【コラム】本当に「氷河期世代」がツケを払わされているのか?



結論から言おう。すべて本人次第だ。

社会構造の歪み、不遇な時代背景、恵まれなかった家庭環境や不運な職場環境――。手元に並ぶ「悲劇のカード」を数え上げれば切りがない。なるほど、確かにハンディキャップは存在しただろう。

だが、47年という歳月を泥の中で過ごしてきた今の私の立ち位置から言わせてもらえば、それらはすべて上質な「言い訳」に過ぎない。

「被害者」という居心地の良さ

ここで登場するのが、アドラー心理学の冷徹な真理だ。

私たちは、「不遇な環境のせい」にして挑戦を避けるための理由を、自ら進んで選択している。なぜか? その方が圧倒的に安心できるからだ。

「社会が悪い」「時代が悪い」と叫んでいれば、己の無力さや怠惰と正面から向き合わずに済む。自分を納得させるための精巧な言い訳を構築し、派遣の安給料で食いつなぎながら、「自分はこれでもよくやっている」と小さなプライドを守り育てる。

私自身、長らくその典型的な「ベータメイル」であり、ぬるま湯のような居直りの中で人生を浪費してきた。だからこそ、その醜い心理構造が痛いほどよく分かるのだ。

デヴィッド・ゴギンズに学ぶ「不都合な真実」

元ウルトラマラソンランナーであり元ネイビーシールズのデヴィッド・ゴギンズ(David Goggins)を見よ。過絶な環境から這い上がった彼の生き様は、私たちに不都合な現実を突きつける。

覚悟と規律さえあれば、氷河期だろうが、身体的なハンディキャップがあろうが、人生は好転させられる。

結局のところ、這い上がる奴はどんな底底からでも這い上がる。這い上がらない奴は、整った環境を用意されても文句を言い続ける。それだけの違いだ。

それにもかかわらず、多くの大人は何をしているか?

夜になればスマホの画面をあてもなくスクロールし、酒で思考を麻痺させ、一日を無為に終える。そして翌朝、また「不遇な自分」を演じに職場へと向かう。

もし、毎日たった5分でもいい。スマホを置いてリスキリングに時間を割いていたら?

感情ではなく規律に従って、一歩でも前に足を踏み出していたら?

あなたの手元には今頃、人生を劇的に変える「別の選択肢」が存在していたはずだ。

ツケを払うのは、過去の自分に甘えた現在だ

47年を生きてきて痛感する。人生のツケを払わされているのではない。「過去の自分が選び取った怠惰」の請求書が、時間差で届いているだけだ。

社会を呪うのは容易い。だが、酒とスマホに溺れた夜のツケを、いつまで時代のせいにするつもりだろうか?

ぐぬぬ、と胸が痛むなら、今すぐそのスマホを閉じればいい。選択肢を増やす権利は、いつだってあなたの手の中にある。


#氷河期世代 #自己責任 #アドラー心理学 #デヴィッドゴギンズ #リスキリング #習慣化 #人生観 #コラム #noteコラム

いいなと思ったら応援しよう!