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『ギルバート・グライプ』を見た感想

 最近暇な日が多いので、私にしてはけっこう早いペースで映画を見ている。ただ見るだけだともったいないので、感想を忘備録的に書いていこうと思う。これが皆さんの次見る映画の参考になれば嬉しいです。

 この映画ではレオナルド・ディカプリオは知的障害があり、18歳の誕生日を迎える弟アーニー役。そしてジョニー・デップがその兄ギルバート役だ。ギルバートは24歳にして、夫の自殺から立ち直れず7年間家から出れない肥満の母と、知的障害のあるアーニー、2人の姉妹を支える大黒柱だ。ある日旅する女の子と出会い、彼の人生が変わっていく。

 映画を見て一番最初に出てきた感想は、若き日のレオナルド・ディカプリオがとにかくかっこいいし可愛い! そして知的障害がある人の演技が素晴らしい! 私は知的障害のある子供と関わる仕事をしているため、特有の仕草や話し方がそのまま再現されていることに驚いた。きっとたくさん研究したのだろう。

 そして若き日のジョニー・デップもこんなにかっこよかったのかと驚いた。『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカや『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ、『アリス・イン・ワンダーランド』のマッド・ハンター、『シザー・ハンズ』などクセが強い役のイメージがあったけれど、この作品では、家族を献身的に支える爽やかなイケメンだ。

 こんなイケメンな兄弟が近所にいたら大注目されるだろうが、彼らは違う意味で有名人だった。弟アーニーは目を離すと給水塔に登ってしまい、よく警察沙汰になるからだ。そしてアーニーを守るのはいつもギルバートだ。

 一番印象的だった場面は、高かった誕生日ケーキをアーニーが食べてしまったり、アーニーがお風呂に入らなくなってしまったり、ギルバートの中で色々な葛藤や怒りが重なり、アーニーを殴ってしまう場面だ。私も仕事中、障害のある子相手でうまくいかないこともたくさんあり、家に帰って1人になると涙が出てきてしまうことも多い。だが、ギルバートは仕事じゃなくてプライベートでもずっと気を張っている状態で、誰にも頼れず1人で全部背負い込み、私とは比べものにならないくらいの責任を背負っていた。そんなギルバートはアーニーを殴って家出をした後、結局家に戻ってくる。こんなにできた20代のお兄ちゃんはなかなかいない。

 色々考えさせられる作品だった。重いテーマを扱った作品だと、2回目見る気力が起きないことが多いけれど、この作品はまたみてみようと思える。それはほっこりとしたり、クスッと笑える場面がたくさんあるからだと思う。
 
 皆さんも興味を持ったらぜひみてください!

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