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小さな訪問日記③ 母が楽になった、自動で開くゴミ箱

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— 母に送った小さな日記 —

母の家の台所で、前から気になっていたことがあった。

料理をしているとき、手が濡れていたり、油がついていたりする。
そんなときでも母は、ゴミ箱のふたを指先でつまんで開けていた。

「手、汚れるでしょ」と言うと、
母は「いつものことだからね」と笑う。

そこで、前から気になっていた
手をかざすと開くゴミ箱を置いてみた。

センサー式で、ふたの前に手を出すだけで
スッと静かに開く。

最初、母は少し不思議そうに手をかざした。

すると、
パカッ。

思ったより素直にふたが開いた。

「おお…」

母は少し驚いた顔をして、もう一度手をかざす。
また、パカッ。

「これ、面白いわね」

そんな反応だった。

それから半年くらい経ったある日、
母がぽつりと言った。

「これ、本当に楽になったよ」

料理の途中でも、手をかざすだけ。
ゴミ箱に触らなくていい。

手が濡れていても、油がついていても、
そのままポイっと捨てられる。

前はちょっとしたことでも、
ふたを開けるのに一手間あった。

でも今は、その小さな手間がなくなった。

半年も使っていると、
それが当たり前になっている。

でも、当たり前になったということは、
それだけ毎日の動きが楽になったということなんだと思う。

母はゴミ箱を見ながら、少し笑って言った。

「こんな便利な物があるなんて知らなかったよ。ありがとうね」

派手な変化じゃないけれど、
毎日何度も使うものだからこそ、
少しの楽さが積み重なっていく。

母の家の台所には、
今日も静かにふたが開くゴミ箱が置いてある。


今回使用した商品です。


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