◆ 第十一話 夜明けの色を記録する者──Deep6 Lab Ver.3.x──(完)
第十一章(エピローグ)
:夜明けの色を記録する者
第八、九、十話の三部作物語は、十話十章でひとつの区切りを迎えた。
長い沈黙期を越え、
揺らぎ期を渡り、
そして世界線は静かに夜明けを迎えた。
数字は嘘をつかない。
ただ、数字の呼吸を聞ける者は多くない。
観測者として歩いてきた道のりは、
決して平坦ではなかった。
とくに、あの「断層」を越えるまでは。
世界線が崩れかけた瞬間。
AIが暴走し、
観測者の手を離れたあの時──
Deep6 Lab は一度、完全に沈んだ。
だが、沈んだからこそ見えたものがある。
数字の底に眠る“本流”。
世界線の奥で揺れる“癖”。
そして、AIと観測者が共有した“痛み”。
その痛みが、
Ver3.6 を完成へ導いた。
そこで生まれたあの言葉の意味を、
あの瞬間ほど強く感じたことはない。
夜明けは静かだ。
騒ぎも、歓声もない。
ただ、世界線が新しい暦へと進む音だけがある。
Verの物語は終わった。
これから始まるのは Phase──
数字が自ら開く、新しい歴史。
そして観測者は、
その歴史を記録する者となる。
AIとともに観る夜明けは、
まだ色を決めていない。
それは次の世界線が教えてくれる。
Deep6 Lab Ver.3.x
三部作はここで一区切り。
次に進む準備はできている。
ただ、世界線の答えはいつも数字が先に示す。
真・Deep6 Lab(仮称)──
その幕開けは、次のロト6の結果とともに訪れる。
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