけは怠らない、と決めた一人暮らしである。吹雪と雨以外はペットボトル1本だけでも捨てに行く。その後は昨日一昨日の疲れが溜まったせいかぐっすり。午後になって起床。そこから寝ぼけ眼で洗濯。
ここまで書いていて一瞬「なぜもっと早く起きれないの」と聞こえたようで、罪悪感に襲われた。これは私の癖だ。その癖が出た瞬間臆病になる。これは過去にあったことで私の中ではまだ癒されていない部分だ。だから気づいた時に解いて行く。これからの私のための小さな目標だ。
1/24 土曜日
昨夜は久しぶりに寒かった。-20℃。さすがにストーブを消して寝ると水道管が凍るのでは、と思い何とかタイマーなどを使用してまぬがれた。今夜も寒さは続くので気は抜けない。
それにしても本当にお隣が静かだ。何か注意喚起的なことでもあったのだろうか。もちろんまだまだ判らないけれど静かなのはやはり楽だ。テレビ音や生活音は常識的な時間帯なら気にならないが話し声がどうにも苦手で。互いに音は聞こえているのは承知なのだが、ただ私が出す音に反応されるのが嫌だ。継父を思い出す。例えば吊戸棚から物を取ろうとして思いがけずバタン、と音が出てしまった時うっすらでも「何だよ」と聞こえる。いや判るだろ、自分とこにもあるんだから。
あまりにもそういった、聞こえなくてもいいのに聞こえてしまうというストレスが酷かったので錯乱状態になった私は(大げさです)初詣で購入した水晶御守を取り出して「静かになれー!」と心で叫び、往年の織田無道氏の如く隣の壁に向かって御守をかざしたことがあった。まさか、ご利益があったのだろうか……。
1/25 日曜日
昨夜はX(旧Twitter)にて『探偵ナイトスクープ』で12歳の少年が乳児を含む5人の子供の世話をさせられていた内容についての話題を延々と読んでしまい、気づくと3時になっていた。胸が痛む内容で怖かった。
話は変わり、この間姉とお茶を飲みながらお喋りしていて、
「この間、ふっと音楽が聴きたくなって再生したら流れて来た音楽で書きたいことのアイデアが浮かんだんだ」
という何気ないエピソードを話した瞬間、涙が溢れた。
姉は言う。
「あんたずっと我慢してたんだよ、それが本来のあんたの感情だよ」
ずっと空っぽだと思っていた心にはまだ光が宿っていたんだ。今はまだちいさな光だがきちんと両手で包み、輝かせてあげたいと思った。
今週はやっと部屋にカーテンがかかり、ようやく自分がひとりでいられる空間になったなと思います。その他も色々ありましたが細かいことはあまり気にならなくなり(文句は書いてるが)良かったことを積極的に思い返すようになりました。良い落ち着きと良い高揚がこれからも訪れると良き! と思います。
🐱 以前の日記エッセイは ↓ こちらから読めますのでぜひ。
いいなと思ったら応援しよう!
いつもチップをありがとうございます。いただいたチップで良い物を書けるようがんばります😸